wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

映画『朝日のあたる家』9/21から大阪公開!(シアターセブン)

 今晩(2013年8月30日)配信した「メルマガ金原No.1467」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
映画『朝日のあたる家』9/21から大阪公開!(シアターセブン)
 
 「毎日配信」をモットーに(何という無謀な!)「メルマガ金原」をスタートさせたのが2011年3月28日のことでしたが、ブログの開始はそれから1年半近く遅れた2012年8月30日のことでした。
 そう、今日が記念すべき「ブログ開始1周年記念日」なのです!
 とはいえ、どこからも“お祝い”は届いていませんが。
 
 今でも大半がそうですが、記念すべきブログ第1号記事も「メルマガ金原」から転載したものでした(2012年8月22日に配信したメルマガ金原No.1074)。
 
中川五郎さんの新しい“We Sall Overcome”=『大きな壁が崩れる』」
 
 最初のブログは「はてなブログ」から「wakaben6888のブログ」という、はなはだい加減なタイトルでスタートしました。タイトルがいい加減だったからという訳ではないのですが、2013年1月24日からは、「livedoorブログ」から「弁護士・金原徹雄のブログ」もスタートさせました。その第1号記事は、2013年1月22日に配信していた「メルマガ金原No.1241」でした。
 
橋本美香さん『原発、憲法…理想を現実に』」
 
 現在は、「メルマガ金原」を配信した直後に、上記2つのブログにそのまま転載することにしています(ブログ専用記事を書いている時間はほとんどない)。
 
 このように、細々とながら毎日ブログの更新を続けていると、全く見ず知らずの方から事務所に電話やFAXをいただくことがあり、それがきっかけでメルマガ&ログの記事を書いたこともありました。例えば、以下のような記事です。
 
「緊急!署名へのご協力のお願い『“重水素実験”を認めないよう求める署名』」
 
予告5/25長谷川健一氏講演会【原発に「ふるさと」を奪われて-福島県飯舘村は今-】(in和歌山市)
 
 さて、前置きが長くなり過ぎましたが、実は、映画『朝日のあたる家』大阪公開(シアターセブン)のことを書こうと思ったのは、今日、私の事務所にかかってきた1本の電話がきっかけでした。
 愛知県在住の林美春(はやしみはる)さんという女性からでしたが、私とは一面識もない方でした。
 ご用件というのは、以下のようなものでした。
 
○私(林さん)は愛知県豊川市に住み、「浜岡原発の危険性を考える会」の代表をしていますが、静岡県湖西市をロケ地として製作された映画『朝日のあたる家』を1人でも多くの人に観てもらいたいと思い、個人的に出来るだけの協力をしています。
湖西市三上元市長は「脱原発をめざす首長会議」世話人)での完成披露上映会(2013年6月29日)は立ち見も出る盛況となり、急遽追加上映が行われたほどでした。
※(金原注)舞台挨拶の映像が視聴できます。
太田隆文監督は非常に「劇場公開」にこだわっています。
※(金原注)映画公式サイトの中の「監督ブログ」を読めば、監督のこのこだわりが並々でないことが分かります。
 ちなみに、9月21日から公開される大阪十三の「シアターセブン」は次のよう紹介されています。
○監督の太田隆文さんは和歌山県田辺市の出身です。
※(金原注)うかつにも私は知らなかったのですが、そういえば、田辺市を舞台に『ストロベリーフィールズ』という映画が作られたというニュースを見た記憶がよみがえってきました。
○関西では、9月21日から大阪の「シアターセブン」で公開されます(10月18日までの予定)。監督の出身地である関西での初上映なので、何としても成功させたいと思い、協力してくれそうな方にどんどんお願いの連絡をしおり、ブログで映画を取り上げていただけると大変嬉しいのですが。
※(金原注)林さんが、私のブログにたどり着いたのは、「DVD『核のゴミどうすんの!? 山本太郎広瀬隆のドイツ取材3000kmの旅』のご紹介」をご覧になったのがきっかけということでした。
 
 以上が「前置き・その2」であり、「これはご紹介しない訳にはいかないだろう」ということで、映画『朝日のあたる家』を取り上げることにしたのでした。
 もっとも、前置きが長くなり過ぎたので、映画そのものについては、充実した公式サイトがありますので、是非、じっくりとお読みいただければと思います。
 
 ただ、公式サイトの中から、「ストーリー」と「太田隆文監督からのメッセージ」を以下に引用したいと思います。
 
ストーリー
 http://asahinoataruie.jp/story.html
 静岡県、湖西市。自然に囲まれた美しい町。その町に住む平田一家。
お父さん並樹史朗)はいちごを栽培。お母さん(斉藤とも子)は主婦。長女(平沢いずみは大学生。妹(橋本わかな)は中学生。日本のどこにでもいる平凡な家族。ただ、長女のあかねは、この町が好きではなかった。大きなショッピングセンターや映画館やコンサートホールがない。就職後は都会で一人暮らしを夢見ていた。そんな時、起こった大きな地震。原子力発電所が爆発。避難勧告。1日で帰れると思っていたら、何ヶ月も避難所から帰れない。父は職を失い、母はノイローゼ、妹は病気になる。ようやく許可された一時帰宅も1時間の制限付き。荷物を取ってくることしか許可されない。福島と同じ事態だ。あかねたちの家族もまた、大きな悲しみの渦に巻き込まれて行く・・・・・・。
 
太田隆文監督からのメッセージ
 http://asahinoataruie.jp/director.html
 2011年3月11日。巨大地震が福島第一原発を襲いメルトダウン。だ
が当時、僕はテレビ報道を信じ、「直ちに健康被害はありません」という官房長官の言葉に疑問を抱きながらも、原発では大きな被害は出ていないと思い込んでいた。その後、観光イベントでご一緒した静岡県湖西市の三上市長が、観光PRそっちのけで延原発の危険性を熱く訴えていたのがきっかけで、原発問題に興味を持つ。調べると福島の原発事故は未曾有の大災害であり、降り注いだ放射能は子供たちに多大な被害を与えることを知る。なのに多くのマスコミは事実を伝えていな
い。福島では何万人もの人たちが今も故郷に帰れずにいるのに、「原発事故は終わった」と思う人も多い。何かしなければ、日本人として何かせねば。「親と子に伝える大切なこと」をテーマに映画を撮って来た僕にとって、今こそ「大切なこと」を伝えとき。だが、何をすればいい?デモに参加するのか?ネットで事実を伝えるか?いや、映画を作ろう。僕にできるのはそれしかない。原発事故の悲惨さを、福島の人たちの悲しみを痛感できる映画を作ろう。映画会社、ビデオメーカー、テレビ局、いくつもの企業に企画を持ち込むが、「原発の映画には出資できない」と断られる。業界の先輩たちからは、「そんな映画を撮ったら、二度と商業映画は撮れなくなるぞ」と注意された。原発というと多くの人が避けて通ろうとする。だが、ここで諦めたら商業映画が監督できなくなる以前に、「親子に伝える大切なこと」を伝える映画を撮る資格がなくなる。途方にくれていたとき、三上市長の存在を思い出し、相談。「市民からの寄付で作れるのではないか?」と提案を受ける。それに賛同してくれた西市民の方々の応援でスタート。1年半後、映画は完成。ロスアンゼルスの映画祭で上映。大好評を得た。いよいよ日本での公開がスタート。この映画に出てくるエピソードは全て福島で起こったことをベースにしている。それをひとつの家族に集約して描いた。その悲劇を皆で見つめることで、原発事故の悲しさと共に「家族の絆」「親子の絆」「日本人はこれからどう生きて行くべきか?」そんな大きなテーマが見えて来るはずだ。「本当に大切なものは何か?」が見えてくるはずだ。最後に、映画『朝日のあたる家』に参加、応援、支援してくれた全ての方に感謝したい。
 
 以下は予告編集です。
 
予告編 NO1
予告編 NO2
予告編 NO3
予告編 英語字幕版
 
 「シアターセブン」への「アクセス」と「上映スケジュール」はこちらのサイトをご覧ください。
 
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 大阪もいいですが、監督の出身地である和歌山の映画館でも何とか上映して欲しいですね。