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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

年のはじめは1/11新成人アンケートから(和歌山市・平和と憲法を守りたい市民の声)

 今晩(2014年12月30日)配信した「メルマガ金原No.1955」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
年のはじめは1/11新成人アンケートから(和歌山市・平和と憲法を守りたい市民の声)

 少し前にご紹介した「国民の祝日に関する法律」2条1項によれば、「一月の第二月曜日」を「成人の日」とし、「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」祝日と定められています。
 もっとも、1999年までは「1月15日」が「成人の日」と固定されていたことは、最近の新成人の皆さんはご存じないかもしれませんね。
 
 ただし、各地の成人式が必ず「成人の日」に行われるというものでもなく、特に2000年以降は、前日の日曜日に行うところが多いのではないでしょうか。
 私の地元和歌山市もそうで、年明けの2015年の成人式(はたちのつどい)も、1月11日(日)午後1時から、いつもの和歌山ビッグホエールで開催されます。
 
 実は、私自身、生まれも育ちも和歌山市であり、成人式の招待状も和歌山市役所(もしかしたら実行委員会名だったかも)から届いたのですが、40年以上も前のことで定かな記憶はないものの、出席しなかったことだけは確かです。
 高校の同窓生の多くが県外に進学しており、1月15日頃といえばとっくに正月休みを終えて大学に戻っているころで、成人式にみんなで集まろう、というような雰囲気はなかったように思います(もっとも、欠席したのでよく分かりませんが)。
 
シールアンケート① ところで、その成人式の会場周辺で、10年間休みなく新成人を対象とした意識調査をシールアンケート方式で実施している団体が和歌山にあります。
 「平和と憲法を守りたい市民の声」(代表世話人:松浦攸吉氏)がそれで、そのメンバー(なんでしょうね?)には、代表の松浦さんをはじめ、花田惠子さん、にしでいづみ(歌舞)さん、内海洋一さんなど、いろんなところでお世話になっている方が多く、2012年(この年が8回目だった)以降、3年連続で成人式が行われる和歌山ビッグホエールまで出かけて行き、シールアンケートの模様をメルマガでレポートしています。
 また、松浦さんの依頼で報道機関向けのプレスリリースを送信したりしていますので、今や私も「平和と憲法を守りたい市民の声」の嘱託(広報担当)といったところでしょう。
 
 さて、2011年1月までは、もっぱら「憲法9条」についての意識調査を行ってきたものが、3.11以降、原発問題についても調査することになりました。
 2012年~14年の直近3回における質問項目と回答の集計結果をご紹介しておきましょう。 
 
2012年1月8日(日) 和歌山市の新成人 3,699人
「平和と憲法を守りたい市民の声」第8回新成人アンケート
「あなたが総理大臣だったらどうしますか?」
自衛隊について
 ・アメリカの戦争に軍隊として参加する=17人
 ・災害救助に専念する=371人
 ・分からない・決められない等=8人
 回答者計=396人
原発について
 ・原発を存続させる=92人
 ・原発を止めて自然エネルギーを目指す=322人
 ・分からない・決められない等=16人
 回答者計=430人
 
2013年1月13日(日) 和歌山市の新成人 3,676人
「平和と憲法を守りたい市民の声」第9回新成人アンケート
「あなたが総理大臣だったらどうしますか?」
自衛隊について
 ・他国の戦争に軍隊として参加させる=39人
 ・災害救助隊に専念する=394人
 ・どちらでもない(分からないなど)=4人
 回答者計=437人
原発について
 ・原発を存続させる=122人
 ・原発を止めて再生可能エネルギーを目指す=294人
 ・どちらでもない(分からないなど)=15人
 回答者計=431人
 
2014年1月12日(日) 和歌山市の新成人 3,505人
「平和と憲法を守りたい市民の声」第10回新成人アンケート
「あなたならどうする?」
憲法9条
 ・「憲法9条」を「知っている」=237人
   「憲法9条」は「いる」 216人 
   「憲法9条」は「いらない」 13人
   分からない 8人
 ・「憲法9条」を「知らない」=132人
 回答者計=369人
原発
 ・「原発」は「いる」=110人
 ・「原発」は「いらない」=210人
 ・分からない=34人
 回答者計=354人
 
 この3年間、微妙に質問内容を変化させてきているシールアンケートですが、来る2015年の和歌山市・成人式参加者を対象としたアンケートは、今のところ以下のような質問と選択肢を用意しているそうです。
 
2015年1月11日(日)午前11時00分ころ~(成人式自体は13時~、受付は正午~)
和歌山ビッグホエール周辺にて
「平和と憲法を守りたい市民の声」第11回新成人アンケート(予定)
「あなたはどうしますか?」
憲法9条について
 ・変える
 ・変えない
 ・わからない
原発再稼働について
 ・稼働する
 ・稼働しない
 ・わからない
 
 従来、「わからない」「どちらともいえない」という選択肢を設けていなかったため、どうしても「わからない」という人には、真ん中の境界線の上にシールを貼ってもらうしかなかったのですが、ようやく第3の選択肢が登場するようです。
 松浦さんの話では、設問自体は出来るだけシンプルにして、足りない部分は、調査員が対象者(新成人)との対話の中で説明していくということでした。

 たしかに、集団的自衛権の行使について「認めるべきor認めるべきでない?」という質問をしたところで、集団的自衛権とは何かについて、対象者はどう理解しているのか、それとも全く理解していないのか?ということを確認した上で、回答するために必要な最低限の前提知識を持ってもらうためには相当な手間がかかりそうですからね。
若者と語る 実際、この問題について本当に認識を深めてもらおうとすれば、少人数のグループに分けて議論する、あるいは、賛否の立場に別れてディベートを行う、というようなことでもしなければ、とても効果は上がらないような気がすることは事実です。
 ただ、それを言い出せば、「憲法9条をどうするのか?」ということや、「原発再稼働、是か非か?」ということにしても、程度の差はあれ、同じ問題を抱えているのであって、詳細なアンケートであれば、個々の回答者が有している知識、認識のレベルを確認するための前提的な質問を行うことが可能ですが、シールアンケートでは到底そういうことは不可能だという限界は当然ある訳です。
 
 とはいえ、今年の新成人アンケートについては、集計結果には表れないかもしれないけれども、自分や自分の友人、恋人が戦争に行くかもしれない、ということを具体的な「あり得る未来」として想像している若者たちが登場してくるかもしれないと思っているのです。私としては、今度のアンケートにおける最大の関心はこの点にあります(もちろん、原発再稼働が重要ではないということでは全くありません)。
 
 なお、掲載した写真は、2014年1月12日に実施した第10回新成人アンケートの際に撮影したものです。
 

(付録)
『いつのまにか』 作詞:山内清 作曲:中川五郎 演奏:中川五郎