wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

橋本美香さん「原発、憲法…理想を現実に」

 今晩(2013年1月22日)配信した「メルマガ金原No.1241」を転載します。

橋本美香さん「原発、憲法…理想を現実に
 
 脱原発運動に関わっておられる方で、制服向上委員会(SKi)というアイドルグループの名前を「聞いたことがない」という人はよもやいないと思いますが、念のために公式サイトをご紹介しておきます。
 
 公式サイトに掲載されている「制服向上委員会の宣誓」にはこう書かれています。
  
(引用開始)
           ☆制服向上委員会の宣誓
宣誓!私たち制服向上委員会は愛と勇気と思いやりを持って、安心して住める東京を目指し、以下の事を実行する事を誓います。
一、原発のない安全な街づくりを基本とし、原発再稼働は絶対認めません!
一、節電のために、輝く東京はいりません。TV局の放送時間も短縮させます。
一、いじめや幼児虐待をなくすために高齢者に協力を求め、雇用も創出します。
一、多くの方に影響を及ぼす電車での人身事故を防ぐための事業に取り組みます。
一、最近多発している自転車事故をなくすために、ルールの徹底、マナーの向上を推進し、近い将来自転車専用通路を作ります。
一、脇見運転のもとであるカーナビの規制と見直しをします。
一、ガソリンスタンドのセルフ化で整備不良車が激増し、事故や揉め事が起きています。都営で車の整備スタンドを作り安全な街づくりを目指します。
何が正しくて、悪いのか、政党だらけの日本で都知事になる方に私たちの想いが伝わる事を願います。
これがうわさの私たち制服向上委員会の都知事選へ向けてのマニフェストです。
(引用終わり)
 
 制服向上委員会のマニフェストに耳を傾けようという候補が当選できなかったのは返す返すも残念ですが・・・。
 
 さて、この制服向上委員会の「会長」という肩書きを持つシンガー・ソングライター橋本美香さんは、様々な場で積極的に発言しておられます。
 
 例えば、2012年12月17日の朝日新聞デジタルから。
 
(抜粋引用開始)
リーダー、信念と行動力見せて〈選択のために〉
(略)政治家には自分の信念を大切にしてほしい。他党との連携や人気取りのた
めに、一度言ったことを納得できる説明のないまま撤回する人は信用できない。
 行動力で言えば、福島第一原発事故の直後、当時の菅直人首相は原発
赴いた。この行動に、多くの批判があることは知っている。でも、遠く離れたところか
ら口を出すだけの政治家や東京電力幹部よりは良いと思えた。
(略)
理想は首相公選制の導入だが、現在の制度の中でもより良い選択はでき
る。どの党の党首や代表が国民のことを第一に考えているのか。投票にはその視点が大切だと思う。
(引用終わり)
 
 また、昨日(1月21日)、法学館憲法研究所WEBサイトの「今週の一言」コーナーに本美香さんインタビューが掲載されました。
 実にしっかりした発言だと感心しました。是非ご一読ください。
 
(抜粋引用開始)
原発、憲法…理想を現実に―自分に出来る事を考えながら
橋本美香さん(シンガーソングライター・制服向上委員会会長)
(略)
――脱原発のことは大変熱心に採り上げておられますね。
(橋本さん)
原発の問題は、3.11に原発事故が起きるまでは全く知りませんでした。ですが、そ
の時々の世の中で起きている問題を歌にしてきたSKiとしては、原発をなくしていく歌を歌うことは自然の流れでした。メンバーは10代で、原発のことは詳しく知らないのになぜ歌うのかという非難を受けたりもしていますが、放射能の被害を受けるのすから、自分たちの生活に関わる大きな問題として歌い続けています。原発難しい問題ですが、音楽にすると耳にも残るでしょうし、明るく歌うというのも一つの表現
だと思っています。
今回の事故で、多くの国民は原発の恐ろしさを目の当たりにして原発は良くない
考え立ち上がりました。そういう国民の声を無視して原発を再稼働させる動きに
恐ろしさを感じます。
――憲法の話になりますが、第9条を「理想」と「現実」という視点からテーマにし「理想と現実」の歌をイベントでお聞きして、大変感動しました。歌詞の最後に「人の現実に合わせるのでなく 理想の人間を追い求めたい 理想の実現のために生きること それがほんとうの人の現実なのだから それが理想の現実なのだから」とあります。「理想の現実」というフレーズは鮮烈ですね。
(橋本さん)
例えば、"戦争をなくすのは無理だよね"と言っている間は戦争は、ずっとなくなら
いと思います。理想を実現させるために、出来る事をしていく。
学校教育では、憲法のことは多少の知識として教育されるだけで、憲法を身近
感じながら生活されている方はまだまだ少ないのではないでしょうか。これからの本は、憲法が身近に感じられるような国にすることがとても重要だと思います。9があるからこそ戦争のない今の日本があると思うので、平和を守るためには9条変えてはいけないと思っています。
――これからの抱負などをお聞かせください。
(橋本さん)
憲法のことにしても、社会で今起きていることにしても、他人事でなく自分の問題
として、自分に何ができるのかを考えながら「何を訴えるか」というメッセージを大切にして歌にし、少しでも多くの方々に聞いていただけるよう、活動を続けて行きたい
と思います。
(略)
橋本美香(はしもと みか)さんのプロフィール
シンガー・ソングライター。ソロ活動を中心に制服向上委員会の会長として活動。
2011年にソロ2ndCDアルバム『グレイトフル・デッドを聴きながら』をリリース、2012年に著書『脱がない、媚びない、NOと言えるアイドル』を出版。「原発さえなければ」「胡蝶の夢」といった社会への問題提起楽曲を始め、寺山修司やBOB DYLAN、GRATEFUL DEAD 他カバー曲も多数、ギター弾き語りスタイルでライブ活を行っている。脱原発アクション、憲法を守ろう他多数の市民アクションに参加して
いる。
(引用終わり)
 
 「今週の一言」で紹介された『理想と現実』は、最近もメルマガ(付録)としてご紹介したばかりですが、以下に再掲しておきます。
 
 なお、法学館憲法研究所では、制服向上委員会のマキシシングルCD『理想と現実』、それから『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』の購入斡旋もしておられます。私も『理想と現実』を注文しました。皆さんも是非どうぞ。
 
<法学館憲法研究所事務局より>
 「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」のCD及び「理想と現実」(「西暦20X0年」も収録)
のCDを定価各1000円にてご購入いただけます。お申し込みは、名前、住所、電話番号、注文されるCD及び枚数をご記入の上、法学館憲法研究所まで、メーinfo@jicl.jpもしくはFAX(03-3780-0130)でご連絡ください。代金を振り
込む郵便払込取扱票とともにお送りします。
 代金は現物が到着した後、郵便局から郵便払込取扱票で送金してください。
 送料については、3枚以上お求めの方は研究所で負担させていただきます。2枚
までお求めの方は送料をお買い求めいただく皆さんにご負担いただきます(1枚の場合80円。2枚の場合160円)。