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3/14衆議院憲法審査会における各党意見表明(天皇、9条)

 今晩(2013年3月15日)配信した「メルマガ金原No.1294」を転載します。
 
3/14衆議院憲法審査会における各党意見表明(天皇、9条)
 
 昨日(2013年3月14日)、衆議院憲法審査会において、論点整理のための各党からの意見表明(第1章「天皇」及び第2章「戦争の放棄」について)が行われたということが報じられています。
 
東京新聞 2013年3月15日
衆院憲法審査会 9条姿勢の違い鮮明
(抜粋引用開始)
 安倍晋三首相が重ねて意欲を示す九条改憲に関連し、自民党の中谷元は、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との緊張関係や北朝鮮のミサイル発射などを挙げて「現行憲法では日本の安全保障の限界に達している」と指摘。国防軍の明記や集団的自衛権の行使の必要性を訴えた。
 審査会に初めて出席した維新は、馬場伸幸氏が「国民に広がる領土への不安の根本原因は九条にある」と主張。みんなの党の小池政就氏も「多様な脅威がある現在では、求められる自衛権や防衛力の性質も変遷する」と自民党に同調した。
 一方、公明党の斉藤鉄夫氏は「戦後の平和と繁栄に九条が果たしてきた役割は大きい」と改憲に反対する考えを重ねて表明。首相が意欲を示す国連の団安全保障への自衛隊の参加にも「後方からの人道復興支援に徹すべきだとう意見がある。あえて憲法に書き込む必要はない」とくぎを刺した。
 民主党武正公一氏は党内議論の経過を説明し、九条改憲の是非には及しなかった。
 この日は第一章「天皇」に関する意見表明も行われた。民主党は、天皇を「日本国の象徴」と位置付ける一条について「このままでいくことが望ましい」と、見直しに否定的な見解を初めて表明。自民党と維新、みんなの党は天皇を「元首」と定めるよう求めることでも足並みをそろえた。
(引用終わり)
 
 公式の会議録が公開されるまでしばらく時間がかかりますので、審議の模様「衆議院TV(インターネット審議中継)」で視聴されることをお勧めします。
 
衆議院インターネット審議中継(トップページ)
  ↓
右側サイドメニューの「カレンダー検索」で「3月14日」を選択してクリック
  ↓
会議名「憲法審査会」を選択してクリック
  ↓
「はじめから再生」をクリックすると2時間58分の全編を最初から視聴できます。
「説明・質疑者等」に表示された氏名をクリックすると、当該発言者の発言部のみ視聴できます。
 
※なお、初めて衆議院TVを利用される場合などには、「視聴方法」選択画面があらわれます。
 
 既に選挙公約等で明らかになっている政党も多いのですが、あらためて憲法審査会で「党としての」意見を表明することにはそれなりの重みがありますので、来る今夏の参議院選挙のための参考資料とするためにも、是非注目していただきたいと思います。
 それにしても明確に「9条を守るべき」と主張する政党の何という少なさでしょうか(社民党は議席が少ないため憲法審査会委員の割当が得られなかった)。