今晩(2013年1月14日)配信した「メルマガ金原No.1233」を転載します。
再放送1/19「空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」(NHKスペシャル)
うかつにも、気づかぬうちに本放送は終了してしまっていたのですが、幸い再放送には間に合うのでご紹介します。
メルマガNo.1224としてお届けした「三春町の4日間(安定ヨウ素剤配布・自治体の決断)」でも取り上げた(特に子どもの)甲状腺がんと密接な関連を有する放射性ヨウ素について、その半減期の短さから、初期被ばくの実態の解明がとりわけ重要性を持つにもかかわらず、国や県が適切な措置を怠ったため、「空白」となってしまっていました。
その「空白」に挑む研究者たちを追った番組のようです。
NHK総合TV NHKスペシャル
シリーズ東日本大震災
「空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0112/index.html
シリーズ東日本大震災
「空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0112/index.html
初回放送 2013年1月12日(土)午後9時00分~10時13分(終了)
再放送 2013年1月19日(土)午前1時30分~2時43分(18日深夜)
(番組案内・引用開始)
福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。しかし見過ごされている被ばくがある。事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。ところが今回はいずれも行われなかった。その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。
被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。住民の切実な要望にこたえようと、研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。また一方では、放射能測定や気象の専門家チームがセシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる研究者たちの実証的な知見を総合し、初期被ばくの実態を解き明かす。
(引用終わり)
再放送 2013年1月19日(土)午前1時30分~2時43分(18日深夜)
(番組案内・引用開始)
福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。しかし見過ごされている被ばくがある。事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。ところが今回はいずれも行われなかった。その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。
被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。住民の切実な要望にこたえようと、研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。また一方では、放射能測定や気象の専門家チームがセシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる研究者たちの実証的な知見を総合し、初期被ばくの実態を解き明かす。
(引用終わり)