今晩(2014年8月13日)配信した「メルマガ金原No.1816」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
伊藤塾塾長、法学館憲法研究所所長、法学館法律事務所所長、そして日本弁護士連合会憲法問題対策本部副本部長など、重要な役職をいくつも兼務しながら、伊藤塾での講義日以外は、いつも講演に全国を飛び回っておられるのではないか、と思えるほど多忙な伊藤真弁護士に、来月(9月)16日(火)、和歌山市で講演していただくことになりました。
その時の模様を書いた私のメルマガ(ブログ)は以下のとおりです。
2014年2月1日
上記ブログには、過去私が伊藤さんを取り上げて書いたブログ記事にリンクをはってありますので、各記事をお読みいただけると幸いです。
さて私は、今年の4月から数年ぶりに憲法委員会に復帰し(過去1年だけ在籍していた)、ひょんなことから委員長になってしまったのですが、なってしまった以上、当然ながら、和歌山弁護士会として集団的自衛権の問題にどう対処すべきかを考えることになります。
もっとも、若手委員の中から2人の副委員長を選任し、全ての企画の実務面での責任者を各副委員長にお願いするという方針を打ち出しましたので、市民向け企画のメインゲストをどなたに依頼するかということについても、副委員長を座長とするプロジェクトチームに任せていました。私がやったことと言えば、今年に入ってから、上脇博之氏、森英樹氏、半田滋氏、柳澤協二氏などが和歌山で講演されているので、これらの方々は外すようにと助言するとともに、各地でよく講演されている方数名の名前を挙げただけで、企画会議に出席することもしませんでした。
そして、座長を務めた副委員長から、「第一候補として、伊藤真先生にあたってみたい」という報告を受けたという次第です。もちろん異論などあるはずがなく、日程調整の結果、9月16日においでいただけることになったという次第です。
それでは、9月16日の集会のチラシ記載内容をご紹介します。
(チラシ文字情報から引用開始)
去る7月1日、従来の政府解釈を変更して、集団的自衛権を「限定的に」行使できるという閣議決定がなされました。伊藤真弁護士に、憲法と集団的自衛権について、分かりやすく解説してもらいます。1人でも多くの方にご参加いただき、集団的自衛権についての理解を深めていただければと願っています。
日本弁護士連合会憲法問題対策本部副本部長
(プロフィール)
1958年東京都生まれ。1981年司法試験に合格。1982年東京大学法学部卒業後、司法研修所入所。研修修了と同時に弁護士登録(1995 ~2007年は弁護士業務休業)。1995年「伊藤真の司法試験塾(現 伊藤塾)」設立。2002年「法学館憲法研究所」設立。2007年「法学館法律事務所」設立。2009年「一人一票実現国民会議」の発起人となり、多くの弁護士、著名人と共に、日本に真の立憲民主主義を実現すべく活動している。著書多数。
(プロフィール)
1958年東京都生まれ。1981年司法試験に合格。1982年東京大学法学部卒業後、司法研修所入所。研修修了と同時に弁護士登録(1995 ~2007年は弁護士業務休業)。1995年「伊藤真の司法試験塾(現 伊藤塾)」設立。2002年「法学館憲法研究所」設立。2007年「法学館法律事務所」設立。2009年「一人一票実現国民会議」の発起人となり、多くの弁護士、著名人と共に、日本に真の立憲民主主義を実現すべく活動している。著書多数。
日時/2014年9月16日(火) 開場/午後5時30分 開会/午後6時00 分
場所/和歌山県民文化会館小ホール 和歌山市小松原通り一丁目1番地
主催/和歌山弁護士会 共催/日本弁護士連合会
入場無料 予約不要 手話通訳がつきます
お問い合わせ先 和歌山弁護士会 和歌山市四番丁5番地 電話073-422-4580
場所/和歌山県民文化会館小ホール 和歌山市小松原通り一丁目1番地
主催/和歌山弁護士会 共催/日本弁護士連合会
入場無料 予約不要 手話通訳がつきます
お問い合わせ先 和歌山弁護士会 和歌山市四番丁5番地 電話073-422-4580
(引用終わり)
2部構成の第2部も企画PTの発案で、憲法委員会の若手委員4人が生徒役となり、集団的自衛権をめぐり、伊藤先生に次々と質問をぶつけようというもので、いわば「気分は伊藤塾和歌山校」(?)というところでしょうか。
なお、第1部の講演終了後、会場の参加者から伊藤先生への質問票を回収し、第2部の中でそのうちのいくつかは、生徒役の弁護士から伊藤先生に、実際に質問してもらうことを予定しています。
なお、共催/日本弁護士連合会となったのは、日弁連が、集団的自衛行使容認に反対するシンポジウム・市民集会などを各地の弁護士会が主催する場合、申請により、日弁連が積極的に「共催」し、共催分担金を支給することによって各弁護士会における取組を促進するという新しい方針を打ち出したため、和歌山弁護士会も早速共催を申請し、日弁連の承認を得たという訳です。
日弁連からの財政援助が得られる見込みがついたため、これで、年度内にもう1本企画を実施できるかもしれないと考え始めているところです(またPT座長を押し付けられるだろう副委員長は「勘弁して欲しい」と思っているかもしれませんが)。
最後に、伊藤真さんの講演の模様を収録した映像を2本ご紹介します。
直近の政治状況を踏まえ、集団的自衛権をフューチャーした伊藤さんの講演としては、まずこの映像を視聴すべきでしょう。
2014/07/27 【愛知】国民安保法制懇 緊急集会 集団的自衛権行使を容認する閣議決定を徹底検証!(動画)
もう1本、昨年(2013年)の4月27日に収録され、DVDとして普及された「憲法ってなあに?憲法改正ってどういうこと?」が、収録1年を期して無償で公開されました。もしも伊藤さんの講演をそれまで一度も聴いたことがなかった人がこの映像を視聴すれば、間違いなく「目からうろこが落ちる」という思いを味わわれることでしょう。必見です。なお、韓国語吹替版と英語吹替版も公開されています。
憲法ってなあに?
韓国語吹替版
英語吹替版 What is The Constitution of Japan ?