予告7/11「原発避難者講演会」(大阪市立大学・除本理史ゼミ)
今晩(2013年6月25日)配信した「メルマガ金原No.1398」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
開催に至ったいきさつや、準備の状況について、去る6月21日の朝日新聞大阪市内版に詳しい記事が掲載されましたので、抜粋してご紹介します。
(引用開始)
原発避難者 声聞いて
大阪市大生が講演会企画
(略)
学生たちは、除本理史(よけもとまさふみ)教授のゼミの受講生。公害補償を研究する除本教授は原発事故後、被災者の聞き取りを進めてきた。しかし、関西での原発事故への関心は薄いと感じ、原発事故の影響が今なお続いていることを知ってもらおうと、学生が主体となって避難者の講演会を開くことにした。
ただ、講演会で避難者が一方的に話しても、原発問題に予備知識のない学生の心には届かない。わかりやすい講演にするため、話す内容を事前に決め、当日は学生が司会進行を務めることにした。学生たちは今、毎週木曜のゼミの時間を使って、講師役の避難者から当時の状況や避難を決意した胸の内を細かく聞き出している。
講師役の避難者は、福島県郡山市から子ども2人と大阪市内に避難した森松明希子さん(39)と、東京都新宿区から来た江口紀子さん(48)の2人。
(略) (五十嵐聖士郎)
(引用終わり)
以下に、大阪市立大学公式サイトに掲載された開催案内を引用します。
(引用開始)
原発避難者講演会
2011年3月11日、14時46分の東日本大震災発生から2年以上が経ちました。しかし、福島第一原発では停電事故や汚染水漏れなどが相次ぎ、およそ「収束」したとはいえない状況が続いています。原発事故で避難をしている方々は、今も15万人以上(福島県の避難者数)にのぼります。汚染は福島の県境を越えて広がったため、福島県以外の地域から避難している方々もいます。
他方、福島の事故の記憶が「風化」しつつあるという危惧も聞かれます。そこで私たちは、震災発生後2年4ヵ月となる7月11日、原発事故で大阪に避難してこられた2人の方々を本学にお招きし、講演会を開催することにしました。私たちの身近にいる当事者の声を受け止め、原発事故の被害が継続中だという事実を、ぜひ感じとっていただきたいと思います。
他方、福島の事故の記憶が「風化」しつつあるという危惧も聞かれます。そこで私たちは、震災発生後2年4ヵ月となる7月11日、原発事故で大阪に避難してこられた2人の方々を本学にお招きし、講演会を開催することにしました。私たちの身近にいる当事者の声を受け止め、原発事故の被害が継続中だという事実を、ぜひ感じとっていただきたいと思います。
開催日 2013年7月11日(木)14:40-16:10
開催場所
開催場所
大阪市立大学 杉本キャンパス 法学部棟740教室
大阪市住吉区杉本3-3-138
JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車、東口すぐ
地下鉄御堂筋線「あびこ駅」下車、4号出口より南西へ徒歩約15分
内容・プログラム
大阪市住吉区杉本3-3-138
JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車、東口すぐ
地下鉄御堂筋線「あびこ駅」下車、4号出口より南西へ徒歩約15分
内容・プログラム
原発避難者による講演会
【講師】
【講師】
江口 紀子 氏(避難者団体「関西Futureコミュニティ」代表)
森松明希子 氏(同副代表)
申込方法 事前申し込み不要(先着順)
参加費・受講料 参加費無料
定員 250名
対象 どなたでも
主催者 大阪市立大学商学部 除本理史ゼミ
問合せ先 大阪市立大学 広報室 06-6605-3410
森松明希子 氏(同副代表)
申込方法 事前申し込み不要(先着順)
参加費・受講料 参加費無料
定員 250名
対象 どなたでも
主催者 大阪市立大学商学部 除本理史ゼミ
問合せ先 大阪市立大学 広報室 06-6605-3410
(引用終わり)
除本(よけもと)先生は、環境政策論、環境経済学を主な専門分野とされている研究者ですが、大阪市立大学に赴任する直前に東京で東日本大震災に遭遇し、立命館大学の大島堅一先生の自宅に「プチ自主避難」されたことがあると、原発事故被災者支援関西弁護団のMLに書いておられたような記憶があるのですが、MLか
ら探し出して裏付けをとるのが大変なので、あまり信用しないでください。
その意味からも、私の母校の学生たちが積極的に関わって避難者による講演会を企画してくれたことに感謝したいと思います。
平日の午後という時間帯(普段「除本ゼミ」が開かれる時間帯なのでしょう)なので、参加できない方が多いかもしれませんが、時間の都合のつく方には、是非ご参加いただければと思い、ご紹介することとしました。