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羽柴修弁護士講演「自民党改憲草案と秘密保全法」(憲法が危ない!3連続学習講座その2)

 今晩(2013年5月12日)配信した「メルマガ金原No.1353」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
羽柴修弁護士講演「自民党改憲草案と秘密保全法」(憲法が危ない!3連続学習講座その2)
 
 昨日(2013年5月11日)、神戸市東灘区民センターにおいて、「九条の会.ひがしなだ」主催による「憲法が危ない!3連続学習講座」の第2回として、弁護士の羽柴修さんによる講演「自民党改憲草案と秘密保全法」が開かれ、IWJ兵庫によりユースト中継が行われました。
 
羽柴修弁護士講演「自民党改憲草案と秘密保全法」(憲法が危ない!3連続学習講座その2)(2時間08分21秒)
※羽柴弁護士の講演は11分30秒頃から始まります。
 
 IWJによる講演会の説明を引用しておきます。
 
(引用開始)
 2013年5月11日(土)14時、神戸市東灘区の東灘区民センターにおいて、「憲法が危ない!3連続学習講座」が開かれた。この講座は、護憲を掲げる市民団体「9条の会.ひがしなだ」が3回連続シリーズで開いているもので、第2回目となる今回は、弁護士の羽柴修氏(9条の心ネットワーク事務局長)が「自民党改憲草案と秘密保全法」というテーマで講演を行った。羽柴氏は、兵庫スモン薬害訴訟尼崎道路公害訴訟など数多くの裁判において、原告弁護団の事務局長や責任者を務めている弁護士。今回の講座で羽柴氏は、現行憲法と自民党改憲草案とを対比しながら、現行憲法の素晴らしさと改憲草案の危険性を訴えたほか、秘密保全法の危険性についても、わかりやすく解説した。特に、「悲惨な戦争を繰り返さない」との反省に基づき、現行憲法の前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうに決意し」と書かれているのに対し、改憲草案では、「先の大戦による荒廃」としか書かれていないことについて、「この戦争を起こしたのは誰なのか。完全に欠落している」と批判した。また、改憲草案に「美しい国土と自然を守りつつ」と書かれていることについて、「自民党や安倍総理が本当にそう考えているなら、TPPという発想が出てくるはずがない」と苦言を呈した。
(引用終わり)
 
 私が羽柴修先生に初めてお目にかかったのは、2005年5月13日、和歌山弁士会館で憲法9条守る和歌山弁護士の会が設立総会を開いた際、兵庫弁護士9条の会・事務局長として出席し来賓祝辞を述べられた時が最初で、の1年後、和歌山の2代目事務局長となった私が、「憲法9条を守る和歌山護士の会創立1周年記念誌『平和のうちに生きるために』」へのお祝いのメッセージの執筆を羽柴先生にお願いして以来、9条を守る運動の大先輩として、色々お世話になってきました。
 
 私自身は、既に憲法9条を守る和歌山弁護士の会の事務局長職を後進に譲りましたが、羽柴先生は、今も兵庫県弁護士9条の会と9条の心ネットワーの双方を切り盛りしておられるようです。
 
 今回の「九条の会.ひがしなだ」学習会の最初の方で、羽柴先生が、講演聴いた人が、聴いたことを自分だけの胸にしまい込むのではなく、是非周りにめていただきたいという趣旨のことを聴衆にお願いしているのを聞いて、「憲法習会の講師はみんな同じことを言っているのだな」と思わず納得してしまいまし(私もいつも同じことを言っているので)。
 聴衆のうちわずかの人でも、本当に周囲の人を1人でも2人でも説得しようと努力してくれるはずだと期待するのでなければ、学習会の講師などやっていられませんよね。
 
 なお、9条の心ネットワークのホームページを見ると、神戸では6月8日に、慶應義塾大学の小林節教授を講師に迎えた講演会を開くのですね。
 
改憲派が斬る!96条改正(改悪)に異議あり!」
日時 2013年6月8日(土) 開場13時30分 開演14時00分
会場 神戸市勤労会館大ホール
資料代 500円 (予約不要)
主催 9条の心ネットワーク、平和憲法を守る兵庫県連絡会、憲法・兵庫会議 
 
 出来ればユースト中継を実現して、全国の人が視聴できるようにしてくれると嬉しいのですが。羽柴先生、よろしくお願いします(このメルマガは羽柴先生にもお送りしていまので。もっとも、読んでおられるかどうかは不明ですが)。
 
(参考サイト)
九条の会.ひがしなだ
9条の心ネットワーク
兵庫県弁護士9条の会