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急告・1/10 シンポ@名護市「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」(新外交イニシアティブ)

 本日(2014年1月2日)配信した「メルマガ金原No.1593」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
急告・1/10 シンポ@名護市「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」(新外交イニシアティブ)
 
 青年法律家協会・弁護士学者合同部会MLに届いた猿田佐世(さるた・さよ)弁護士からの投稿を転載します。以下にあるとおり、猿田弁護士が事務局長を務めるシンクタンク「新外交イニシアティブ」が、来る1月10日、沖縄県の名護市において、稲嶺進長もパネリストとして参加する緊急シンポジウムを開催することになったそうです。仲井真知事による辺野古沿岸埋立申請の承認という事態を承けての緊急開催にもかかわらず(というか、だからこそ)素晴らしいメンバーが登壇されるパネルディスカッションが開かれることになりました。基調講演の講師は、新外交イニシアティブ(ND)の理事でもある柳澤協二さんが務められるなど、私も是非かけつけたいくらいですが、さすがに名護市は遠いので、メルマガ(ブログ)でささやかに応援したいと思います。
 猿田弁護士も「転送大歓迎」と書かれているように、もう1週間しかありませんが、この企画情報を可能な限り「拡散」することにご協力いただきたく、何卒よろしくお願いします。
 
 なお、言わずもがなかもしれませんが、パネルディスカッションの登壇者について簡単な説明を付け加えておきます。
 
□稲嶺 進(いなみね・すすむ)氏 名護市長
 1945年7月生まれ。琉球大学法文学部出身。名護市総務部長、収入役、教育長などを歴任した後、2000年1月24日に行われた名護市長選挙に「辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらせない」を公約に掲げて初当選。来る1月12日告示、19日投票の名護市長選挙に2期目を目指して立候補予定。辺野古沖新基地建設容認を掲げる末松文信氏(前自民党県議)との一騎打ちが予想されている。
 
□仲里 利信(なかざと・としのぶ)氏 元沖縄県議会議長・元自民党沖縄県本部顧問
2013年12月5日 八重山毎日新聞 「不連続線」より
「自民党沖縄県連顧問、元県会議長の仲里利信氏が自民党を離党との由。もちろん沖縄県連が方針転換して辺野古移設を容認したからだ▼氏はかねがね、もし県連辺野古移設を容認すれば、沖縄自民党は県民党ではなくなる。沖縄住民を無視してヤマトに従う結果だけが残る。もしそうなれば自分は離党し、独自の活動を行い、名護市長選では稲嶺氏を応援すると発言されている▼自民党本部や、先日公約を破った沖縄選出自民党議員5氏や県連に対する怒りが爆発したのだ▼当然である。(以下略)」
2007年6月20日 毎日新聞 より
文科省教科書検定意見の撤回を求める意見書案をまとめた沖縄県議会文教厚生委員会で、仲里利信議長(70)=自民=が委員として自らの戦争体験を告白した。「思い出したくなくてこれまで黙ってきたが、こういう(教科書検定の)状況があり、体験者としてこの際話しておくべきだと思った」と語った。(略)
 仲里議長は沖縄戦当時8歳。家族や親類と一緒に県北部(ヤンバル)に避難。約200人と共に壕(ガマ)に隠れていた。「ともに3歳の妹といとこが、暗闇が怖くて泣きじゃくっていた。そこに日本兵3人が入ってきて、白いおむすびの中に毒を入れて『これを食べさせろ』と。2人を殺すよりみんな一緒にということで家族でガマを出た」
 その後、別のガマや墓に入って隠れたが、ある日、近くに米兵を見つけて再び逃避行に。「3日3晩、山の中を歩いて何も食べなかった。弟は満1歳の誕生日に栄養失調で亡くなった」
 仲里議長の話に、目をぬぐう議員もいた。仲里議長は教科書検定について「歴史を繰り返さないためにも、言うべきことは言わないといけない」と意見書案に賛成した」
 
□前泊 博盛(まえどまり・ひろもり)氏 沖縄国際大学教授・前琉球新報論説委員長
 1960年生まれ。「琉球新報」論説委員長を経て現職(沖縄国際大学教授)。2004年、「地位協定取材班」として、JCJ日本ジャーナリスト会議)大賞、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞などを受賞。著書に『沖縄と米軍基地』(角川書店)、『もっと知りたい!本当の沖縄』(岩波書店)、共著に『検証地位協定 日不平等の源流』(高文研)、編著に『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』創元社)がある。
(参考サイト)
前泊博盛編著『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』とIWJ「日米地位協定スペシャル」(弁護士・金原徹雄のブログ)
※上記サイトでもリンクを貼っていますが、『本当は憲法より大切な「日米地位協定門」』の「はじめに」「日米地位協定って何ですか?」など40ページ分が今でネットでも立ち読みできます。是非ご一読を。
 
□柳澤 協二(やなぎさわ・きょうじ)氏 新外交イニシアティブ理事・元内閣官房副長官補(安全保障担当)・元防衛庁官房長
 1946年、東京都出身。1970年、東大法学部を経て防衛庁入庁。運用局長、防衛研究所長等を経て、2004年から2009年まで内閣官房副長官補。現在、国際地政学研究所理事長。編著『抑止力を問う』(かもがわ出版・2010年)、単著『検証 官邸のイラク戦争-元防衛官僚による批判と自省』(岩波書店・2013年)、共著『改憲と国防 混迷する安全保障のゆくえ』(旬報社・2013年)など多数。
(参考サイト)
柳澤協二氏が語る安全保障の“リアリズム”(10/17立憲フォーラム主催講演会)(弁護士・金原徹雄のブログ)
※今年の5月17日(土)、柳澤さんは「憲法九条を守るわかやま県民の会」の招きにより、和歌山市で講演をされる予定です(於:プラザホープ)。
 
 以下、猿田さんからの投稿メールを転載します。
 


(重複失礼いたします・転送大歓迎です)
 
みなさま

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
課題が山積みでなかなか楽な一年ではなさそうですが、頑張っていきたいと思いま
す。

さて、12月27日の仲井真沖縄県知事の辺野古埋め立て承認を受け、私が事務
局長をしている「新外交イニシアティブ(ND)」で急遽、下記のシンポジウムを、1月10日に名護で開催することといたしました。

自民党沖縄県連元顧問にも出席をお願いすることができました。今後の日米関係、
日本の平和・安全保障政策にとって極めて重要な名護市長選直前の、名護における1000人規模でのシンポで、なんとしても成功させねばなりません。
新年早々、お願いで恐縮ですが、ぜひ皆様にもご参加いただきたく、また、沖縄の
お知り合いなどにメールを転送してお誘いいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとって良い一年でありますように。

猿田

(転送歓迎)
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            新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム
         「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」
             於:沖縄・名護市民会館大ホール
        2014年1月10日(金)19:30-21:30(開場:18:45)
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明けましておめでとうございます。今年も、シンクタンク「新外交イニシアティブ」をど
ぞよろしくお願い致します。
2013年12月末、仲井眞弘多沖縄県知事は、米軍普天間飛行場の移設を巡
って日本政府が申請した名護市辺野古沿岸の埋め立てを承認しました。これまで、普天間飛行場の辺野古移設については県民の多くが反対の声を上げており、国内外の著名な専門家らもその実効性に疑問を呈してきました。この機会に、在沖海兵隊の存在意義など防衛・安全保障上の論点を踏まえつつ、米軍基地が地域に与える影響、アメリカからの見方など、様々な視点から、普天間飛行場返還と辺野古移設に関する問題を改めて議論します。

●登壇者:
・基調講演
 柳澤 協二 ND理事・元内閣官房副長官補(安全保障担当)・元防衛
庁官房長
・パネルディスカッション
 稲嶺 進  名護市長
 仲里 利信 元沖縄県議会議長・元自民党沖縄県本部顧問
 前泊 博盛 沖縄国際大学教授・前琉球新報論説委員長
 柳澤 協二 ND理事
・司会・コーディネーター
 猿田 佐世 ND事務局長・弁護士(日本・米国ニューヨーク州

●日時:2014年1月10日(金)
18:45 開場
19:30 開演(~21:30)

●会場:名護市民会館 大ホール(収容人員1000人)
住所:沖縄県名護市港2丁目1番1号

地図:
http://www.city.nago.okinawa.jp/8/7141.html
TEL:0980-53-5427

●参加費:
500円(ND会員・学生は無料)

●お申込:
事前の参加申込は不要です。


○NDへご寄付をお寄せください。
このタイミングでシンポジウムを名護市で開催することは大変重要であると考え、急
開催を決定しました。もっとも、1000人収容の大ホールを急遽借り、NDスタッフも東京から沖縄へ向かっての開催となります。もしよろしければ、このシンポジウム開催のために、ご支援のご寄付をいただければ大変幸いに存じます。
お手数ではございますが、下記口座よりお振込みくださいますよう、お願いいたします。
心より感謝申し上げます。

○ぜひND にご入会ください。
会員申込みは事務局まで、お名前・ご住所・E-mail・電話番号をお知らせの上、会
費を下記口座にお振込みください。会員の種類:一般会員1万2000円・特別会員6万円・団体会員12万円(年額)
詳細はこちら
http://www.nd-initiative.org/onegai.html

【郵便局からのご送金】
郵便振替口座 口座番号 00190-3-633335
口座名義 New Diplomacy Initiative
【他行からのご送金】
ゆうちょ銀行 〇一九店 (019) 当座 0633335
口座名義 New Diplomacy Initiative

○シンポジウムにご参加いただけない方も、ご入会・ご寄付をぜひご検討下さい。

●お問合せ:
新外交イニシアティブ(ND)事務局

http://www.nd-initiative.org/
東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 5階
TEL:03-3948-7255 / 090-6044-1592(担当:田場) FAX:03-3355
-0445
E-mail:
info@nd-initiative.org
Facebookwww.facebook.com/NewDiplomacyInitiative
Twitterhttps://twitter.com/nd_initiative
●新外交イニシアティブ(New Diplomacy Initiative / ND)とは:
新外交イニシアティブ(ND)は、日米および東アジア各国において、国境を越えて情
報を収集・発信し、政策提言を行うシンクタンクです。政策実現のため、国内はもとより、各国における政府、議会、メディアなどへ直接働きかけます。2013年に開催した主なイベントは下記です。NDの詳細はウェブサイトをご覧ください。
1月:設立プレシンポジウム「新政権に問う―日本外交がとるべき針路は―」(ゲスト:鳩山由紀夫元首相)
映像→ http://www.youtube.com/watch?v=C9DKR2JAnfk 
8月:ND設立記念パーティ「オリバー・ストーンと語る もう一つの日米関係」(ゲス
ト:オリバー・ストーン監督・ピーター・カズニック教授)
映像→ http://www.youtube.com/watch?v=5vcyFwbqiog
10月:「民間大使が見た日本外交―これからの日中関係を考える―」(丹羽宇一郎前中国大使・前伊藤忠商事株式会社会長)
●理事:
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
藤原 帰一(東京大学教授)
マイク・モチヅキ(ジョージ・ワシントン大学教授)
柳澤 協二(元内閣官房副長官補(安全保障担当)・国際地政学研究所理
事長)
山口 二郎(北海道大学教授)

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