今晩(2014年4月10日)配信した「メルマガ金原No.1692」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
集団的自衛権の行使に反対する宗教者のアピールに期待します
「平和を守る」「いのちを守る」「憲法を守る」闘いにおいて、宗教者のはたす役割は決して軽視すべきではありません。
(引用開始)
2013年11月1日
安倍首相は、改憲のハードルを下げ、9条改憲を容易にするため、96条改定に向けた動きを急ぎましたが、私たち宗教者をはじめ国民各層の懸念や反対の声に押され、中断を余儀なくされています。
しかし、安倍首相は、またしても96条改定に向けた動きと同じように、立憲主義を否定し、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使を容認することによって、日本を再び「戦争する国」に仕立てあげようとする動きを強めております。まさに“改憲のクーデター”とも言うべき大変危険な動きです。
このために、安倍首相は、集団的自衛権行使を容認する「国家安全保障基本法案」の成立をめざし、その手始めに、国民全般を処罰し、人権を侵害する「特定秘密保護法案」や文民統制を危うくする「日本版国家安全保障会議(NSC)設置法案」の成立を急いでおります。日本は再び軍事国家に豹変しようとしております。
私たち宗教者は、集団的自衛権の行使を容認することは、日本が再び戦争することであり、憲法9条と平和を破壊することでもあり、いのちを奪い、いのちを失うことであると考えます。どんな名目であっても戦争してはいけません。いのちを奪い合ってはいけないのです。
かけがえのないいのちを尊び、いのちをいとおしむことを第一の使命とし、平和の世界を具現するために手を携えている私たち宗教者は、安倍首相の進める集団的自衛権の行使容認に反対し、いのちと9条を守ることを祈り求め、ここに共同のアピールといたします。
安倍首相は、改憲のハードルを下げ、9条改憲を容易にするため、96条改定に向けた動きを急ぎましたが、私たち宗教者をはじめ国民各層の懸念や反対の声に押され、中断を余儀なくされています。
しかし、安倍首相は、またしても96条改定に向けた動きと同じように、立憲主義を否定し、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使を容認することによって、日本を再び「戦争する国」に仕立てあげようとする動きを強めております。まさに“改憲のクーデター”とも言うべき大変危険な動きです。
このために、安倍首相は、集団的自衛権行使を容認する「国家安全保障基本法案」の成立をめざし、その手始めに、国民全般を処罰し、人権を侵害する「特定秘密保護法案」や文民統制を危うくする「日本版国家安全保障会議(NSC)設置法案」の成立を急いでおります。日本は再び軍事国家に豹変しようとしております。
私たち宗教者は、集団的自衛権の行使を容認することは、日本が再び戦争することであり、憲法9条と平和を破壊することでもあり、いのちを奪い、いのちを失うことであると考えます。どんな名目であっても戦争してはいけません。いのちを奪い合ってはいけないのです。
かけがえのないいのちを尊び、いのちをいとおしむことを第一の使命とし、平和の世界を具現するために手を携えている私たち宗教者は、安倍首相の進める集団的自衛権の行使容認に反対し、いのちと9条を守ることを祈り求め、ここに共同のアピールといたします。
呼びかけ人代表
宮城泰年(聖護院門跡門主)
松浦悟郎(日本カトリック正義と平和協議会会長)
小橋孝一(日本キリスト教協議会議長)
宮城泰年(聖護院門跡門主)
松浦悟郎(日本カトリック正義と平和協議会会長)
小橋孝一(日本キリスト教協議会議長)
(引用終わり)
このアピールに対する賛同署名の用紙には「宗派・教派」を記載する欄もあることから、基本的には宗教者に対する呼びかけのようですが、別に宗教団体のしかるべき地位にある必要はなく、自分が宗教者だと思っていれば良いと思うのですが。
昨日(2014年4月9日)現在の集約数は以下のとおりです。
総 数 3,418名
呼びかけ人 52名
FAXや郵送にて 3,046名
インターネットにて 320名
呼びかけ人 52名
FAXや郵送にて 3,046名
インターネットにて 320名
これらの活動の詳細については、「宗教者九条の和」サイトをご参照ください。
昨日の午後、「集団的自衛権の行使に反対し、いのちと憲法9条を守ろう」宗教者共同アピール賛同者第一次集約集会が、参議院議員会館(第101会議室)において開催され、その後、国会前において「路上祈念集会」が開かれました。
YouTubeでその模様を視聴することができます。
20140409 UPLAN 「集団的自衛権の行使に反対し、いのちと憲法9条を守ろう」宗教者共同アピール
https://www.youtube.com/watch?v=B7UPp_jLdk0
https://www.youtube.com/watch?v=B7UPp_jLdk0
この動きを、さらに大宗派も巻き込んで拡げていきたいものです。
真宗大谷派では、3月27日から5月6日まで、「第14回 非戦・平和展」を、真宗本廟(東本願寺)参拝接待所ギャラリーで開催しており、今年のテーマが「平和憲法の精神に学ぶ」とされ、「日本国憲法の特徴は、戦争放棄と軍備不保持を定めた第9条の平和主義にあるといわれています。憲法作成に携わった当時の人たちの努力と、そこに流れる精神にたずねてまいります」と告知されているのですから素晴らしい!
西本願寺ももっと頑張って欲しいけれど。
第1部 講演2 孫崎享氏
https://www.youtube.com/watch?v=7WjiVlMKj2g
第2部 対談 松浦悟郎氏と孫崎享氏