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あなたも京都脱原発訴訟(大飯原発差止請求)の原告になりませんか?~第三次提訴原告募集中!

今晩(2014年10月6日)配信した「メルマガ金原No.1870」を転載します。

なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
あなたも京都脱原発訴訟(大飯原発差止請求)の原告になりませんか?~第三次提訴原告募集中!

 和歌山大学教育学部教授の江利川春雄先生といえば、今や、大津由紀雄氏(明海大
学外国語学部教授、慶應義塾大学名誉教授)、斎藤兆史氏(東京大学大学院教育学研究科教授)、鳥飼玖美子氏(立教大学特任教授、国立国語研究所客員教授)とともに、日本における英語教育を崩壊の危機から救うために結成された(?)「4人組」の1人として、まさに東奔西走、獅子奮迅の活躍をされていますが、和歌山大学のふもとに住む住民である私にとっては、何より、同大学の国道をはさんだ向い側に計画された大規模産業廃棄物中間処理(焼却)施設(略称「梅原産廃」)建設阻止のための住民運動をまとめあげ、法廷闘争の末、産廃計画を断念に追い込んだ「事務局長」として、私たち弁護団の最も信頼できる同志であったのです。
 

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 また、江利川先生は、和歌山大学の教員仲間をかたらい、「先コウ花火」なるロックバンドを結成し、不動のリードギター兼バンマスを務めておられます。昨年(2013年)11月23日に開催された和大祭に出演した際の「先コウ花火」の勇姿を1枚ご紹介します。写真向かって右側から江利川先生、越野章史先生(教育学部准教授/ベース、ギター、ボーカル)、中串孝志先生(観光学部准教授/キーボード、サックス、ベース)、奥が足立基浩先生(経済学部教授/ドラムス)です。ちなみにこの日のプログラムは、練習曲『ずっとウソだった』(斉藤和義)、1曲目『情熱の薔薇』(ザ・ブルーハーツ)、2曲目『バラバラ』(RCサクセション)、3曲目『青空』(ザ・ブルーハーツ)、4曲目『最後のニュース』(井上陽水奥田民生風に)、5曲目『人にやさしく』(ザ・ブルーハーツ)、アンコール曲『リンダリンダ』(ザ・ブルーハーツ)でした。

 さらに、かねて反原発の志も強固であり、3.11以降、『みんなウソだった』(斉藤和義)や『東電に入ろう(倒電に廃炉)』の存在をまっさきに教えてくださったのが江利川先生でした。
 
 さて、その江利川先生から、このたび以下のようなメールが届きました。
 
(2014年10月5日 江利川春雄先生から金原宛メールより引用開始)
 以前ご相談した大飯原発差し止め訴訟京都原告団への参加の件で、以下のような呼びか
け文をブログに書きました。
 http://blogs.yahoo.co.jp/gibson_erich_man/35139186.html
 大飯原発とすべての原発を止めるために、和歌山からも京都訴訟の原告を募りたいと考えて
います。つきましては、金原先生のメールマガジン(ブログ)でも下記の内容をご紹介いただけないでしょうか。
 
~以下「希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)」より~
裁判で原発再稼働を止めよう
 2014年5月21日、福井地裁大飯原発3、4号機の運転差止を命ずる、歴史的な判決を
下しました。
 http://nonukes-kyoto.net/?p=659
 判決では、原発から250km以内の住民が当事者だと述べています。
 そうなると、私が住む和歌山県を含む近畿一円も、福井県原発群の当事者だということに
なります。
 福井の人たちに続き、いま京都脱原発弁護団・原告団関西電力大飯原発の運転差止
などを求め、京都地裁に提訴しています。
 福井判決に続き、京都地裁でも大飯原発差止の判決が出れば、大阪高裁がこれらの判決
をくつがえすのは難しくなるでしょう。
 そうなれば、全国の原発廃炉に追い込む道が開けると思います。
 地震大国、火山大国の日本に、危険きわまりない原発が存在する余地はありません。
 現在、京都訴訟の原告は約2000名ですが、数は力なので、あと1000人の原告を増やそうと
努力しており、いま第三次原告を募集しています。
 http://nonukes-kyoto.net/?page_id=544
 私たち和歌山県民も、近畿一円の皆さんも、「当事者」として、この京都脱原発訴訟の原告
団に加わり、大飯原発とすべての原発の再稼働を許さない取り組みに加わりませんか。
 もちろん、私も原告に加わりました。
 関心をお持ちの方は、ぜひ京都訴訟原告団のホームページをご覧ください。
 http://nonukes-kyoto.net/
 ご質問等は原告団事務局にお尋ね下さい。
  kyotodatsugenpatsubengodan[@]gmail.com  *[@]を@にしてください。
 和歌山県民の方は、江利川に御連絡下さい。
  erik[@]jtw.zaq.ne.jp *[@]を@にしてください。
 なお、今後、脱原発に向けた訴訟の意義を学び、原告団参加者を増やすために、京都訴
原告団長の竹本修三氏(京都大学名誉教授)を和歌山にお招きしたいと計画中です。
 ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 
(追記)
 なお、原告になるには5000円かかりますが、この件につき竹本団長から以下の説明を受け
ております。
(引用開始)
 大飯原発差止京都訴訟の原告になっていただくためには、参加費が5000円かかります。
のほとんどは訴訟の際の収入印紙代に消えてしまい、弁護士費用も出せません。印紙代が高額なのは、大飯原発が稼動していると不安でたまらないので、大飯原発が動いている期は原告1人につき、月1万円の損害賠償費を払え、という訴訟になっているからです。
 我々が5000円を払って裁判に勝って、それで原発を止められればそれでいいですが、われ
われが勝ってもそれでも関電が大飯原発を再稼働すれば、原告1人につき月1万円が入ってくることになります。ですから関電が1ヶ月大飯原発を再稼働すれば、原告費用は帰ってくることになりますので、どうか5000を払って原告になって頂きたいです。
(以上引用終わり)
(引用終わり)
 
 江利川先生のブログでも紹介されているとおり、大飯原発の差止めを求める訴訟としては、去る5月21日に画期的な判決が出た福井地裁事件が有名ですが(現在、控訴審が名古屋高裁金沢支部に係属)、京都地裁にも、2012年11月29日、関西電力と国を被告として、以下のような請求を行う集団提訴がなされています。
 
訴状」より「請求の趣旨」
 http://nonukes-kyoto.net/wp/wp-content/uploads/2013/05/121129sozyo.pdf
1 被告関西電力株式会社は、福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1-1所在の
大飯原子力発電所1号機、2号機、3号機、4号機を運転してはならない。
2 被告国と被告関西電力株式会社は、連帯して、原告らに対し訴状送達の日から
1項記載の大飯原子力発電所各号機を使用停止するまで1月あたり各金1万円を支払え。
3 訴訟費用は被告らの負担とする。
との判決を求める。
 
 現在、第三次提訴のための原告を「京都脱原発訴訟原告団」が大募集中であり、原告団団長の竹本修三さんから見込まれた(?)江利川先生が、広く和歌山県民に呼びかけることになったものです。
 もっとも、最初に江利川先生からこのお話を伺った際には、江利川先生自身、竹本修三
団長とは面識も何もなかったと仰っていたような。
 まあ、面識のあるなしなどより、志と心意気の問題だということでしょうね。
 私も出来るだけのご協力はしたいと思っています。
 皆さんも、原告になっていただけませんか?
 
(付記その1)
 弁護士として一言すると、5,000円の費用がいずれ返ってくるというような期待を持たれては困ると思いますね。念のため。
 
(付記その2)
 私のメルマガでは、江利川春雄先生の本来の研究分野(英語科教育学、英語授業学、日本英語教育史)における発表成果をご紹介したこともあります。そのうち、2012年3月に京都大学で開催された国際研究集会2012「大学における外国語教育の目的:『ヨーロッパ言語共通参照枠』から考える」において発表された『平和,民主主義,民族連帯のための英語教育を』をご紹介した号を、私の第2ブログに転載しておきましたので、是非ご一読いただきたいと思います。2年半前の発表ですが、その時、江利川先生が警鐘を鳴らした危機はいよいよその深刻さを増す一方であり、是非多くの人に読んでいただきたいと思います。
 
2012年4月25日(2014年10月6日にブログ「あしたの朝 目がさめたら」に再録)
江利川春雄氏 『平和,民主主義,民族連帯のための英語教育を』
 
(付記その3)
 「4人組」がひつじ書房から刊行した2冊のブックレットは、日本の英語教育は一体どうなるのかと憂える全ての人の必読書です。
『英語教育、迫り来る破綻』(2013年7月)
『学校英語教育は何のため?』(2014年7月)