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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

3人の原発事故調委員長+1による討論会(3/10日本記者クラブ)

原発 災害
 今晩(2014年3月11日)配信した「メルマガ金原No.1662」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
3人の原発事故調委員長+1による討論会(3/10日本記者クラブ
 
 あの「3.11」から丸3年を迎えた今日、福島県郡山市での「3.11反原発福島行動」を始め様々な取り組みが行われていることと思いますし、3月8日(土)から今週末にかけての1週間は、さらに多彩な行事が全国各地で開催されることになっています。
 
 そのような中、昨日(3月10日)午後、国会、政府、民間の3つの事故調委員長に、3.11当時の米国原子力規制委員会(NRC)委員長であったグレゴリー・ヤツコ氏を交えた4氏による討論会が日本記者クラブで行われました。
 
(日本記者クラブ公式サイトより引用開始)
2014年3月10日 14:00~16:00 10階ホール
討論会「福島原発事故から3年経つ今、われわれは何を学んだか」
“What lessons have we learned from the Fukushima Nuclear Power
Plant Accident of March 2011?“
[会見メモ]
政府、国会、民間の福島原発事故調査委員会元委員長および事故当時、NRC
委員長だったヤツコ氏を招き討論会を開催した。(ゲスト名は50音順)
■北澤宏一 元民間事故調委員長
Koichi Kitazawa, former chairman of the Independent Investigation Committee
of the Fukushima Nuclear Accident)
黒川清 元国会事故調委員長 
Kiyoshi Kurokawa, former chairman of the Japanese Diet’s Fukushima Nuclear
Accident Independent Investigation Commission (NAIIC)
畑村洋太郎 元政府事故調委員長 
Yotaro Hatamura, former chairman of the Investigation Committee on the
Fukushima Nuclear Accident
■グレゴリー・ヤツコ 前米国原子力規制委員会委員長 
Gregory B. Jaczko, former chairman of the US Nuclear Regulatory Commission
(NRC)
司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞
通訳 西村好美、渡辺奈緒子(サイマル・インターナショナル)
(引用終わり)
 
 2時間余りの討論会の模様は YouTube で視聴できます。
 
 この討論会を報じた各マスコミの見出しをご紹介しておきます。
 
東京新聞 2014年3月11日
原発ゼロ 国民の総意」 事故調トップ3人、再稼働の動き批判
MSN産経ニュース 2014年3月10日22時19分
原発事故終わっていない」 3事故調委員長、再稼働に慎重な判断求める
読売オンライン 2014年3月10日22時12分
原発事故究明にあたった3事故調、委員長が討論
 
 短い記事にどんな内容を盛り込むか、また、どのような見出しを付けるかに、その社の原発に対するスタンスがにじみ出る(こともある)ことが分かります。
 もっとも、それぞれの登壇者が主張しようとした真意は、映像記録そのものを視聴して自ら判断すべきものであって、うかつに「孫引き」するのは控えるべきでしょう。私自身、まだ冒頭部分しか視聴できていないので、いずれじっくりと考えながら視聴できればと思っています。
 
 なお、これらの事故調の報告書は、それぞれ貴重なものには違いありませんが、いずれも事故翌年の2月から7月にかけて公表されています。これは、これだけの規模の、「人類史上空前」と評しても過言ではない大事故に関する調査にしては、その期間があまりにも短か過ぎたのではないか、調査・検証がまだまだ不十分なのではないか、という思いがどうしてもぬぐえません。
 かといって、原発再稼働、原発輸出まっしぐらの現政権下において、大方の国民から信頼を得られる事故調査委員会を再結成するのはまことに至難と思わざるを得ません。思えば、国会事故調は、民主党政権下の国会で、自民党議員も立ち上げのために努力できたという、一種「偶然の産物」と言うべきものであり、その意味からも、国会事故調の活動期間が半年と限定されていたことはまことに残念でした。
 これからは、将来必ず組織されなければならない第2次・国会事故調における調査活動に備えて、あらゆるデータの保存・開示に万全を期す必要があるのだろうと思います。
 
(各事故調「報告書」について)
 調査・検証報告書 2012年2月28日
政府事故調東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会)
 中間報告書 2011年12月26日
 最終報告書 2012年7月23日
国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
 報告書(PDFファイル646頁) 2012年7月5日