「6.2 NO NUKES DAY」合同記者会見
今晩(2013年4月6日)配信した「メルマガ金原No.1317」を転載します。
「6.2 NO NUKES DAY」合同記者会見
去る4月2日(火)、脱原発を目指す以下の3団体による「合同記者会見」が開かれました。
さようなら原発1000万人アクション
原発をなくす全国連絡会
首都圏反原発連合
記者会見の模様は、IWJチャンネル6によって中継され、期間限定でアーカイブ映像を視聴することができます。
IWJによるアーカイブ映像(57分54秒)
IWJによる解説記事を引用します。
(引用開始)
脱原発を掲げる3団体による共同アクション、「6.2 NO NUKES DAY」が6月2日に予定されている。参加団体である、さようなら原発1000人アクション、首都圏反原発連合、原発をなくす全国連絡会は4月2日、アルカディア市ヶ谷で3者合同記者会見を開いた。
首相官邸エリアでの脱原発抗議は先月で丸1年を迎えた。現在の参加者は約5,000人(主催者発表)。ピーク時の10万人と比べると大幅に減少している。参院選後、安倍政権が原発再稼働を進めるのではないかとの危機感もある中での、共同アクション。「厳しい情勢の中、連帯することは、お互いを励ます機会になる」と反原連のMisao Redwolf氏は語った。
しかし、未だ「再稼働反対」、「原発ゼロ」を訴える運動は全国で展開され、国民世論も7割以上が脱原発を支持している。さようなら原発1000万人アクションの高田氏は、「依然、多くの国民が声をあげる場を望んでいる」と、反原発の世論は後退していないと主張。しかし、脱原発を実現する難しさは否定しない。
この3団体が合同で行動を起こすのは今回が初。それぞれが持つ支持層をつなげ、連帯することで、新たな局面に繋げる意図がある。Misao Redwolf氏は、記者会見後のIWJのインタビューに対し、2団体に声をかけたのは自身であることを明かし、「他団体の協力によって私たちには届かない層を集められることができるのではないか」と答えた。
(引用終わり)
これまでも、「さようなら原発1000万人アクション」主催の集会に共産党の志位委員長が個人として参加したり、「首都圏反原発連合」が主催するアクションに、「さようなら原発1000万アクション」と「原発をなくす全国連絡会」がともに協力したりということはあったにせよ、このように3団体合同の取組というのは確かに初めてでしょうね。
といっても、「党派の対立」など知らない若い人たちにとっては、「それがどうしたの?」というようなものかもしれませんが。
一応説明しておくと、「さようなら原発1000万人アクション」実行委員会は「東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F 原水爆禁止日本国民会議(いわゆる「原水禁」)」内に置かれていますし、「原発をなくす全国連絡会」は共産党・全労連系の諸団体(その中には「原水協」もあります)によって構成されています。
護憲運動にしても反核運動にしても、また脱(反)原発運動にしても、何せ長い歴史があり、経験した者でないと窺い知れない複雑な経緯があるようで、「目的が一緒なら共同して取り組むのが当然ではないか」というかけ声だけでは何ともならない、という苦い思いをした人も決して少なくないでしょう(かくいう私も・・・)。
以下に、記者会見当日に配布された資料の中から、「呼びかけ」の部分の一部を引用します。
(抜粋引用開始)
こうした点をふまえ、原発再稼働を既定のものとする「新規性(安全)基準」の策定及び原発再稼働に真正面から反対し、「原発ゼロ」へ転換を求める運動の力をいまこそ結集し連帯すべき時であるという認識に至りました。そこで、全国の運動の結節点として7月の参議院選挙を見据えた6月2日(日)に「6.2NO NUKES DAY」の統一ロゴのもと、「さようなら原発1000万人アクション」、「原発をなくす全国連絡会」、「首都圏反原発連合」という首都圏をはじめとして大規模行動を行ってきたグループが連帯して協同で「同日アクション」を開催することといたしました。
6.2当日は全国の参加者がこの同日アクションに結集します。「さようなら原発1000万人アクション」は芝公園からの集会・デモ、「原発をなくす全国連絡会」は明治公園からの集会・デモ、そしてこの2つの大きな流れが首都圏反原発連合主催の「0602反原発☆全国大包囲」に合流し、超巨大同日アクションとなります。
圧倒的な市民の声をよりはっきりとより強く、目に見える形で政府にたたきつけます。
全国のみなさまのご参加よろしくお願いいたします。
(引用終わり)
※「6.2 NO NUKES DAY」関連資料
共同ロゴ
合同記者会見 記者発表資料
3団体取組詳細