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スナメリチャンネルが伝えた8月の広島（アーサー・ビナードさん講演会＆中国電力前アピール）

平和 原発
　今晩（2013年8月16日）配信した「メルマガ金原No.1453」を転載します。
　なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
スナメリチャンネルが伝えた8月の広島（アーサー・ビナードさん講演会＆中国電力前アピール）
 
　「スナメリチャンネル」（　http://sunamerichannel.jimdo.com/　）を主宰するフリージャーナリストの東条雅之さんとは、共通の友人が何人もいて、もっと前から何度もお会いしていて当然だったと思うのですが、なぜかかけちがってお会いできず、今年ようやく和歌山市で行われた映画上映会（『ベアテの贈りもの』でしたっけ？）の会場で、現在製作中の映画『祝福（いのり）の海』のチラシを配布している東条さんとお会いしてご挨拶できたのでした。
 
　また、東条さんが今年結婚された奥様（亜希子さん）が、和歌山県田辺市中辺路高原に予約制食堂（というのでしょうか？）「虹の花（このはな）食堂」を開店されたということで、私も是非一度伺いたいと思っているのです。
 
※「虹の花食堂」公式サイト（コンテンツの充実はこれからですね）
※「きたうらまさこ」さんという方が書かれた訪問記が楽しいですよ。
 
　ところで、新婚早々とはいうものの、映画『祝福（いのり）の海』の製作もあり、その他の取材もありで、東条さんは各地を飛び回っているようです。
　8月5日、6日は広島に滞在し、以下の2本の映像がアップされていましたのでご紹介します。
 
　まず1本目は、詩人のアーサー・ビナードさんによる講演会です。
　東条さんは、「ブログ・スナメリチャンネル」でこう書かれていました。
 
（引用開始）
アーサー・ビナードさんは最後に、平和の反対は「ペテン」、戦争の反対は「真実を見抜くこと」と言いました。９９％の人たちが真実を見抜く目を持てば、うそにまみれた核や戦争を終わらせることができるはずです。
（引用終わり）
 
　なお、かなり残響が長いのでやや聞きにくいかもしれませんが、会場が「聖堂」ということなのでやむを得ないですね。
　また、演題となっている「原爆飴」（Atomic Fireball）については、ビナードさんが2011年7月9日に和歌山市で講演された際にも紹介されていましたので、その時の写真を後日ブログに掲載してあります。関心のある方はご参照ください。
 
2013年8月5日　世界平和記念聖堂　アーサー・ビナードさん講演会
「アメリカの『原爆飴』と『無­知』」（1時間34分49秒）
 
　もう1本は、8月6日、原爆ドームから中国電力本店までのピース・ウォークの後、中電前で発言された多くの方々の訴えをまとめた映像です。
 
2013年8月6日　中国電力本社前
「原爆も原発も　８.６ヒロシマ平和への祈り」（50分41秒）
 
　もう一度、東条さんのブログの文章の一部を、満腔の賛意とともに引用したいと思います。
 
（引用開始）
　核兵器も、核の隠れ蓑（みの）である原発も、なくしていけるかは人類の課題ですね。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを経験してきた日本の僕らがどういう未来を描くのか、とても重要だと思います。
　日本政府はどちらも維持し続けようとしています。
（略）
　核兵器と原発を結び付けないのは、核を推進したい人たち。上関原発を、後は祝島の漁師だけの問題とするのは、核を推進したい人たち。しかし、核は（核兵器も原発も）放射性物質を生み出し、それは全ての上に降り注ぎます。一連なりの命の輪の中で、個の問題ではありえません。
　核兵器も、原発も、なくすつもりがないばかりか、自民党政権の目指していることは戦争の道を開くことでしょう。
　「改憲し、国防軍を持つこと」「集団的自衛権の行使を合憲解釈すること」「武器輸出三原則を撤廃すること」「秘密保全法案を提出すること」
　祖父母や曾祖父母たちが経験した苦しみを子どもや孫たちにさせないように、どこの国の人たちにもさせないように、本気で考え、行動していきましょう。
（引用終わり）
 
　なお、東条さんが製作中の映画『祝福（いのり）の海』については、以下のページを是非ご覧ください。
 
「ブログ・スナメリチャンネル」より
「祝島や福島を海でつなぐ映画をつくりたい！」（2012年5月23日）
「映画のチラシができました～！！」（2013年2月23日）
 
　ところで、8月23日（金）～25日（日）に和歌山県田辺市で開催される「紀南ピースフェスタ２０１３」の2日目、8月24日（土）午後3時30分から、「ララ・ロカレ」2階ホール（田辺市上屋敷2－6－7）において、映画『祝福（いのり）の海』ダイジェスト版上映と東条雅之監督のトークが行われます。ご都合のつく方は是非ご参加いただきたく、私のブログに掲載した「紀南ピースフェスタ２０１３」の案内をご参照ください。