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予告2/7映画『ママの約束』上映と増山麗奈監督トーク&アート(in和歌山市)

 今晩(2014年12月25日)配信した「メルマガ金原No.1950」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
予告2/7映画『ママの約束』上映と増山麗奈監督トーク&アート(in和歌山市

 こう年も押し迫ってくれば、来年のことを言っても別に鬼も笑わないだろうということで、年明け2月7日(土)に和歌山市で行われる映画『ママの約束』上映と増山麗奈(ますやま・れな)監督のトーク&アートの会をご案内します。
 
 とはいえ、私もこの映画上映の呼びかけ人の1人に名前を連ねていながら、映画の中身については全く予備知識がなく、どうご紹介したものかと首をひねっているところです。実は、呼びかけ人候補者を集めた試写会が行われたのですが、あいにく他用のために参加できず、この映画について知っていることと言えば、YouTubeで観た予告編くらいのものなのです。
 
増山麗奈 監督「ママの約束」~原発ゼロで見つけた本当の豊かさ?予告編
 

 そこで、このメルマガ(ブログ)で取り上げるために急いで情報を仕入れた上で、そのうちのいくつかを皆さんとシェアしようと思います・・・と言えばもっともらしいのですが、要は「泥棒を捕らえて縄をなう」ということですね。
 
 まずはじめに、2月7日の開催概要をご紹介しておきます。
 
映画『ママの約束 原発ゼロでみつけた本当の豊かさ』上映と
増山麗奈監督トーク&アート
 
開催日時 2015年2月7日(土)
 開場 午後6時00分
 開演 午後6時15分
  第1部 ドキュメンタリー映画『ママの約束 原発ゼロでみつけた本当の豊かさ』上映(上映時間約90分)
  第2部 増山麗奈監督トーク&アート(約30分予定)
会場 和歌山市中央コミュニティセンター1階 多目的ホール(小)
     和歌山市三沢町1丁目2番地
上映協力券(前売・当日とも)
 一般500円  大学生200円  高校生以下無料

※金原注 中学卒業後、高校に行っていない、もしくは中退した人で、もし高校に進学していれば通常在学している年齢の人は無料と考えていいんでしょうね?それでは、高校を卒業して(もしくは卒業する年齢に達して)就職した、あるいは無職の人は500円で、大学に在籍していれば200円なんだろうか?まあ、大学に行くのに金がかかるから、割り引くことにしたんでしょうか?はっきり言って私には分かりませんので、疑問にお答えすることはできません。
主催 映画『ママの約束』を観る会・和歌山
連絡先 090-5465-3105(西郷) メール:
s_akira_56@yahoo.co.jp
※駐車場の台数が限られていますので、極力乗り合わせて来られるか、公共交通機関をご利用ください。
 
 なお、この映画上映会の呼びかけ人となった皆さんをご紹介します(五十音順)。
 
内海洋一、小野澄義、烏野久子、貴志公一、金原徹雄、小谷英治、西郷章、佐藤弘文、竹内孝子、田村悠紀栄、西出いづみ、馬場潔子、藤崎豊、渡辺陽子(映画『ママの約束』を観る会・和歌山 代表)
 
 以上の呼びかけ人の内、主催団体の代表を引き受けられた渡辺陽子さんは、郡山市から和歌山市に母子避難され、この前、和歌山障害者・患者九条の会の集いで講演されたあの渡辺さんだと思うのですが、何しろ私自身、試写会にも会議にも全然出ていないため、その間の事情は全然分かりませんが、映画の趣旨に賛同して引き受けられたのでしょうから、とても良いことだと思います。
 
 さて、肝心の映画のことです。一体どんな映画なんでしょう。幸か不幸か試写を見損なった私としては、一般の参加者の皆さんと一緒に、あまり先入観を持たないようにして画面に向き合いたいと思っています。
 ただ、そうは言っても、全然見当違いの期待を持って上映会に臨むのもいかがかと思うので、ある程度、映画の狙いを知った上で鑑賞するのも悪くはないと思います。
 
 上でご紹介したこの映画のチラシ【裏面】にこの映画に出演された主な方々の名前が掲載されています。
 
小出裕章山本太郎藤波心志葉玲広河隆一、セバスティアン・ブフルークバイル(ドイツ放射線防護協会会長)、木田節子、オリバー・ストーン、河野太通(臨済宗妙心寺派管長、全日本仏教会前会長)、武藤類子、佐々木るり
 
 とにかく、これを一瞥しだだけでも、同じ原発をテーマとしたドキュメンタリー映画といっても、『祝(ほうり)の島』や『フタバから遠く離れて』とはその目指すベクトルが相当に違うことは明らかです。
 
 ここで、増山麗奈監督自身がこの映画で何を目指したのかを語りかけた映像がありますのでご覧ください。
 
ママの約束全国上映であたたかい輪を作ろう!
 

 また、監督自身のFacebookに、映画の「見所」を自ら説明した文章が掲載されていました。少し長くなりますが、主要部分を引用します。
 先にも書いたように、あまり先入観をもって映画を観るのは好ましいことではありませんが、他方、見当違いの期待をもって鑑賞してもおかしなことになります。
 それでは、私のお勧めのやり方は?
 一度だけ、以下の増山麗奈さんの文章を全部読み通してください。そして、1ヵ所か2ヵ所、自分はこの部分に特に注目して映画を観ようという部分を記憶してください。そして、残りは忘れてください。そういう状態で2月7日に中央コミセンの客席に座ってください。
 きっと良い体験ができると思いますよ。
 
増山麗奈「映画「ママの約束」見所と自主上映会の仕方です」
(抜粋引用開始)
 「ママの約束?原発ゼロでみつけた本当の豊かさ」は、私増山麗奈が、3年間多くの皆さんの技術協力、ご支援、ご尽力応援をいただき、ドイツや福島、原発立地地域や長崎、インドなどの取材をへて制作しました。放射能をばらまいてしまった福島の原発事故の後、どうやったら少しでも安全で希望のある未来を次世代に届けられるのか、母から子への目線で伝える作品です。
【長年研究、活動してきたジャーナリスト、専門家の研究をわかりやすく】
 ジャーナリストの広河隆一さん、研究者の小出裕章さん、当選の瞬間の山本太郎さん、南相馬市市議の大山弘一さん、宗教界のボスとして初めて脱原発宣言を行った河野太通さん、福島の富岡町のご自宅を東京電力に奪われ原発難民となった木田節子さん、世界のオリバー・ストーン、ドイツ放射線防護協会のセバスティアン・プフルークバイル博士、広島の被爆者の故銀林美惠子さんなどそうそうたる方々にご出演いただきました。複雑になりがちな内容を、手作りの図や絵を交え、子どもにも伝わるように工夫しました。動画や資料の提供を、イラクを初め世界中の核被害を伝えてこられたジャーナリストの森住卓さん、警戒区域の研究を続けてこられた今中哲二さん、長年チェルノブイリの支援をしてくれていた野呂美加さんにしていただきました。
原発の片づけるビジョンを!原発廃炉現場をレポート】
 原発廃炉の仕方、見たことありますか?報道規制があるのかないのか、日本ではなかなか原発廃炉の様子が伝えられることがありません。世界で最も多い25基の廃炉が進むドイツで、現場をレポートします。
【すべての母の祈り、子どもたちへ託す願い】
 映画の冒頭で、私は娘に「原発のゴミによって作られた劣化ウラン弾の被害を心配して、あなたを産んだんだ」ということを伝えます。
 そのシーンにパートナーの写真を重ねました。なぜかというとこれから福島の子どもたちや日本の子どもたちに、人を愛する勇気を持ってほしい、と思ったからです。しょうがいを持つこどもをうむリスクは増えたかもしれないけれど恋をすること命を授かること、青春の果実を存分に味わってほしい、というエールを送りたい。東京電力なんかに、愛しあう権利を奪わせてはいけない。
【世界の核の被害者たちと共感しあう】
 イラク劣化ウラン弾の被害にあった子どもたち、原発立地地域の人々の原発労働へのリアルな不安、ドイツの核廃棄物処分場の近くの住民の不安を伝えています。イラクや福島、核実験の現場や米軍、広島長崎、世界中の核処分場候補地で今まで流されてきたであろう幾多のおじいちゃん、おばあちゃん、父や母の涙、こどもたちの涙に想像力を働かせ、みんなが繋がり合うきっかけをつくりたいと願っています。
【広がる土壌汚染、健康対策にも言及】
 関東のホットスポットである千葉県流山市の市議が周りのお母さん達に鼻血が増えている不安を語るシーンがあります。市民が子どもたちを守ろうと企画した甲状腺エコー検査にも同行しました。命を守るには現実と向き合い様々な具体的な支援を行っていくことが大事だと考えています。
【希望はアート】 
 現実と向き合い被ばく対策をしようとすると、矛盾がおこります。故郷の土や歴史そのものがそのひとの命であるとき、移住するということは命をはがされることと同じ痛みを伴うことだからです。(自分で田んぼを耕すようになって、土が命であることを知り、原発事故が奪ったものの重さを改めて感じました。)何度考えても心が切り裂かれそうになるとき、「希望はアートだ」と確信しました。
 原発が壊していくのは環境、健康、そして人々の心、つながりです。避難するしない、賠償金をもらうもらわない、さまざまな状況の中で人々の心は複合的に傷つけられていきます。そんなとき”どちらが正しい”という議論はさらに戦いをうみます。「傷ついた心をそのまま受けいれ、つなぐ広い海」のようなアートだが必要です。
【子どもたちの心に寄り添う】
 特に傷つけられているのは子どもたちの柔らかい心です。インドで児童労働を行っていた女の子ミーナが、過去を振り返るシーンがあります。彼女がつらかったのは「お父さんがお酒をのんでいるとき」。世界には戦争や原発事故、貧困、様々な問題があるけれど、子どもたちにとってつらいのは目の前の世界が暴力によって荒んでいくことなんだな、と思いました。福島の少女ゆずきちゃんの心には「故郷の桑の実が食べられなくなったこと」と「お花が飾られなくなったこと」がとげのように突き刺さっています。
原発輸出よりアート!インドと福島の文化交流】
 インドと福島の子どもたちで大きな絵を描いた後、ゆずきちゃんもミーナもお互いをわかり合えたような、輝く笑顔を見せます。世界中の人が、理解し合い、心をひらきはじめたら、もうこの地球には原発も戦争も、差別も、格差もなくなるかも。そんな風に思えるほど素敵な笑顔でした。今、日本では、多くの方の声のおかげで一基の原発も動いていません。そんな中政府は、原発の被害を矮小化し、インドに原発を売ろうとしています。「チェルノブイリの後人類は原発をやめることができなかったけど、フクシマの後、日本人の行動によって、世界中の原発を止めることができたね」そんな風に将来言ってもらえるように今が踏ん張り時だと思います。
【子どもや市民の目線をビジュアルで伝える技法
 子どもたちのシーンは絵の枠を付けたり、インド人アーティストの目線は特別な枠をつけるなど、多様的な視点を取り入れる工夫を、編集や画像編集で工夫しました。
【熟練スタッフのサポート】
 編集作業は昨年映画の編集で文化功労賞を受賞された「桃色のジャンヌ・ダルク」監督・鵜飼邦彦さん、テレビディレクターの太賀慎一さん、撮影はジャーナリストの志葉玲に協力いただきました。
(金原注:志葉玲さんだけ敬称略なのは、増山麗奈さんのパートナーだからでしょうか)
(以下、略)
(引用終わり)
 
(付記1)
 10月12日(日)、大阪大学会館において、映画『ママの約束』上映会にあわせ、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)の講演会や佐藤幸子さんらのトークが行われ、IWJによって中継されました(今でも録画を視聴できます)。
2014/10/12 【大阪】小出裕章さん講演×映画「ママの約束」上映会 ―講師 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教(動画)

(付記2)
 増山麗奈さんの公式WEBサイトもご紹介しておきます。
増山麗奈公式Webサイト RENAART