wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

予告3/30「二宮厚美氏講演会と第9回総会」(守ろう9条 紀の川 市民の会)

 今晩(2013年2月13日)配信した「メルマガ金原No.1263」を転載します。
 
予告3/30「二宮厚美氏講演会と第9回総会」(守ろう9条 紀の川 市民の会)
 
 2005年1月24日に結成総会を開いた「守ろう9条 紀の川 市民の会」は、紀の川北岸に居住する和歌山市民によって構成される団体で、和歌山県下の地域9条の会の中では、最も早い時期に設立された団体の1つだろうと思います。
 私も結成時から運営委員の1人に名前を連ねてきました。
 
 同会では、毎年、概ね春に総会を、秋に憲法フェスタを開催する例となっており、これまで一度の中段もなく継続してきました。
 
 そして、来る3月30日(土)に、記念講演の講師として神戸大学名誉教授の二宮厚美氏をお招きして、第9回総会を開催する運びとなりました。
 「九条の会・わかやま」ホームページに掲載していただいたチラシを引用します。
 
(チラシ文字データ・引用開始)
守ろう9条 紀の川 市民の会 第9回総会
 第2次安倍政権のもとで、憲法が重大な危機に直面しています。自民党は、昨年4月に「憲法改正草案」を発表し、衆院選挙では「国防軍」創設などの憲法改悪を公約しています。日本維新の会、みんなの党も改憲を公言しています。安倍首相は7月の参院選後に動きを本格化し、自分の任期中に改憲をする構えです。彼らの狙いは憲法9条を変えて、日本を戦争ができる国にすることです。
 侵略戦争への痛切な反省から生まれた憲法9条があったからこそ、日本は戦後
68年間、戦争によって1人の外国人の命も奪っていません。これは世界に誇るべきことです。この名誉ある平和国家の看板を捨てて、日本を「戦争をする国」にしてはなりません。私たちは、「自民・維新・みんな」などの改憲勢力にどう立ち向かえばいいのか、みなさんとご一緒に考えたいと思います。
※総会はどなたでも参加できます。もちろん無料です。多くの方にご参加いただきたいと願っています。
日時:2013年3月30日(土)午後1時30分~
場所:河北コミュニティセンター 2F多目的ホール

 和歌山市市小路192-3(Tel:073-480-3610)
 南海本線紀ノ川駅」下車すぐ(改札を左折50m、左折し踏切を越え100m、
右側)。和歌山バス 六十谷線(川永団地⇔南海和歌山市駅)「梶取東バス停」下車すぐ
◎第1部 記念講演 13:40~15:10
 演題:さし迫る戦後最大の憲法の危機
    ~戦争する国への企みにどう立ち向かうか~
 講師:二宮 厚美 氏(神戸大学名誉教授)
◎第2部 総会議事 15:15~16:00
守ろう9条 紀の川 市民の会
お問い合わせ先 073-455-6144 萩田
(引用終わり)
 
 なお、チラシとは別に、記念講演への参加を呼びかける文章も作成されています。もともとは、同会の会員に向けた呼びかけ文ですが、会員以外の方への呼びかけともなっています。以下、抜粋して引用します。
 
(引用開始)
 昨年末の衆議院選挙では、得票率40%で80%近くの議席をとってしまった自民党の圧勝で、安倍内閣が成立し、新たに誕生した日本維新の会、そしてみんの党などの改憲勢力を合わせると衆議院の3分の2をはるかに超える勢力が憲法改正を主張する事態になってしまいました。この状態が、今年7月に予定されている参議院選挙でも続き、衆議院同様に改憲勢力が3分の2以上を占めてしまうと、いよいよ憲法9条改正の発議、国民投票という深刻な事態を一気に迎えてしまう可能性が高くなります。(略)
 現在の憲法の重大な危機のなかで、改憲勢力に立ち向かい、その企みを撥ねていくためには、私たちに、今まで以上に運動を発展させることが求められています。んななかで、私たち「守ろう9条 紀の川 市民の会」は3月30日に第9回総会を開いたします。総会では神戸大学名誉教授の二宮厚美さんに、「さし迫る戦後最大憲法の危機~戦争する国への企みにどう立ち向かうか~」というテーマで講演をしていただくことになりました。
 二宮さんは、「安倍政権は民意とはかけ離れた政権であり、安倍路線は『政権
と民意のネジレ』をますます深刻化させる。それを打開する力は国民世論・運動の力であり、チャンスは、当面、今夏の参院選の政治戦、国民運動である」と言われています。
 二宮さんには、現在の憲法の危機的状況の中で、「私たちが具体的に何をどの
ようにしていけばいいのか」をお話しいただけるものと思います。私たちは二宮さんの講演から学んで、憲法9条を守る活動を大きく発展させる力にしていきたいものだと考えています。(略)
(引用終わり)
 
 記念講演の講師をお引き受けいただいた二宮厚美(にのみや・あつみ)氏は、経済学者として著名な方で、神戸大学発達科学部人間環境学科在籍時の研究分野として挙げられていたのは以下のようなものでした。
(引用開始)
 現代資本主義社会における資本の蓄積様式と行財政機構の相互関係を明らかにする研究を続けてきたが、最近では特に現代福祉国家の動向を対象にして、家族・ 地域社会と企業社会の分析を進めている。
 経済学の基礎理論分野では、従来からの人間発達の経済学の構想に取り組んでおり、産業構造の分析等と併せて人間の発達を担う経済のあり方を検討する。
(引用終わり)
 
 また、二宮先生は、「九条の会」講師団にも名前を連ねておられる他、「維新の会」現象についても積極的な発言をされています。
 西谷文和さんが、二宮先生に行ったインタビュー「なぜ騙されたのか?ハシズム持の背後にあるもの」が「イラクの子どもを救う会」ブログに掲載されています。
 
 最後に、二宮先生の最近の講演をいくつかご紹介しておきます。
 
2012年4月22日 福祉国家構想研究会
※二宮さんのお話は1時間12分からの後半です。ちなみに、前半は渡辺治さんのお話です。
 
2012年8月24日 福祉国家構想研究会
 
2012年10月16日 地方自治研究全国集会
「地域主権改革の争点と地方自治
 
2013年2月11日 「憲法と平和を考えるつどい」(宮崎市
「21世紀第三の転換期における国民の選択」(音声のみ)