3/12秘密保護法対策弁護団の結成式が開かれます(弁護団員募集中/目標1000人!)
今晩(2014年2月21日)配信した「メルマガ金原No.1644」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
3/12秘密保護法対策弁護団の結成式が開かれます(弁護団員募集中/目標1000人!)
残念ながら、特定秘密保護法が強行採決によって国会で成立してしまった直後、海渡雄一弁護士が発表した『バーナムの森は動いた』という文章に励まされた方も多かったことと思います。私も、数日遅れでメルマガ(ブログ)でご紹介しました。
弁護士・金原徹雄のブログ
海渡雄一弁護士の檄文『バーナムの森は動いた』をさらに拡散しよう!
その海渡弁護士の檄文の中に、こういう部分がありました。
(引用開始)
4 弾圧に備えよう
もうひとつ、大切なことを提起します。
この法律は、憲法21条、自由権規約19条で保障された表現の自由を侵害する違憲立法です。この法律が自由権規約19条に違反することは、国連の見解なのです。我々には国際社会が味方してくれています。裁判官も私たちの反対運動を見ていることでしょう。そして、心の内では応援してくれている裁判官も少なくないはずです。
秘密法違反の被告人は違憲な法律によって起訴されたのですから、絶対無罪としなければなりません。
これは、弁護士の仕事ですが、政府があくまで、この法案を施行しようとするなら、第一号の秘密法違反事件の被告人を弁護するために、1000人の弁護士を組織し、あらかじめ大弁護団を結成しておきたい思います。
もうひとつ、大切なことを提起します。
この法律は、憲法21条、自由権規約19条で保障された表現の自由を侵害する違憲立法です。この法律が自由権規約19条に違反することは、国連の見解なのです。我々には国際社会が味方してくれています。裁判官も私たちの反対運動を見ていることでしょう。そして、心の内では応援してくれている裁判官も少なくないはずです。
秘密法違反の被告人は違憲な法律によって起訴されたのですから、絶対無罪としなければなりません。
これは、弁護士の仕事ですが、政府があくまで、この法案を施行しようとするなら、第一号の秘密法違反事件の被告人を弁護するために、1000人の弁護士を組織し、あらかじめ大弁護団を結成しておきたい思います。
(引用終わり)
これを読んだ私は、ブログの中で「私自身も、海渡さんが提唱されている『第一号の秘密法違反事件の被告人を弁護するため』の『1000人の弁護団』の一員に是非加えてもらいたいと考えています」と決意表明(?)したものでした。
そして、その弁護団がいよいよ具体化し、現在「団員募集中」であることが、遅ればせながら、ようやく私の目にもとまりましたので(弁護士なりたて66期の海渡双葉弁護士から青年法律家協会弁護士・学者合同部会MLに「転送歓迎」の投稿がありました)、早速昨日、私も弁護団参加の申込みを行いました。
多分、1000人にはまだまだ余裕(?)がある状況だと思いますので(今日の午後、海渡双葉弁護士から弁護団MLに届いた報告によると、現在の弁護団員は「215名」ということでした)、まだ参加表明していない弁護士の方は、是非積極的に手を挙げていただきたいと思います。
以下に、青法協MLに届いた案内を転載します。
~転送歓迎~
―――――――――――――――――――――――――――
秘密保護法対策弁護団の結成式および
講演会「秘密保護法の刑事法上の問題点」開催のお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――
秘密保護法対策弁護団の結成式および
講演会「秘密保護法の刑事法上の問題点」開催のお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――
1.秘密保護法対策弁護団とは
秘密保護法対策弁護団は、秘密保護法の危険性を熟知した法律家集団として、同法の施行過程を監視し、仮に同法が施行され、その犠牲者が生まれた時に効果的な弁護を提供するとともに、同法の問題点を法的観点から明らかにし、発信することにより、秘密保護法廃止運動を市民と共に担うことを目的とする団体です。
2014年2月17日現在、196名の弁護士が、この秘密保護法対策弁護団への参加を表明しています。
秘密保護法対策弁護団は、秘密保護法の危険性を熟知した法律家集団として、同法の施行過程を監視し、仮に同法が施行され、その犠牲者が生まれた時に効果的な弁護を提供するとともに、同法の問題点を法的観点から明らかにし、発信することにより、秘密保護法廃止運動を市民と共に担うことを目的とする団体です。
2014年2月17日現在、196名の弁護士が、この秘密保護法対策弁護団への参加を表明しています。
※「秘密保護法対策弁護団 設立趣意書」はこちら。
2.弁護団の呼びかけ
取材・報道の委縮,知る権利の侵害など,各界から問題点が多く指摘されていたにもかかわらず,秘密保護法が2013年12月6日,強行採決により成立しました。内容に問題があるのみならず,成立過程も民主主義を踏みにじるものでした。
私たちは,秘密保護法廃止運動を市民と共に担うとともに,仮に同法による逮捕者が出た場合,効果的な弁護をすべく,秘密保護法対策弁護団を結成することとしました。社会に対する秘密保護法反対のアピールと,全国の犠牲者の救済のため,1000人規模の弁護団とすることを目標にしています。
取材・報道の委縮,知る権利の侵害など,各界から問題点が多く指摘されていたにもかかわらず,秘密保護法が2013年12月6日,強行採決により成立しました。内容に問題があるのみならず,成立過程も民主主義を踏みにじるものでした。
私たちは,秘密保護法廃止運動を市民と共に担うとともに,仮に同法による逮捕者が出た場合,効果的な弁護をすべく,秘密保護法対策弁護団を結成することとしました。社会に対する秘密保護法反対のアピールと,全国の犠牲者の救済のため,1000人規模の弁護団とすることを目標にしています。
3.弁護団結成式・講演会を開催します!
下記の通り、弁護団の結成式を開催し、続けて、刑事法の観点から見た秘密保護法の問題点について、講演会を行います。奮ってご参加下さい!
下記の通り、弁護団の結成式を開催し、続けて、刑事法の観点から見た秘密保護法の問題点について、講演会を行います。奮ってご参加下さい!
※チラシはこちら
日時:2014年3月12日(水)17:00~(開場16:30)
場所:参議院議員会館101会議室
資料代:500円
※事前申込み不要。1階ロビーにて事務局が入館証を配布しておりますので、それを受け取って入館して下さい。
講師
・村井敏邦先生(刑事法学者)
一橋大学名誉教授、龍谷大学教授を経て、現在は大阪学院大学法科大学院教授。DNA鑑定等研究多数。盗聴法(通信傍受法)に反対。「秘密保護法の制定に反対する刑事法研究者の声明」呼びかけ人代表。
・落合洋司先生(弁護士・元検察官)
東京地検の検事などを経て弁護士。東海大学法科大学院特任教授。情報ネットワーク法学会会員(サイバー刑事法制研究会主査代行)。秘密保護法について、刑事手続の観点から問題提起している。
場所:参議院議員会館101会議室
資料代:500円
※事前申込み不要。1階ロビーにて事務局が入館証を配布しておりますので、それを受け取って入館して下さい。
講師
・村井敏邦先生(刑事法学者)
一橋大学名誉教授、龍谷大学教授を経て、現在は大阪学院大学法科大学院教授。DNA鑑定等研究多数。盗聴法(通信傍受法)に反対。「秘密保護法の制定に反対する刑事法研究者の声明」呼びかけ人代表。
・落合洋司先生(弁護士・元検察官)
東京地検の検事などを経て弁護士。東海大学法科大学院特任教授。情報ネットワーク法学会会員(サイバー刑事法制研究会主査代行)。秘密保護法について、刑事手続の観点から問題提起している。
4.弁護団呼びかけ人
現時点での呼びかけ人は以下の通りです(敬称略・五十音順)。
現時点での呼びかけ人は以下の通りです(敬称略・五十音順)。
※「秘密保護法対策弁護団への参加呼びかけ」はこちら
梓澤和幸(News for the People in Japan代表)
伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ理事)
井上正信(日弁連秘密保全法制対策本部・副本部長)
海渡雄一(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会、日弁連秘密保全法制対策本部・
伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ理事)
井上正信(日弁連秘密保全法制対策本部・副本部長)
海渡雄一(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会、日弁連秘密保全法制対策本部・
副本部長)
黒澤いつき(明日の自由を守る若手弁護士の会・共同代表)
神保大地(明日の自由を守る若手弁護士の会・共同代表)
中谷雄二(秘密保全法に反対する愛知の会・共同代表、愛知県弁護士会秘密保
黒澤いつき(明日の自由を守る若手弁護士の会・共同代表)
神保大地(明日の自由を守る若手弁護士の会・共同代表)
中谷雄二(秘密保全法に反対する愛知の会・共同代表、愛知県弁護士会秘密保
全法対策本部・副本部長)
藤原家康(自由人権協会・理事)
升味佐江子(自由人権協会・理事)
南典男(日本民主法律家協会・事務局長)
藤原家康(自由人権協会・理事)
升味佐江子(自由人権協会・理事)
南典男(日本民主法律家協会・事務局長)
5.弁護団への参加申込み方法・お問い合わせ
弁護団の趣旨(添付の設立趣意書参照)に賛同頂ける方は、弁護団に奮ってご参加下さい。
お名前、登録期、事務所名、ML登録するメールアドレスを記入の上、件名を「弁護団参加申込み」として、 himituho.bengodan@gmail.com (秘密保護法対策弁護団・事務局)までメール送信して下さい。
弁護団の趣旨(添付の設立趣意書参照)に賛同頂ける方は、弁護団に奮ってご参加下さい。
お名前、登録期、事務所名、ML登録するメールアドレスを記入の上、件名を「弁護団参加申込み」として、 himituho.bengodan@gmail.com (秘密保護法対策弁護団・事務局)までメール送信して下さい。