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山口正紀氏講演「安倍〈壊憲〉政権とどう闘うか-領土ナショナリズムと安保・沖縄・原発-」

 今晩(2013年1月15日)配信した「メルマガ金原No.1234」を転載します。

山口正紀氏講演「安倍〈壊憲〉政権とどう闘うか-領土ナショナリズムと安保・沖縄・原発-」
 
 去る2013年1月12日(土)、名古屋市において、元読売新聞記者の山口正紀さんによる講演会「安倍〈壊憲〉政権とどう闘うか-領土ナショナリズムと安保・沖縄・原発-」(主催:第9条の会なごや)が開かれ、IWJによる中継が行われました。
 
IWJアーカイブ映像 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/53263 (2時間44分)
※ ボランティアスタッフによる講演の詳細な要約が掲載されていて非常に有用です。
 
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 山口正紀さんは、Wikipedia などを読むと、
  1949年 大阪府堺市生まれ
  大阪市立大学経済学部卒業
  1973年 読売新聞入社
  2003年 同社退社
 現在、「週刊金曜日」に隔週で「人権とメディア」を連載中、インターネットメディア「レイバーネットTV」に出演、ということのようです。
 読売在社中から、メディアに関わる様々な著書を刊行され、退社前の読売での配属部署は、情報調査部やデータベース部というのですから、これっていわゆる「窓際族」とか「退職勧奨セクション」とかいうものでしょうかね。
 そもそも、大阪市立大学経済学部出身で卒業年が1973年だとすると、相当過激なキャンパスライフだったと思いますが(私が法学部に入ったのは山口さんが卒業された後のことで、だいぶ落ち着いきていましたが、それでもたまに外人部隊同士の内ゲバで死人が出たりしていた)、よく「読売」の入社試験に通りましたね。
 そういえば、故・日隅一雄弁護士も、京大を出た後「産経」の記者になったのだった。
 
 ところで、主催の「第9条の会なごや」ですが、2004年に大江健三郎さん、井上ひさしさんらが呼びかけた「九条の会」アピールに先立つこと13年、1991年3月にチャールズ(チャック)・オーバービー博士(オハイオ大学名誉教授)によって米国で設立された「第9条の会」の精神を引き継ぎ、全国何カ所かに設立された「第9条の会」の一つではないかと思います(実は和歌山にも「第9条の会わかやま」がある)。
 
 また、講演自体も非常に時宜に適ったもので、今夏の参議院議員選挙まで間がない中で、いかに「安倍〈壊憲〉政権」と闘っていくかについて、色々と示唆に富むお話を聴くことができます。
 特に、山口さんが「安倍政権がやろうとしていることは、オキナワ・フクシマを全土に広げていくことだ」という部分に「そのとおりだ」と頷きながら、どうすればそれを阻止できるのかという問いが1人1人に突きつけられているという思いが痛切に身にしみました。