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まだまだやることはある もう一度「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(6/23@和歌山市)への参加を呼びかけます

 

 今晩(2014年6月20日)配信した「メルマガ金原No.1763」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
まだまだやることはある もう一度「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(6/23@和歌山市)への参加を呼びかけます
 
東京新聞 2014年6月20日 朝刊
国会閉会後も自公協議継続 党首会談
 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014062002000135.html
(抜粋引用開始)
 安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党山口那津男代表は十九日、官邸で会談し、集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議を二十二日の今国会閉会後も続けることで一致した。公明党には執行部を中心に「限定容認論」が浮上しているが、この日の党会合でも出席者から行使容認に疑問の声が上がり、意見はまとまらなかった。次回の与党協議は二十日
に開かれる。
 首相は山口氏との党首会談で、与党協議について「国会閉会後もしっかりお願いしたい。精
力的で充実した取り組みを期待している」と、国会閉会後の早期に結論を出すよう求めた。山口氏は「党内ではいろいろな意見が出ている」と述べて、党としての方向性を出すには一定の
時間がかかるとの考えを伝えた。(後略)
(引用終わり)
 
 以上のとおり、とりあえず国会会期末(6月22日)内の「閣議決定」は先送りされたようです。
 もちろん、仮に「閣議決定」が強行されてしまったとしても、やるべきことはたくさんありますが、「閣議決定」を許さないために私たちがやるべきことはまだまだあります。
 
 既に終了しましたが、昨日(6月19日)午後5時30分からJR和歌山駅前において、「集団的自衛権行使を断じて許さない緊急宣伝行動」が行われ、私も参加してマイクを握らせてもらいました。
 しかし、街頭演説というのは難しいですね。聴いている人がいるという実感がなかなかわかない中で、モチベーションを高めつつ、しかも一人よがりにならないようにしながら簡潔に訴えなければならないのですから。
 やはり私は文章を書く方が圧倒的に得意だと自覚しましたが、今は、得手、不得手など言っている場合ではないですから。
 
 そして、明後日(6月22日)は、和歌山市内の鳴滝キリスト教会婦人会の主催する憲法学習会で私が話をさせていただくことになっています。
 信者でなくても、どなたでも参加歓迎だそうです。よろしかったら是非お越しください。
  日時 2014年6月22日(日)午後0時50分~
  会場 鳴滝キリスト教
       和歌山市園部596-36
  参加無料
 なお、この学習会用のレジュメ「子どもたちに伝えるための憲法9条入門」を私の第2ブログ(あしたの朝 目がさめたら)にアップしていますが、中身は、去る4月5日に楠見子連れ9条の会の依頼で行った学習会用のレジュメ「改訂版・若いお母さんのための憲法9条入門」の最後の2章(「今、目の前にある危機」と「危機を克服するために」)を、現下の情勢を踏まえて全面改稿したものです。
 
 さて、その翌日6月23日(月)は、かねて予告していた「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」があります。
 どの程度、和歌山の市民に情報が伝わっているのか心許ないところではあるのですが、1人でも多くの人に参加していただけるよう、最後の最後まで努力しなければと思っています。
 以下に、6月17日に発信した「プレスリリース」(「実施要領」の部分は6月2日付の呼びかけ文から)を引用します。
 
(引用開始)
                                         2014年6月17日
 
         憲法の破壊を許さないランチTIMEデモのご案内
 
報道機関 各位
地方記者室 御中
 
                   憲法9条を守る和歌山弁護士の会
                     代表世話人 山 﨑 和 友
                         同   豊 田 泰 史
                         同   藤 井 幹 雄
                   (リリース送信元)
                    和歌山市三番丁6番地
                    関西電電ビル4階
                     TEL:073-427-0852 FAX:073-427-0853
                       弁護士 金 原 徹 雄  
 
 去る5月15日、私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」からの報告書の提出を受け、安倍晋三首相は、長年にわたり憲法9条の下では行使できないとされてきた政府の憲法解釈を変更し、集団的自衛権行使を容認する「基本的方向性」を明らかにしました。
 そして、公明党との与党協議を加速させ、今国会会期内の今週中にも、「限定的に」集団
自衛権行使を容認する閣議決定が行われるのではないかとの報道がなされています。
 これは、本来憲法改正の手続をふみ、最終的には国民の判断にゆだねるべき重大な問題
を、一内閣の恣意的な決定によって変更しようというものであり、立憲主義そのものを否定す
る許し難い暴挙です。
 憲法9条改正の要否やわが国の安全保障政策について、国民の間に様々な意見がある
ことは承知していますが、今、安倍政権がやろうとしていることは、政府の一存で憲法規範を無効化しようというものであり、これに対して異議申立てをしないということは、日本が民主主
義、法治主義という価値を捨て去り、為政者の独裁を許すことに加担するのも同然です。
 私たちは、従来の立場の違いを乗り越え、広汎な市民・国民が、「憲法の破壊を許さない」
という一点で結集し、安倍政権の企てを阻止する行動に立ち上がることを呼びかけ、そのためのアピール行動として、以下のランチTIME(昼休み)デモを企画しました。各社におかれましては、是非、事前告知及び当日の取材報道にご協力いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
              実  施  要  領
日  時 2014年6月23日(月)午後0時15分~0時45分(予定)
      ※集合時刻は午後0時00分
集合場所 和歌山市役所前
コ ー ス 和歌山市役所前→公園前交差点(左折)→京橋プロムナード(ゴール)
主催団体 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
お問合先 ℡073-428-6557(トライ法律事務所)
そ の 他
 小雨決行(風雨が強い場合は上記お問合先までお電話ください)
 様々に工夫をこらしたプラカード、横断幕、コスチューム等を歓迎します。
 出来るだけ様々な立場の方に参加していただくため、団体名のみを表示した幟の携行は
ご遠慮願います。
 第2回は、今のところ、和歌山大空襲69周年の7月9日(水)、同時刻・同コースで検
討していますが、決定次第またご案内します。
(引用終わり)
 
 ランチTIMEデモの企画を固めたのが6月2日。それからあわただしく時は過ぎ、気がつけば3日後に本番が迫っています。
 そして、シュプレヒコールを誰がやるのか?とか、そもそもどんな内容のコールにするのか?など、もしかすると誰も考えていないのではないかということに(今さらながら)気がつきました。
 既に週末に突入してしまい、誰彼に相談する時間的余裕もありませんので、かくなる上は「全国の同士」を見習おうということで、去る6月17日に東京都内各地で行われた示威行動をOurPlanet-TVが要領良く8分余りのダイジェスト映像にまとめてくれていましたので、これを参考にすることにしました。
 
「戦争する覚悟があるのか」集団的自衛権、5000人が怒りの声
 
https://www.youtube.com/watch?v=l2Lttg6lOPo
 
 上記映像の中で聞き取れたシュプレヒコールを書き出してみました。
 
公明党本部前)
解釈改憲 絶対反対」
閣議決定 絶対反対」
「戦争する国 絶対反対」
公明党は しっかりしろ」
 
日比谷野外音楽堂
「戦争反対」
「九条壊すな」
閣議決定 絶対やめろ」
 
(請願デモ)
「戦争する国にするな」
「戦争反対」
憲法を壊すな」
 
首相官邸前)
「安倍はやめろ」
「ヤメロ ヤメロ」
 
 この映像の最後は、八王子市から参加した新千明さんという女性のコメントで締めくくられていました。実にしっかりしたコメントでしたので、書き起こしておきます。今現在、この新さんのコメント(決意)に付け加えることはありません。
 
「私も息子が2人います。だけれども絶対に息子たちを戦場に行かせる、うちの子もそうだけれど、よその子も絶対に戦場に行かせるようなことは許さない。うちの子だけじゃないです。
 安倍さんは、聞かないっていうのか、聞こえている?本当は。この私たちの、日本の国
民の「戦争はいやだ」、「憲法9条を守れ」、「集団的自衛権を行使するな」という、その声がもしろ聞こえているからこそ、この暴走というか、無理矢理にでも聞かないふりして、進めようとしているんじゃないかなって思っているんです。安倍政権のむしろこれは焦りの
結果ではないかなと思っているんですね。
 ですから、もっともっと私たちは世論を大きく広げて、今度は絶対に「閣議決定」もさせ
ないしね、それにまつわる法案というのが秋の臨時国会に提出されるかもしれないでしょう。絶対にあきらめないでね、闘い続けよう、声を上げよう、まわりの人に広げて行こうと思っています」