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予告3/14「松元剛氏講演会と第3回わかやま平和賞贈呈式」(9条ネットわかやま)

 今晩(2013年2月27日)配信した「メルマガ金原No.1277」を転載します。
 
予告3/14「松元剛氏講演会と第3回わかやま平和賞贈呈式」(9条ネットかやま)
 
 メルマガNo.1244(2013年1月25日)「松元剛氏(琉球新報政治部長)の講演を聴く」で少し触れましたとおり、来る3月14日(木)、琉球新報政治部長・論説委員の松元剛(まつもと・つよし)さんによる講演会が和歌山市のプラザホープで開催されます。
 
 九条の会・わかやまWEBサイトに掲載されたチラシから文字データを引用します。
 
(引用開始)
琉球新報政治部長・論説委員 松元剛講演会
沖縄から民主主義の熟度問う
―憲法・普天間オスプレイ
3月14日(木) 18:00開場 18:30開演
プラザホープ4階大ホール
参加協力券500円
松元剛氏プロフィール
 那覇市出身。1989年琉球新報社入社。
 社会部警察・司法担当、2度の政経部基地担当、編集委員、経済部副部
長などを経て、2010年4月から政治部長兼論説委員。
 03年の連載「軍事基地と住民」(キャップ)で新聞労連ジャーナリスト大賞など、04年の日米地位協定改定キャンペーン報道「不平等の源流」(サブキャップ)で、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞大賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大
賞などを受けた。
 共著に『ルポ 軍事基地と闘う住民たち 海外・国内の現場から』(NHK出版)、『検証 地位協定 日米不平等の源流』(高文研)、『観光コースでない沖縄』、『沖縄「自立」への道を求めて』(高文研)など。
主催・問い合わせ 
9条ネットわかやま TEL:073-428-6557 トライ法律事務所内
(引用終わり)
 
 松元剛氏については、先のメルマガNo.1244をご参照いただくこととして、講演会に先立ち、第3回わかやま平和賞(9条ネットわかやま制定)の贈呈式が行われることを取り上げたいと思います。
 今回の受賞者は、月山桂(つきやま・かつら)弁護士(和歌山弁護士会です。
 ちなみに、第1回は故・本多立太郎さん、第2回は核戦争防止和歌山県医師の会が受賞されています。
 
 第3回の受賞者である月山先生は、大正12年のお生まれで、中央大学在学中の昭和18年に応召され(あの雨の神宮外苑での学徒出陣式の様子を映像でご覧になった方も多いと思います)、中国に送られたものの、昭和19年11月、満州の陸軍経理学校卒業と同時に内地の原隊に復帰となり、終戦を和歌山で迎えられました。
 月山先生の著書『法曹界に生きて平和を思う』(2009年)の中でとりわけ私が感銘深く読んだのは、米軍による空襲の前に、先生のお母様が、月山先生の法律学の教書を疎開させて守ってくださったというエピソードでした。ちなみに、和歌山市金龍寺丁にあった月山邸は、昭和20年7月9日の和歌山大空襲によって焼失したそうです。
 戦後復学された月山先生は、新司法試験に合格され(司法修習2期)、く裁判官を務められた後和歌山で弁護士になられ、そして現在でも現役とし活躍中です。
 月山先生は、長らく人権擁護委員として活動された他、「九条の会・わかやま」よびかけ人、憲法9条を守る和歌山弁護士の会」顧問などとして、9条を守る動には率先して参加されており、私を含めた後輩の弁護士のみならず、平和運動に携わる多くの人々から敬愛されています。
 「9条」が誕生以来最大の危機を迎えている現在、わかやま平和賞受賞を機に、月山桂先生には、なお一層、9条を守る運動に力を注いでいただきたいと念ずる次第です。