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「怒れる大女子会」が日本を変える!~いつか、きっと

 今晩(2014年12月7日)配信した「メルマガ金原No.1932」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「怒れる大女子会」が日本を変える!~いつか、きっと

 各紙が一斉に「自民党300議席を超える勢い」と報じた総選挙序盤情勢を読むにつけ、怒りの持って行き場がないと感じておられる方も多いことでしょう。
 しかし、1人1人が各自で「怒って」いるだけでは、なかなか政治情勢を動かす力にはなりにくいということも、残念ながらこれまで嫌というほど経験してきたことです。

 今日ご紹介しようというのは、そのような1人1人の「怒りの声」を結集し、新たな力とするために開催された(のだと思うのですが)「第35回 マガ9学校」「怒れる大女子会!」という企画です。
 マガジン9に開催レポートが掲載されていますので、公開された動画と併せて、その一部を抜粋してご紹介します。
 
(抜粋引用開始)
マガ9学校 第35回
「怒れる大女子会!」
もういい加減にして「オッサン政治」!
だから…2015年春に向けてのキックオフ大集会

2014年11月22日(土)14:00~17:00 @東京YWCA
主催:マガジン9 共催:日本YWCA
後援:グリーン・ウィメンズ・ネットワーク(グリーンピース・ジャパン)、WAN(ウィメンズ アクショ
ン ネットワーク)など。
 
(はじめに)
 世論を押し切る強行採決による特定秘密保護法の制定、立憲主義無視の閣議決定による9条の解釈改憲集団的自衛権行使容認、上から目線の「女性の活用」、リスク満載の原発推進政策などなど…。極め付きは誰もが理解不能の「自己都合解散」。たがが外れたような安倍政権の暴走ぶりに、どうにも納得がいかない!理不尽すぎる!この先どうなるの…と感じている女性たちに対して、怒りと不安をこの際「女子会」でぶちまけませんか?
 と呼びかけたところ大きな反響を呼び、用意した150席は満席に。いつもの「マガ9学校」とは少々趣が異なり、子どもが走り回り、美味しいコーヒーの香りが漂う、まさに「大女子会」。歌ありトークありディスカッションありの、熱気に包まれた3時間となりました。
 
(イントロダクション:ビデオメッセージ)
「怒れる大女子会 リレートーク 上野千鶴子 谷口真由美 セヴァン・鈴木 」
 

(第一部:リレートーク「私たちはこの問題で怒っている!」) 

① 太田啓子さん(弁護士)

② Yukariさん(ママシンガー
 福島県いわき市から都内に自主避難をしているママシンガー、Yukariさんからは3・11以降に作った
オリジナル曲を披露。同じくいわき市から避難をしているママからも現状を正しく知って欲しい、そして
次の選挙では子どもたちのために1票を投じて欲しいと訴えました。
③ 地域で活動している女性たち
 「秘密保護法を考える女子会@足立」
 「保育所つくってネットワーク」
④ 山秋真さん(ジャーナリスト)
⑤ Tさん(青森県むつ市出身)
 「福島のママたちのお話に涙が止まらなくなってしまったTさんですが、下北半島が、核のゴミ捨て場になってしまっていることを訴え、それでもなお、原発を止めようとしない現政権に対して、『怒っていることを通りこして、悲しい』と声をふるわせました。話を聞き入っている会場の女性たちの目にも涙がたまっていました」
 
(第二部:トークセッション「なぜ政治の世界に女性が必要なのか?地方自治ジェンダーバランス」)
怒れる大女子会 第2部「トークセッション」
 太田啓子さん(弁護士)
 三浦まりさん(上智大学教授・政治学)
 奈須りえさん(前大田区議会議員)
 雨宮処凛さん(作家)
 
(第三部:グループトーク)
 
(おわりに)
 今回の「怒れる大女子会」は、2015年春に行われる統一地方選挙に向けてのキックオフ大集会として、企画したものでした。これをきっかけに、あちこちで小さな「怒れる女子会」が開かれ、女性たちが学び、つながり、美味しい物や子育ての悩みを話し合うように、政治や社会問題についても、気軽に話すようになって欲しい。そして選挙に行く仲間を増やして欲しい…そんな思いがあります。突如やってきた「総選挙」が12月14日にありますが、そんな機会も「利用」して、ネットワークづくりをして欲しいと思います。
 太田啓子さんから、「あなたの地域で怒れる女子会、開きませんか?」と、実際に動き出す時に便利な簡単マニュアルを作成いただきました。こちらも是非、ご利用ください。
(引用終わり)
 
 最後に引用した箇所でも分かるように、「怒れる大女子会!」が企画された時点では、年末の解散総選挙など想定されておらず、来年4月の統一地方選挙に向けたキックオフ集会という位置付けであったようです。
 ところが、この降ってわいたような総選挙、「怒れる」女性たちの声を選挙結果に反映させるだけの時間はほとんどないのかもしれませんが、12月14日の結果がどうあれ、納得できない状況を少しでも好転させ、子どもたちの未来に対する責任を果たす必要がいささかも低下するものではありません。
 例えば、私の地元・和歌山県議会では、全く何の議論もなしに「国会に憲法改正の早期実現を求める意見書」を採択する自民党県議団に圧倒的な議席の保有を許しているのですが、地方には、このようなところも少なくないでしょう。このいかんともし難い状況に風穴を開けるためにも、来春の統一地方選挙に向けて、「怒れる」女性の力を結集するムーブメントを、是非全国各地に波及させていって欲しいと思います。
 
 ということで、太田啓子弁護士が作った「ご当地版『怒れる大女子会』企画簡単マニュアル~あなたの地元で『怒れる大女子会:』をやりませんか?」を参考に、是非1人でも多くの方に企画者として名乗りを上げていただきたいと思います。
 マガジン9にこの記事がアップされたのが11月26日でしたので、太田さんの文章の中にも「できることならなんとか衆院選前に」と書かれていますが、今(12月7日)から企画して「衆院選前」は無理でしょう。
 来春の統一地方選挙の日程は、都道府県と政令市の議員選挙は4月12日、それ以外の市町村の議員選挙は同26日と決まっています(首長選挙も同時にあるのですが、こちらは「統一」から外れてしまったところが多いでしょう)。
 当面は統一地方選挙を視野に入れながら、「怒れる大女子会」をあちらでも、こちらでも開催する状況を作り出したいものです。
 
 太田さんも書いているように、「怒れるテーマをいくつか決めておいて、それぞれのテーマについて短く解説してくれる専門家・当事者を呼んで話してもらう」ということも一案なので、もしも私でお役に立てるようなテーマであれば、遠慮なくご連絡ください(「女子会」でもゲストは男性でも良いでしょう?)。時間の都合さえつけばいつでもお伺いします。「女子会」であれば謝礼無用(!)。和歌山市及び隣接市なら交通費も無料ということで(美味しい紅茶かコーヒーを出していただければ十分)。
 誰か企画してもらえませんか?