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上富田町青少年育成町民会議「今年も福島県の子どもを招待」(付・にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山、ボランティア大募集!)

 今晩(2013年7月16日)配信した「メルマガ金原No.1420」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
上富田町青少年育成町民会議「今年も福島県の子どもを招待」(付・にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山、ボランティア大募集!)
 
 和歌山県西牟婁郡上富田町(かみとんだちょう)と聞いて、同じ和歌山県民であ私の脳裡には、田辺市白浜町のあいだにある町で、坂本冬美さんの出身地、ということまではすぐに思い浮かぶのですが、それ以外では・・・。正直言って、県北西端の和歌山市で生まれ育った私には、そこまででギブアップです。
 上富田町が、実は海に面していないということにも、今回調べてみて初めて気がつした。
 また、町のホームページによると、5月1日現在の人口が「15,345人」となっていまたが、平成22年国政調査時の人口が「14,807人」なので、何と「増加」傾向にあるのですね。人口減少に悩む和歌山県の中では珍しいかもしれない。
 
 さて、私が何故「上富田町」に注目したかということは、以下の「紀伊民報の記をお読みいただければお分かりいただけると思います。
 
紀伊民報 2013年6月15日
今年も福島県の子どもを招待 上富田町の団体
 
(抜粋引用開始)
 和歌山県上富田町の各種団体でつくる町青少年育成町民会議は、今年も夏休み期間に福島県の児童を招待する。町内でのホームステイや田辺市龍神村でのキャンプで、地元の小学生と交流してもらう。3年目の取り組みで、協力団体も増えてきた。会長の上羽寛さん(61)は「裾野が広がってきたことはうれしく思う。福島の子どもたちには、和歌山の温かさに触れてもらえれば」と話している。
 東京電力福島第1原発の事故により、屋外で過ごすことを控えている児童に、自然豊かな紀南で過ごしてもらおうという事業。小学4~6年生の約30人を予定している。
 昨年同様、福島市の総合型地域スポーツクラブ「エフ・スポーツ」が窓口になる。福島キワニスクラブ、福島県体育協会なども協力し、チラシを配布、参加者を募っている。すでに参加希望が多数来ており、キャンセル待ちの状態になっている。
 町民会議は、今年は特に相馬市からの参加児童を増やしたいと考えている。相馬市では、東日本大震災で458人が亡くなった。多くが津波による犠牲者。両親を亡くした児童もいる。一方、原発事故による避難指示区域には入っておらず、周辺自治体と比べると、支援の手は行き届いていないという。
 今年の日程は7月27日~8月3日。和歌山市のボランティア団体「にんにこ被災者支援ネットワーク和歌山」が初めて協力。7月28日の市内での体験教室を支援する。このほか、和歌山キワニスクラブや田辺東ロータリークラブなども事業を支援する。
(略)
 上羽さんは「予算の関係もあり、こうした事業を継続することは難しいが、多くの協力もあって『点』は『線』になりつつあると思う。福島の児童を受け入れてくれる家庭には、いろんな話を聞いて被災地を思うきっかけにしてほしい」と話している。
(引用終わり)
 
 この取組が今年で3年目ということは、2011年から始めていたのですね。素晴らしい!
 過去2年の模様を伝えた紀伊民報の記事をご紹介しておきます。
 
2012年7月30日 紀伊民報
福島の児童が紀南の夏楽しむ 上富田町
 
2011年8月1日 紀伊民報
福島市の児童31人を招待 地元小学生と交流 上富田町
 
 なお、上記「紀伊民報」の記事にもありましたように、今年は「にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山」も協力し、保養プログラム最初の7月28日、和歌山市浜の宮海水浴場で思い切り海水浴を楽しんでもらう予定だそうですが、そのためのボランティア・スタッフを大募集しています。
 「にんにこ」の公式Facebookから引用します。
 
(引用開始)
にんにこのgabiです。めちゃくちゃ暑いですが皆様バテてませんか?にんにこよりボランティア募集のお知らせ!
にんにこは今年の夏、上富田町青少年育成町民会議主催の「出会い ふれあい
体験教室」のお手伝いをさせていただきます。
7月27日から8月4日まで、福島県下より37名の4年~6年生が、和歌山(主に上
富田町)に遊びに来てくれます。にんにこがお手伝いさせていただくのは28日。27日の夜に和歌山市に到着。28日夕方までは和歌山市で満喫してもらいまーす。朝、紀三井寺さんに行き、その後は浜の宮で海水浴!
37名の海水浴!
一緒に思い切り遊んでくれるお兄さん、お姉さん、暖かく見守ってくれる方も募集!
お昼はおいしいお弁当がでますよー。
よろしくお願いしまーす。
(引用終わり)
 
 「よろしくお願いしまーす」とありますが、連絡先が書かれていない!
 ということで、「にんにこ」Facebook にコメントして問い合わせたところ、ボランティアの申込みやお問い合わせは、メールアドレス「 info@ninnico.jp 」宛にメールを送るか、もしくは、にんにこ専用電話「080-2449-5300」宛に連絡してください、とのことでした。
 ちなみに、一昨日(7月14日)、「原発さよなら行進@和歌山 vol.5」に参加した浜の宮海水浴場前「Cafe ざっか屋 あわたま」(28日には「37名の海水浴」のベースキャンプになるんだろうなあ)の高橋伸明さんのアピールによると、ボランティア・スタッフ大募集だけではなく、カンパも大募金中とのことでした。

 

 協力いただける方は、是非よろしくお願いします。