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予告1/13「はたちのつどい」でシールアンケート(in和歌山市)

 今晩(2013年1月5日)配信した「メルマガ金原No.1223」を転載します。
 
予告1/13「はたちのつどい」でシールアンケート(in和歌山市)

 

 昨年のメルマガ金原(No.787)でもお伝えしたとおり、毎年、和歌山ビッグホエールにおいて開催される和歌山市「はたちのつどい」(成人式)の会場前で、「平和と憲法を守りたい市民の声」による新成人アンケート(シール投票)が行われてきました。

 

 今年も、1月13日(日)ビッグホエール前において、9回目のシールアンケートが実される旨、にしでいづみさんからお知らせがありました。

 

 以下に、にしでさんが Facebook のイベント招待に投稿された文章を引用します。

 

(引用開始)

 今年も和歌山市はたちのつどい(成人式)にて、以下のアクションを行います。

 この取り組みは、2004年に和歌山で結成した「平和と憲法を守りたい市民の声」が主催で毎年行っているもので、新成人に「平和」について考えてもらうきっかけを作ろうと2005年1月から始めたもので、今年で9回目になります。

 2011年3月の原発事件をうけ、それまで、憲法9条についてのみ質問していましが、原発についての質問もすることになりました。

 毎年2000人程度の新成人が集まります。これからの世の中を担っていく彼らと、憲法や原発について対話する機会は、そうありません。

 ご都合のつく方、アンケートにご協力くださる方、憲法9条を守りたい方、脱原発アピールしたい方、新成人の関心を惹きつける音や歌で参加してくださる方(鳴りもの・マイクでのアピール歓迎)などなど、ご一緒しましょう~!

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「平和と憲法を守りたい市民の声」恒例

 ~新成人に聞く・シールアンケート~

日時:2013年1月13日(日)11:00頃〜13:00前頃まで

    ※10:30に集合し、準備を始めます

場所:和歌山ビッグホエール(和歌山市手平2-1-1)

質問内容(言い回しは変更するかもしれません)

 ●メインタイトル
 「あなたが総理大臣だったらどうしますか?」
  Q1:自衛隊について
    ・他国の戦争に軍隊として参加OKにする
    ・災害救助隊に専念させる
  Q2:原発について
    ・原発を存続させる
    ・原発を止めて自然エネルギーをめざす

(以下は「平和と憲法を守りたい市民の声」の宣言文です。

 私たちは、この内容に賛同する方の署名も行っています。)
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【平和と憲法を守りたい和歌山1万人宣言】

今から59年前、近隣の多くの国々とそこに暮らす人々に

償いきれないほどの惨害を及ぼし、自らも深く傷ついて
この国は戦争に敗れました。
この戦争を通じ、いかに多くの人々の生身が引き裂かれ、
血が流され、生命が奪われたことでしょう。
たとえどんな理由があろうと、このような愚かな行いを
二度と再び繰り返してはならない。
残された焼け土の大地に生き残った人々は、
そのことを固く誓って戦後の歩みを始めました。
その誓いの結晶こそが日本国憲法でした。

 

この国はもう決して戦争などしない、
だからそのための軍隊も持たない。

 

それは、なお野蛮な暴力が支配する世界に対し、
次の世界を力づよく指し示す理性の光でした。

 

しかし、その後の日本の歩みは憲法の理想を裏切ります。
外国の軍隊の駐留を許し、国土は幾度も戦争の基地となり、
自衛隊が創設され、実質的には軍隊といえるものになりました。
そして今、イラク復興支援という名で、
戦争状態の国にその軍隊を派遣するにいたりました。
さらに、そうして積み重ねられた既成事実の上に立って、
ついに、憲法そのものが書きかえられようとしています。

 

たった一人一人の子どもの命がこんなに愛おしいのだから、
たった一人の近しい人の死が想像するだけでこんなにつらいのだから、
どのような大義があれ、無数の人間の命を奪う戦争を
正当化することを私たちは拒否します。
私たちの世代が平和への理想のともしびを消し、
血塗られた歴史への扉を再び開くことは、絶対にあってはならないことです。

 

いま、権力の大きさと、既成事実の重みの前に、
私たち一人ひとりの声はとても小さく、か細く聞こえます。
でも私たちは、平和と、平和を守るための憲法を守りたいという、
心の声に忠実でありたいと思います。
そして、その声を、私たちにできる方法で広め、
大きく、強くしたいと思います。

 

いつか友情で結ばれた平和な世界を築くために、
世界中の子どもたちに戦火も飢えもない新しい世界を贈るために、
わたしは、この宣言に名前を連ねます。
(引用終わり)

 

 ちなみに、昨年(1月8日)は、私も参加したというべきか、単なるメルマガの取材に出かけたというべきか、やや曖昧ではあるのですが、そのレポートの一部をNo.787から引用します(写真も2枚添付しておきます)。

 

(メルマガ金原No.787から引用開始)

 松浦攸吉さん、雅代さんご夫婦をはじめ、花田惠子さん、歌舞(にしでいづみ)さん、内海洋一さんなど本メルマガでお馴染みの皆さんが、「あなたが総理大臣だったらどうしますか」と呼びかけながら、新成人の皆さんにアンケートへの協力を求めておられました。

 これまでは、憲法9条や自衛隊についてのアンケートだけであったところ、今年は原発問題についても質問することにしたそうです。

 質問項目及び回答選択肢は以下のとおり。

◎自衛隊について

 ・アメリカの戦争に軍隊として参加する
 ・災害救助に専念する
原発について
 ・原発を存続させる
 ・原発を止めて自然エネルギーを目指す
 メルマガNo.769でも少し書きましたが、本来的なアンケートのとり方から言えば、特に「自衛隊について」の質問には大いに問題がありますが(2択の「どちらでもない」という回答者が続出しても不思議ではない)、そもそもこの種の街頭シール投票の目的は、厳密な意識調査とは少し違うところにあるのでしょうから、部外者があれこれ言うことではないですね。

 さて、午後1時過ぎまでの2時間余りのアンケートの集計結果については、歌舞さん(にしでいづみさん)からご報告のメールをいただきましたので、以下にそのままご紹介します。

(歌舞さんからの結果報告)

アンケート結果をご報告します。

【ハタチの声@和歌山市ビックホエール】
◎自衛隊について
 軍隊にする = 17人
 災害救助隊として維持 = 371人
 分からない・決められない等 = 8人
原発について
 原発を存続させる = 92人
 原発を止めて自然エネルギーを目指す = 322人
 分からない・決められない等 = 16人
足し算をすると分かりますが、2つの回答数には差があります。
これは、自衛隊の問題について答えなかった人が多かったからです。
(私が質問した人は、すべて2つとも答えてくれましたが。)
原発を存続させると答えた人たちに理由を尋ねると、
原発をすぐに止めたら電力が不足する」とか、
「原子力の技術は存続させないとならない」とか、
自然エネルギーに移行するには時間とお金がかかる」など、
御用学者や御用コメンテーター等の発言そのまま。
やはりテレビの影響はとても大きいのだと感じました。
プロパガンダにまんまと乗せられていますねぇ。
その割に、国内の原発数および運転状況について聞くと、
正確に答えられた人はひとりもいなくて「あーやっぱり。」。
日本に原発が54基あることも、そのうち6基しか動いていないことも、
核廃棄物の処理方法がいまだ確立されていないということも知らない。
それを説明すると、みんなびっくりしていました。
私たちの中では、知ってて当たり前の事実も、
彼らのように若い人たち(を含む一般市民)の殆どが
まったく知らないということなんですよね。
やはり、今回のようなアンケートや署名を通して、
「対話」することの大切さを、また改めて実感しました。
(引用終わり) 

 

 今のところ、私も出かけるつもりですが、これまで参加したことのない方もいかがですか?にしでさんも書かれているとおり、「これからの世の中を担っていく彼らと、憲法や原発について対話する機会は、そうありません。

 

 是非ご一緒しましょう。

 

 言うまでもありませんが、参加していただいたからといって、それだけで「平和と憲法を守りたい市民の声」に入会したことになる訳ではありません(私も会員ではありません・・・多分、そうだと思います)。

 

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