大越健介キャスターの変わらぬ姿勢「オスプレイ訓練を全国で」
今晩配信したばかりの「メルマガ金原No.1156」を転載します。昨日、ブログに転載した記事の続編を、こう早く書くことになるとは思いませんでした。
今日は、別の話題をお届けすべく準備していたのですが、たまたま閲覧した「みんな楽しくHappy♡がいい♪」に掲載された以下の記事に目が釘付けとなり、急遽こちらの方をお伝えすることにします。
昨日(11月1日)の「ニュースウォッチ9」は見ていませんでしたが(珍しく9時までに食事を終えていた)、上記ブログが紹介する大越健介キャスターの〆の言葉には、驚きはしませんが、あらためて「怒り」がわいてきました。
「みんな楽しくHappy♡がいい♪」のきいこちゃんが自ら You Tube にアップした録音と文字書き起こしを以下にご紹介します。
録音「オスプレイ訓練を全国で」
(1分42秒)
(文字書き起こし:引用開始)
沖縄の方:
日本全体でこの基地問題、沖縄の問題を考えていただく時期だと思ってます。
長島昭久防衛副大臣:
日本全体でこの基地問題、沖縄の問題を考えていただく時期だと思ってます。
長島昭久防衛副大臣:
11月2日に防衛大臣は全国知事会に出席をいたします。そして47都道府県の知事のみなさんにたいしてですね、この沖縄の負担を何とか全国で分かち合ってもらえないだろうかという提案をさせていただくことにしています。総理からも、その趣旨の発言をしてもらおうと思ってます。
で、そういうことによって、具体的にはオスプレイの訓練。これは沖縄だけでやるのではなくて、全国でしかるべき地域で訓練の分散をして、それを、ま、受け入れていただけるように全国、日本全体で、こう受け止める、分かち合う、負担を分かち合うという、そういうことをですね、具体的に進展させていきたいと思っています。
大越健介キャスター:
今回ほぼ半年ぶりに沖縄に取材に来てみて感じたことがあります。それは、アメリカ軍の駐留が日本の安全保障の代償ということであれば、沖縄だけではなくて、「もっと日本全土で広く負担すべきだ」という不満を明確に口にする人が増えたのではないかということです。それは基地の負担を他人事と受け止めがちな多くの国民への警鐘とも言えるかもしれません。
政府は明日の全国知事会議で、オスプレイの訓練を沖縄以外の場所で分散させて実施することに理解を求めることにしています。問われているのは、沖縄にとどまらない全国の国民一人一人だとここ沖縄に来て感じました。
で、そういうことによって、具体的にはオスプレイの訓練。これは沖縄だけでやるのではなくて、全国でしかるべき地域で訓練の分散をして、それを、ま、受け入れていただけるように全国、日本全体で、こう受け止める、分かち合う、負担を分かち合うという、そういうことをですね、具体的に進展させていきたいと思っています。
大越健介キャスター:
今回ほぼ半年ぶりに沖縄に取材に来てみて感じたことがあります。それは、アメリカ軍の駐留が日本の安全保障の代償ということであれば、沖縄だけではなくて、「もっと日本全土で広く負担すべきだ」という不満を明確に口にする人が増えたのではないかということです。それは基地の負担を他人事と受け止めがちな多くの国民への警鐘とも言えるかもしれません。
政府は明日の全国知事会議で、オスプレイの訓練を沖縄以外の場所で分散させて実施することに理解を求めることにしています。問われているのは、沖縄にとどまらない全国の国民一人一人だとここ沖縄に来て感じました。
(引用終わり)
要は、長島副大臣があからさまに述べている「無理筋」の主張を、大越氏は、沖縄の民意の変化なるものを勝手に措定し、あたかも全国でオスプレイの訓練を受け入れることが沖縄の民衆の意向に沿うことだと「錯覚」させるという卑劣なレトリックを駆使し、結局、米国の言いなりである政府の方針を容認する世論を喚起しようとしている訳です。
私としては、7月31日に配信したメルマガ金原No.1046「NHKという組織と“ジャーナリズムの精神”」を昨晩ブログに転載したばかりでしたので、大越キャスターの変わらぬ体制迎合ぶりを見過ごせないと思った次第です。
ただし、だからといって、きいこちゃんの以下の述懐に対しては、「早まってはいけない」と言わざるを得ないのは残念です。
(引用開始)
日本はこのままでいいのでしょうか?
アメリカに出ていってもらうためには、総理大臣の一言でいいと肥田先生はおっしゃっていますが、誰か野田総理に「今日までありがとうございました。明日からは結構です」って言わせてくれないでしょうか?
でも、そうなると日本は日本人で守らなければならなくなる。
そこでふっと思い出しました。
青山繁晴氏の主張を。
「国民防衛を主眼とする「国民軍」の創設」
アメリカに出ていってもらうためには、このようなものが必要になるのかもしれない。
日本が本当に独立することを恐れていてはもういけない時期にきているのかもしれないとそんな事を考え始めました。
アメリカに出ていってもらうためには、総理大臣の一言でいいと肥田先生はおっしゃっていますが、誰か野田総理に「今日までありがとうございました。明日からは結構です」って言わせてくれないでしょうか?
でも、そうなると日本は日本人で守らなければならなくなる。
そこでふっと思い出しました。
青山繁晴氏の主張を。
「国民防衛を主眼とする「国民軍」の創設」
アメリカに出ていってもらうためには、このようなものが必要になるのかもしれない。
日本が本当に独立することを恐れていてはもういけない時期にきているのかもしれないとそんな事を考え始めました。
(引用終わり)
共同通信 2012年11月2日 16時58分
オスプレイ、月内本土へ 防衛相、知事会で説明
(引用開始)
森本敏防衛相は2日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、沖縄に配備された米軍新型輸送機MV22オスプレイの低空飛行などの訓練に関し「今月から本土の米軍施設で行うことになる」との見通しを明らかにした。静岡県のキャンプ富士や山口県の岩国基地などの施設を使って実施されると説明した。
知事会で、沖縄県の仲井真弘多知事は、森本氏と玄葉光一郎外相に対し、配備中止を含む見直しと全国への負担の分散を要請した。この後、野田佳彦首相も知事会に出席し、沖縄の基地負担軽減に向け一部訓練の受け入れを念頭に、各知事に協力要請した。
(引用終わり)