読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

対談「小林節氏vs山中光茂松阪市長」で楽しく学ぶ集団的自衛権

憲法 政治

今晩(2014年9月13日)配信した「メルマガ金原No.1847」を転載します。

なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
対談「小林節氏vs山中光茂松阪市長」で楽しく学ぶ集団的自衛権
 
 三重県松阪市山中光茂市長を中心に、集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し集団訴訟・国家賠償請求を行い、司法の場で「NO」と言うために立ち上がった市民団体「PeaceWing」の開催した第2回市民集会(9月11日(木)午後7時~/於:松阪市業振興センター)に、山中市長の慶應義塾大学での恩師でもある小林節さん(慶應義塾学名誉教授、弁護士)が登壇され、IWJによって録画がアップされています。
 
2014/09/11 【三重】対談!憲法学者小林節×松阪市山中光茂立憲主義の破壊につながる集団的自衛権閣議決定について~(動画)
 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168317
 
 内容は3部構成で、視聴の目安時間は以下のとおりです。
 
2分~ 山中光茂松阪市長あいさつ
8分~ 第1部 小林節氏 基調講演
34分~ 第2部 山中市長と小林氏の対談
74分~ 第3部 質疑応答
 
 
 第1部、小林節さんの基調講演のまとめの部分(映像の30分ころ~)から、一部を文字起こししてご紹介します。
 
(引用開始)
安倍さんは、この憲法をそのままにして、なんだか知らないけど、閣議決定で、集団的
自衛権、つまり同盟国を助けるために海外に戦争に行けるように「アタシが決めました」。「いや、あんたにそんな権限ないよ!」と言って、山中君はここで(松阪市で)怒ってるわけです。私は東京で怒ってるわけです。
(略)
憲法9条は、現に有効で存在する限りですね、日本は、やりたくても、いややりたくあり
ません、やりたくても海外で戦争できる法的道具立てがないはずが、それを何というのかな、安倍内閣の人々の言ってることとか、お友達グループ、権力者じゃない人々が言ってることとかですね、それから、安保法制懇っていって、安倍さんの家庭教師集団がいますけど、あそこに憲法学者は1人しかいなくてあと全部政治学者の類なんですけど、彼らの言ってることを見ると、「やりたいことをやらせてくれよ」「知識、関係ねえや」という感じがするんですね。あまりにも、なんというか、不遜というか、勉強嫌いというかですね、最低限の常識を共有していないという感じがするんですね。本当に危ないと思います。
(引用終わり)
 
 しかし、この録画で本当に「面白い」、と言うのがまずければ「分かりやすい」、あるいは「聴いてためになる」のは圧倒的に第2部と第3部ですね。
 これまでも、小林節さんの講演や記者会見の映像、インタビュー記事や国会会議録などをかなりご紹介してきましたが、これほどリラックスして率直に発言している小林先生の姿は珍しいと思います。
 その原因は、言うまでもなく「優秀な信頼できる教え子」である山中光茂市長のホームグラウンドに招かれたというシチュエーションのなせるわざでしょう。
 そして、山中市長自身、時に小林先生の意見をさらに聴衆により分かりやすいようにかみ砕いて説明するなど、「尊敬する恩師」を迎えたホストとして行き届いた心配りをするとともに、自信をもって自説を展開するところもあり、この「子弟」は絶妙なコンビですね(小林さんがちらっと話されたところからすると、どうやら対談本の企画が進んでいるようですが)。
 あらためて、山中市長の経歴をWikipediaなどで調べてみると、慶應義塾大学法学部を卒業した後、群馬大学医学部に学士入学し、医師免許も取得しているとか。さらに、松政経塾の出身でもあるというのはご存知の方も多いでしょうか。私もそれを知った時、一瞬「引いて」しまいましたからね。経歴だけで色眼鏡をかけて見る愚は慎まねばならないとい
うことだろうと思います。
 お2人の意見に全面的に賛成できないところがあっても、少なくとも、先に引用した小林さんの発言にならえば、「最低限の常識を共有」できることは間違いないでしょう。真の議論というのは、そういう共通の常識の上にしか成り立たないのかもしれません(「朝まで生テレビ」が空しいのはそのためでしょう)。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2013年5月13日 
小林節氏らの「96条“改正”絶対阻止」の主張に連帯するために
2013年6月9日
6/8小林節氏講演会「改憲派が斬る!96条改悪に異議あり!」(in神戸市)
2013年7月13日
この7年間、私たちは何をしていたのか?~「小林節さんに聞いた」(2006年/マガジン9条)を読んで~
2013年7月31日
小林節氏×伊藤真氏~憲法改正を議論するために~
2013年12月20日
小林節さんの“集団的自衛権についての意見”が知りたい
2014年4月15日 
集団的自衛権でも小林節さんに頑張ってもらおう(付・立正佼成会の集団的自衛権についての見解)
2014年5月30日
12人の怒れる識者(国民安保法制懇)に期待する
2014年6月11日
立憲デモクラシーの会「見解」を学び活用する
2014年7月28日
「7/1閣議決定」は憲法違反か?
2014年7月29日
国民安保法制懇、名古屋で始動する(7/27)
2014年9月7日
立憲主義は8年前から危機的状況だった~2006年5月18日衆議院憲法調査特別委員会での小林節参考人の意見から
 

(付録)
『つわぶきの花のように』 作詞:つわぶき会、宝子 作曲:宝子 演奏:宝子
 https://www.youtube.com/watch?v=Qm7esCKy_70