予告6/12澤田昭二氏講演会「福島原発事故による内部被ばく」(和歌山市原水爆禁止協議会)
今晩(2013年5月31日)配信した「メルマガ金原No.1373」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
里崎正さんから教えていただいた情報です。
日が迫っている割にはあまり知られているようには思えず、聴衆が少なくてはもったいない企画だと思いますので、緊急にご紹介することとしました。
澤田さんは、3.11以降、内部被ばく問題に取り組む研究者、市民を結集した「市民と科学者の内部被曝問題研究会」の理事長に就任し、積極的な発信を続けておられ、今回の演題も「福島原発事故による内部被ばく」というものです。
我が国における内部被ばく問題研究の第一人者の1人である澤田昭二さんから、福島第一原発事故がもたらす内部被ばくについて、突っ込んだお話が伺える得難い機会であると思いますので、是非1人でも多くの方にご参加いただきたくご案内します。
なお、チラシには「封印されたビキニ水爆実験でのマグロ漁船被ばく」もテーマに掲げられていますが、里崎さんに確認したところ、講演のメインテーマはあくまでも「福島原発事故による内部被ばく」であり、「マグロ漁船被ばく」については、少し触れていただくだけの予定ということでした。
ビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたのは「第五福竜丸」だけではないということですね(それはそうでしょうね)。これ自体、重要なテーマだとは思いますが、12日の講演会自体での扱いは上記のような予定だそうです。
(参考サイト)
2012年4月22日 内部被曝研究会第一回記念シンポジウム
澤田昭二氏の「内部被曝の現状課題」(18分42秒)
(チラシから 文字データ 引用)
記念講演会 福島原発事故による内部被ばく
講 師 澤田 昭二 氏
日本原水協代表理事、市民と科学者の内部被曝問題研究会理事長
名古屋大学名誉教授。素粒子の理論物理学者。(広島市出身)
日 時 2013年6月12日(水)18時30分~
会 場 和歌山市中央コミュニティセンター
3階 多目的ホール
資料代 200円
講 師 澤田 昭二 氏
日本原水協代表理事、市民と科学者の内部被曝問題研究会理事長
名古屋大学名誉教授。素粒子の理論物理学者。(広島市出身)
日 時 2013年6月12日(水)18時30分~
会 場 和歌山市中央コミュニティセンター
3階 多目的ホール
資料代 200円
主 催 原水爆禁止和歌山市協議会
和歌山市九番丁5
連絡先 電話073-488-7355(平和委員会内 里崎)
※同日、同会場で18時より原水爆禁止和歌山市協議会の定期総会を開催します。
放射線被ばくによる障害は、発症時期によって急性放射線症と晩発性障害とに大別されます。体外から放射線を浴びる外部被ばくによる急性放射線症は一般には1週間から2週間後に発症し、内部被曝の場合には取り込んだ放射性物質が放出する放射線を浴び続けるので一般的にはさらに遅れて発症します。
一方、癌などの晩発性障害は被ばく後数年から10年以上を経て発症します。このように放射線影響は一般に被ばくからかなり遅れて発症します。このことから 「“直ちに”健康に影響が出るレベルではない」と影響がないかのように説明するのはごまかしです。
―封印されたビキニ水爆実験でのマグロ漁船被ばく―
放射線被ばくによる障害は、発症時期によって急性放射線症と晩発性障害とに大別されます。体外から放射線を浴びる外部被ばくによる急性放射線症は一般には1週間から2週間後に発症し、内部被曝の場合には取り込んだ放射性物質が放出する放射線を浴び続けるので一般的にはさらに遅れて発症します。
一方、癌などの晩発性障害は被ばく後数年から10年以上を経て発症します。このように放射線影響は一般に被ばくからかなり遅れて発症します。このことから 「“直ちに”健康に影響が出るレベルではない」と影響がないかのように説明するのはごまかしです。
―封印されたビキニ水爆実験でのマグロ漁船被ばく―