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「何が秘密?それは秘密」法(秘密保護法案)に反対する緊急集会(11/5)を視聴する

 今晩(2013年11月6日)配信した「メルマガ金原No.1535」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「何が秘密?それは秘密」法(秘密保護法案)に反対する緊急集会(11/5)を視聴する
 
 昨日(2013年11月5日)、東京で以下の集会が行われました。
 
11・5「何が秘密?それは秘密」法(秘密保護法案)に反対する緊急集会
■とき  11月5日(火)午後6時30分~8時30分
■ところ 文京区民センター2A集会室
■講演
 ●海渡雄一さん(弁護士)
   「戦争を準備する秘密法が招く民主主義の危機」-修正案では表現の自由は守れない-
 ●半田 滋さん(東京新聞編集委員)
   「安倍政権がめざす軍事国家への道」
■発言 すべての基地にNO!を・ファイト神奈川 ほか       
■参加費  500円
■主催 「何が秘密?それは秘密」法(秘密保護法案)に反対するネットワーク
■連絡先 
盗聴法に反対する市民連絡会、
東京共同法律事務所、日本国民救援会、住基ネット連絡会、許すな!憲法改悪・市民連絡会
 
 IWJによって中継され、期間限定配信されています。
 
2013/11/05 特定秘密保護法に反対する緊急シンポジウム 日本の法制度は国際基準から逸脱 憲兵隊の復活を危惧する声も
 
 講師である海渡雄一さんと半田滋さんの講演部分についてのIWJによる内容説明を引用します。
 

 

5分~49分 海渡雄一さん(弁護士)
 日弁連で「秘密保全法制対策本部」副部長を務める弁護士の海渡雄一
は、特定秘密保護法と「ツワネ原則」を比較し、同法の危険性を指摘した。
 「ツワネ原則」とは、世界70カ国以上、500人以上の専門家が計14回の会議を経て作成した「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」のことで、2013年6月12日、南アフリカ共和国の首都ツワネで公表された。
 海渡氏はこの「ツワネ原則」について、「秘密指定は無期限であってはならない」「安全保障分野にはすべての情報にアクセスできる監視機関が設置されるべき」「内部告発者の告発は法的に保護され、報復されてはならない」など、ポイントを8つに分けて解説。行政機関をチェックする第三者機関を設置せずに特定秘密保護法を制定することはこの「ツワネ原則」に反しており、「特定秘密」の指定が行政機関の長の判断だけに委ねられる危険性があると主張した。
※(金原注)
 「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則(ツワネ原則)」の要約が和訳付きで「Peace Philosophy Centre」に掲載されています。
 また、海渡弁護士が紹介されていたWEB上で公開されている日本語文献といのは以下のものです(2013年10月31日公開)。PDFで本文13頁ありますが、ツワネ原則についての説明は本文11・12頁に掲載されています。
「諸外国における国家秘密の指定と解除―特定秘密保護法案をめぐって―」
国立国会図書館 調査と情報―ISSUE BRIEF― NUMBER 806
 
51分~1時間20分 半田 滋さん(東京新聞編集委員)
 『ハンドブック 集団的自衛権』(岩波書店、2013年)、『3.11後の自衛隊』(岩波書店、2012年)などの著書があり、日本の外交・安全保障政策に詳しい東京新聞編集委員の半田滋氏は、「(特定秘密保護法により)自衛隊の警務隊が情報の漏洩先を調べることになるかもしれない」と指摘。
 「警務隊」とは自衛隊内に設置された防衛大臣直轄の司法警察で、防衛大臣の警備や自衛官による犯罪の捜査と逮捕を主な職務とする。半田氏は「自衛が一般市民やジャーナリストを調べることになるかもしれない。旧日本軍の憲兵隊が復活することになりかねない」と語った。
※(金原注)
 本日(11月6日)衆議院特別委員会で可決された日本版NSC法案、特定秘密保護法案、安保法制懇が検討することになった国連安全保障措置への参加問題、来年の通常国会への上程が予想されている国家安全保障基本法案などの相互間の関連性を、非常に短い時間の中で具体的にに分かりやすく説明されています。時間がない方は、この半田さんによる約30分のお話だけでも是非視聴してください。
 
1時間21分~1時間34分 質疑応答
 
1時間35分~1時間47分 基地のある街からの発言(神奈川、沖縄)
 
1時間47分~1時間56分 行動提起