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NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う1~4(斎藤貴男さん、中川重徳さん、小林節さん、浅田次郎さん)

 今晩(2013年7月17日)配信した「メルマガ金原No.1421」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う1~4(斎藤貴男さん、中川重徳さん、小林節さん、浅田次郎さん)
 
 創立以来、ジャーナリスト出身の弁護士、故・日隅一雄氏が編集長を務めてきたNPJ(News for the People in Japan)は、同氏の凄絶な最期の後も、その志を引き継ぎ、代表理事の梓澤和幸弁護士を中心に、日々の情報発信に努めています。
 
 そのNPJが、「連続インタビュー『改憲』-自民党草案を問う」というシリーズを開し、You Tube に順次アップされていますので、今まで掲載された4人の方へのインタビューをまとめてご紹介しようと想います。
 録音技術はいまひとつですが、内容は興味深いものばかりです。特に関心を持たれたインタビューだけでも、是非視聴してください。
 
NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う 1
斎藤貴男さん(ジャーナリスト)(33分55秒)
 「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは認められない」 とする自民党改憲草案。「表現の自由を認めるといいながら、公の秩序、つまり政府なり体制に逆らうものは一切許さない、そういう法律をこれから作りますということで、有りようによっては治安維持法になりうる」 と警鐘を鳴らす。(聞き手:NPJ代表 弁護士 梓澤和幸)
 
NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う 2
中川重徳弁護士(11分08秒)
 広島、長崎の原爆被爆者の医療、生活を支援する被爆者援護法に関する訴の東京弁護団事務局長をつとめ、新宿区高田馬場で法律事務所を運営する川重徳弁護士が改憲問題だけでなく、新大久保のヘイトデモ、被爆者訴訟についても語り掛ける。(聞き手:NPJ代表 弁護士 梓澤和幸)

NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う 3
小林 節・慶応義塾大学教授(42分04秒)
 いわゆる 「改憲派」 として知られる小林教授であるが、憲法96条の改正要件和や、数々の義務を新たに国民に課す自民党案は憲法の本旨にもとるものであると批判的に論じている。(聞き手 NPJスタッフライター・弁護士 倉地智広ほか)
 
NPJ連続インタビュー「改憲」-自民党草案を問う 4
作家 浅田次郎さん(55分17秒)

 

 「マンチュリアン・リポート」、「蒼穹の昴」、「終わらざる夏」 など中国近代史や第二次世界大戦に題材をとった小説の連作で今、話題を呼ぶ作家、浅田次郎に自民党改憲草案についてNPJ代表梓澤が意見を伺った。自衛隊員として2年間を過ごした浅田さんは、「歩兵の本領」(講談社文庫)その体験を書き残している。戦争と平和を考えるとき「兵士であった」体験がバックボーンとなっているようだ。「蒼穹の昴」に出てくる科挙の過酷な体験への想像・感と司法試験を巡る挿話も興味深い。