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肥田舜太郎先生が語る“原爆”と“原発”~内部被曝の時代を生き抜くために~

 今晩(2013年8月13日)配信した「メルマガ金原No.1450」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
肥田舜太郎先生が語る“原爆”と“原発”~内部被曝の時代を生き抜くために~
 
 映画『ひろしま』については、去る2013年6月22日に開催された大阪上映会(於:大阪女院 ヘールチャペル)をご案内したところですが、その後も全国各地で上映会が開催されているようです。
 今日ご紹介する肥田舜太郎先生(市民と科学者の内部被曝問題研究会名誉会長)の講演も、7月5日に茨城県東海村で行われた映画『ひろしま』上映会に際して実現したもののようです。
 
 肥田先生の講演の模様は、IWJ茨城によってユーストリーム中継され、1か月以上が経過した今でも視聴できますが、IWJの中継は原則として「期間限定配信」なので、早めに視聴されることをお勧めします(IWJ会員登録→ http://iwj.co.jp/join/ )。
 
 また、この講演については、「みんな楽しくHappy♡がいい♪」に6回に分けて文字起こしが掲載されています。
 
<1>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
だから殺す側の東電にしてみると、永久に完全犯罪だ。
<2>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
日本人ぐらい自分の命に対して無責任な国民はいない。
<3>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
今国がやらなければいけないのは義務教育の子どもを全部疎開させる事。
<4>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
みなさんの世の中であれをつくったんだから。 先祖代々からあったわけじゃない。
<5>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
だからまずアメリカさんに帰ってもらう。いわゆる資本主義経済の末期です。
<6完>肥田舜太郎氏7/5東海村(文字起こし)
問題は、放射線をどうしたらいいか?止めようがないからね。 事故はなくても毎日
毎日世界中で漏れてます。
 
 沖縄を含めて日本中、被曝を免れるところなどどこにもない、ということについての覚悟を求め、一家をあげての避難(転居)など不可能な多くの人々に、自らの被爆者しての体験を基にした助言を行いつつ、子どもたちの疎開に取り組まない国に対する満身からの怒りを隠さない96歳の肥田先生の一言一言が胸に突き刺さってきます。

 

 一見すると矛盾するかのような発言であっても、聴く者が深く考えをめぐらせば、決して矛盾ではないということが腑に落ちることと思います。