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【改訂増補版】拡散しましょう!「女の平和」1.17国会ヒューマンチェーン を

 今晩(2015年1月10日)配信した「メルマガ金原No.1966」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
【改訂増補版】拡散しましょう!「女の平和」1.17国会ヒューマンチェーン を

 以下は、昨年末(2014年12月28日)に配信した「拡散しましょう!「女の平和」1.17国会ヒューマンチェーン を」をもとに、主として公式 Facebookに掲載された情報を取り入れることによってアップトゥーデートした改訂増補版です。ただし、分量の都合で、今回泣く泣く(?)カットした箇所もあり
ますので、出来れば旧版にもざっとお目通しいただければ幸いです。
 まず、「女の平和」1.17国会ヒューマンチェーン についての基本情報を掲載している公式サイトをご紹介しておきます。
 
 
 
 この企画の趣旨については、12月25日に開催された記者会見の資料に要領良くまとめられていますので、まずこれをお読みください。
 
(引用開始)
記者会見資料
014年12月25日午後2時(弁護士会館507)
 
           集団的自衛権の行使容認反対!戦争のできる国にしない!
                 「女の平和」1・17国会ヒューマンチェーン
    国会を女たちの赤で囲もう!~レッドストッキング運動に思いを重ねて~
 
 戦争は「永久にこれを放棄する」と宣言した平和憲法の下で,私たちは生きてきました。平和憲法によって,日本はかろうじて「戦争をしない国」にとどまってきました。
 ところが2012年12月に首相となった安倍晋三氏は,憲法を改正して日本を戦争のできる国にする方針を
掲げました。国民の強い反対にあうと明文改憲の方針を引っ込め,2014年7月1日,憲法の「解釈」により平和憲法の下でも集団的自衛権の行使が認められるとの閣議決定をしました。日本がどこからも攻撃されていなくても外国で戦争をできるようにしようというのです。これが憲法違反でなくて何でしょうか。
 戦争のための法律案が2015年の通常国会に提出されようとしています。そればかりか今年12月,史上最低投票率で政権継続を決めた安倍首相は,再び明文改憲への意欲を示しました。日本は今まさに,「戦争をする国」にさせられようとしているのです。
 こうした動きに危機感をもった女性たちが,「集団的自衛権行使反対!」,「戦争のできる国反対!」の声をあげようと動き出しました。もちろん平和への願いに男も女もありません。しかし,暴力の被害者になりやすい女性は,暴力は何も解決しない,究極の暴力である戦争は理不尽だという感覚を広く共有しています。女性たちは、誰1人として戦場で命を奪われてほしくありません。戦争に対する強い拒否感を持っています。それなのに女性にはまだまだ社会的発言の機会が多くありません。「女性の活躍」を公約とする安倍首相に,「殺し殺されるのはイヤ!」という圧倒的多数の女性たちの声を聞かせたい!そのために,国内外から総勢160人を超える女たちが呼びかけ合い、来年1月17日(土)13:00~15:00、国会を赤で取り囲む「ヒューマンチェーン」を行います。参加者は全員、赤色のファッションで集うという、ユニークな運動です。アイスランドで1970年代、女性たちが古い因習を破ろうと行った「レッドストッキング運動」に着想を得ています。発案者の横湯園子さんの「なぜ女の平和なのか」が資料に入っていますので,ぜひお読み下さい。
 私たちは、日本の未来を思う人々と手をつなぎ、やむにやまれぬ思いを、怒りの声を、政治に届けたい
と思います。報道をよろしくお願いいたします。
(引用終わり)
 
 この記者会見の模様を、映画監督の松井久子さん(呼びかけ人の1人)が編集され、5分余りの動画として公開されていますので、是非ご覧ください。
 
「女の平和」1.17ヒューマンチェーン
 

 それから、これは何としても全文読んでいただかなければなりません。発案者である横湯園子(よこゆ
・そのこ)さんによる「なぜ女の平和なのか」です。
 
(引用開始)
                                      
なぜ「女の平和」なのか
                                    横湯園子
 いつの間にか、政治が戦争への道へと動き出していた。集団的自衛権閣議決定に続き、衆院選で政権
継続が決まった途端に憲法改正への言明である。平和憲法のもとで70年間、生命、生活、生存を守られ
てきた日本をアメリカといっしょに海外で「戦争ができる国」に変えようとするとは何ごとか。
 なぜ、殺し合いをさせるのか。なぜ、緑の地球を壊すのか。なぜ、命を愛おしむ声が届かないのか。ど
うしたら平和を願う声が届くのか。
 それはまだ、晩夏の頃の夜明け前のことであった。問い続ける日が続いた。ふっと気がつくと、「女の
平和」という文字が浮びあがってきた、と言うとオカルトチックに聞こえるかも知れないが、何とはっき
りとした文字であったことか。
 なぜ、「女の平和」なのか。まず私の戦争の記憶を記したい。父は治安維持法下で幾度か逮捕され、獄
中で結核に冒され、仮保釈中に死亡。二九歳という若過ぎる死であった。私が一歳の時である。母は活動家ではなかったが獄中の父の身元引受け人になるために新聞紙上で結婚宣言をして一族から勘当。その後
、母の実家は没落、両親も死亡。思想犯の未亡人として辛酸を嘗めながら終戦をむかえている。
 幼い頃の私は母の手を決して離さない泣き虫だったそうだが、母子をねらうグラマン機のパイロットの
笑っている目、累々とした焼死体の中にいるかもしれない母親を探し歩く少年、終戦直後の食糧難などを
覚えている。焦土と化した国土と戦争孤児。母親のいた私は幸せだったのだと今にして思う。
 私のような、否、私よりもっと、底なしの地獄を見てきた人は多いはずである。今、その絶望を語る時
ではないか。戦争を知らない世代も憎しみより愛を、戦争より平和を願っている。その願いを共に声にし
たい。それが平和憲法に守られてきた私たち、日本人の声なのだから。
 憎しみによる愛国心を煽って戦争をする為政者たちの手段は今も昔も変わらない。集団的自衛権の名に
よって日本が「戦争ができる国」になるなんてとんでもない。どうしたらよいのかと眠れない夜を過ごす人も多いのではないか。死者もまた、平和を願っているはずで、時に風の音となり雲間の光となって、時
に「女の平和」の文字となって、私たちに語りかけているのではないか。
 そう思った時、即、パソコンの前に身を移し、ウィキペディアで調べてみると、古代ギリシャのアリス
トパネスの戯曲『女の平和』とアイスランドのレッドストッキングの二つがあった。戯曲は教養書として聞いたことがあった。早速、書店で入手。アテネとスパルタの戦争を終わらせるために女たちが手を結び、セックスストライキを行なうという内容であった。セックスストライキを呼びかけるわけにはいかない
と、レッドストキングに目を移した。
 アイスランドでは1970年に古い因習を打ち破る運動がはじまり、国際婦人年の75年に女性の90
%がレッド・ストキングを身につけて休暇をとり、家事を放棄して女性の役割がいかに重要であるのかを訴え、大統領府前の中央広場を女性たちがうめ尽くすという歴史的な大集会があったことを知った。80年、民選による初の女性のヴィグディス大統領が誕生。86年にレーガンゴルバチョフ両大統領の呼びかけにより平和会談がレイキャビークでもたれ冷戦終結のきっかけとなるが、それを主宰したのが彼女で
あった。(ウィキペディア、前田 朗『軍隊のない国 27の国々の人々』による)
 二人の女性に相談。賛同者が三人、四人と集まり実行委員会もでき、1月17日には赤いものを身につけ
て、国会をヒューマンチェーンで囲みましょうとなった。
 「女の平和」殺し殺されるのはイヤ!アイスランドで女性たちが立ち上がった“レッド・ストッキング
の戦い”の史実に思いを重ねて、「女たちからのレッドカードを」である。
 呼びかけはさざ波のように広がってきたとは言え、アイスランドにはほど遠いが、1月17日が歴史を変
えるターニングポイントとなるように、赤いコートやベレー、スカーフ、ストッキングなどを身につけて
国会議事堂前に集まりましょう。
 国会議事堂前に集まれない人はそれぞれの地域で、赤いものを身に着けて、「殺し殺されるのはイヤ」
の声を響かせましょう。
(引用終わり)
 
 横湯園子さんは、昨年の5月、岩波書店から『魂への旅路 戦災から震災へ』を刊行されており、短い動画(著者メッセージ)などを観ると、(書籍自体未読ではありますが)この新刊に込めた問題意識は、今回の「女の平和」の提唱へとダイレクトに繋がっているのではと思いました。
 

横湯園子さん『魂への旅路』著者メッセージ


 なお、記者会見に参加された呼びかけ人による発言の一部が文字起こしされて公式Facebookに掲載されています。
 
大田美和さん
上原公子(ひろこ)さん
坂本洋子さん

 記者会見当日時点の呼びかけ人は170名でしたが、その後どんどん増えていき、本日(1月10日)現在、260名となっています。この際、煩をいとわず全員のお名前を掲載しておきます。

            「女の平和」1.17国会ヒューマンチェーン呼びかけ人
青井未帆、青木玲子、赤石千衣子、阿木津英、秋山和恵、秋山淳子、阿部知子、畔上三和子、浅見洋子、
安達和美、雨宮処凜、安次嶺美代子、市来とも子、糸数慶子、井上輝子、井上浩子、井形和子、池田恵子、石川治子、石川康子、石倉夕子、石崎暾子、石田法子、泉川真理、板井八重子、板垣京子、伊藤和子、伊藤史子、稲塚由美子、上田恵子、上田佐紀子、上原公子、内山絢子、内山桂子、打越さく良、浦田リ、江野本啓子、海老原由佳、遠藤めぐみ、大江京子、大澤容子、大嶋果織、大竹優子、太田啓子、大田美和、大谷ちひろ、大森典子、小笠原彩子、岡野八代、岡部玲子、沖野章子、落合恵子、鬼形恵子、海渡双葉、戒能民江、加藤珠子、加藤喜美子、金田利子、金田茉莉、亀永能布子、香山リカ、河津聖恵、川村百合、川辺多恵子、姜秋蓮、神田香織きくちゆみ、岸牧子、北沢杏子、絹田美保子、木原秀子、北館恭子、客野美喜子、吉良よし子、金静寅、清末愛砂、清宮美稚子、木村結、鯨エマ、くすやま美紀、工藤泰子、熊谷博子、黒澤いつき、鴻巣美智子、古今亭菊千代、後藤弘子、五島昌子、小林緑、小林啓子、小林幸子、小松恭子、小松久子、近藤みつる、斎藤紀代美、斎藤美奈子、坂上香、坂本照子、坂元ひろ子、坂本洋子、相良順子、櫻井幸子、笹井明子、佐々木元子、猿田佐世、澤地久枝、重藤悠美子、柴田真佐子、柴洋子、小古間ゆりか、志田なやこ、清水はるみ、下田由子、白石草、辛淑玉、上嶋希代子、菅沼みどり、杉浦ひとみ、杉多美保子、杉山千佐子、鈴木多美江、鈴木はつみ、鈴木伶子、須藤道子、設楽ヨシ子、狭石啓子、曽田和子、高木澄子、高里鈴代、高田三恵子、高遠菜穂子、高橋ルミ子、高安淑子、高山聖子、滝石典子、瀧川君枝、田口弘子、武井由起子、武田さち子、橘かがり、竹信三恵子、田中淑子、田中喜美子、田中美津、田中由利子、谷口真由美、建石真公子、大門美代子、地脇美和、塚本協子、辻元清美土山希美枝、角田由紀子、坪井節子、丁煕子、寺町東子、巴ふさ、土井登美江、東本久子、當山冨士子、富沢由子、富山妙子、富山洋子、徳永恭子、豊田キヨ子、中居純子、長井チヱ子、永井よし子、中尾こずえ、長尾詩子、中嶋里美、永島順子、中島素子、中野和子、中野理恵、中原道子、ノーマ・フィールド、二階堂まり、西岡秀子、西亀百合子、西野留美子、丹羽雅代、野口薫、朴慶南、荻原みどり、原沙希子、橋本佐々悦子、橋本紀子、馬場千鶴、畠山節子、浜矩子、林和子、林弘恵、原田直子、春野すみれ、比企敦子、樋口恵子、樋口典子、日高和子、日暮かをる、秀嶋ゆかり、日比野保子、平田紀子、福井貴絵子、福士よし子、福島みずほ、藤井純子、藤田タカ、藤田紀子、藤谷加津江、藤原真由美、船橋邦子、蛇石郁子、外間三枝子、朴日粉、星野弥生、細渕則子、堀江いずみ、前田圭子、増田惠津子、俣野尚子、松井久子、松田幸子、松平盟子松村由利子、松本侑壬子、丸浜江里子、三浦まり、道浦母都子、三森妃佐子、宮内陽子、宮城晴美、宮子あずさ、宮坂琇子、宮崎暁美、宮本ゆき、村井志摩子、武藤類子、むらき数子、村松泰子、森理子、矢下育子、矢作由美子、山川良子、山希美枝、山口里子、山口たか、山口徳江、山口智美、山口真美、山北真由美、山城紀子、山田満枝、山本みはぎ、山本有紀乃、八巻暁美、湯川れい子、横井久美子、横湯園子、吉田絵里子、米倉洋子、米津知子、來田亮子、レベッカ・ジェニスン、贄川
美子、鷲田厚子、和田央子、和田成枝、渡辺一枝、渡部照子、渡辺文恵
以上260名 2015.1.10 16:00現在
 
 それでは、実際に1月17日(土)のヒューマンチェーンに参加しようと思った女性はどうすればよいのか?
 公式Facebook掲載された記事を引用します。
 
(引用開始)
「女の平和」ヒューマンチェーン
当日の国会周辺での行動です
2015年1月17日(土)13:00~15:00
 国会をヒューマンチェーンで包囲します
 4回チェーンをつなぎます
 ①14:00  ②14:20  ③14:40  ④15:00 
赤いものを身につけて、国会を包囲しましょう!
また、国会正門前のほか、円周の何カ所かを小さなステージにして参加のみなさんからメッセージのアピ
ールをします。
(引用終わり)
 
 「赤いものを身につけて」と言っても、具体的にどんなものを?と思われた方のために、公式Facebookにはいっぱい「見本」の写真が掲載されていますから是非ご覧ください。全身「赤ずくめ」の辛淑玉さんの写真もありますよ。
 また、公式WEBサイトに掲載されたチラシ(表)には、「スカーフ、セーター、ソックス、かばん 等々、何でもOKです。」と書いてありました。
 
 また、身につける「赤いもの」は決まったとして、当日、国会にどうやって行ったらいいの?という手順についての案内も公式Facebookに載っていました。
 
(引用開始)
国会議事堂 周辺ご案内 
そろそろ、国会周辺のイメージをつかんでいただくために、国会議事堂周りの地図を掲示します。当日も
駅改札でのご案内と、地下鉄を出たところで地図を配布します。
★下記地図は、縮尺は1/1500にすると地下鉄出口の番号も分かります。
国会議事堂周りは、建物に接した歩道は使えません。
道を挟んだ歩道を使って(大回りなのですが)チェーンを作ります。
利用者の多い国会議事堂前駅について説明します(地図では議事堂の下側)。
出口は3,4は階段、1はエスカレータ、2はエレベーターです。足下ご不安のかたは、1,2をご利用
ください。
3.4から出た方は、国会に向かって、歩道を右手方向に国会正門方向に進んでください。
1,2から出られた方は、横断歩道をすぐに渡って3,4から出た方たちと合流し、同じ方向に歩いてくだ
さい。
正門を越えたら、
 「憲政記念会館」
 「国会図書館
の方へ延びていってください。
なお、3,4出口付近から、国会に向かって左手(衆議院議員会館方面)に歩いていただいても結構です
止まると、団子状態になるので、チェーンが繋げるように、広がってください。
当日は、随所に案内が出ますので、ご心配なく。
★寒い季節なのでトイレの位置についても、当日はわかりやすくご案内したいと思っています。
国会議事堂の地図:マピオン
※地図は、縮尺を1/1500でご覧になると、よく分かります。
(引用終わり)
 
 あと、当日の「警備」を担当してくれる女性弁護士が募集されていました。
 既に警備要員として確定しておられる女性弁護士の面々は、石田法子大阪弁護士会会長をはじめ、カリヨン子どもセンター理事長の坪井節子先生、・・・などと書き出そうとすると延々と肩書や経歴を連ねる
必要のある錚錚たるメンバー揃いで、「すごい」の一言です。
 東京近辺の女性弁護士の皆さん、是非よろしくお願いします。
 
 さて、ここまで読んできて、「男性の出番はあるのだろうか?」ということが気になる方もおられるでしょう。
 実際、チラシ(裏)には、<賛同者>として、「高田 健、小森陽一、南 典男、伊藤 真、堀尾輝久、世取山洋介、澤藤統一郎、阪口徳雄、中川重徳、児玉勇二、中山武敏、原田敬三他40名(11月16日現在)」という男性の氏名が列挙され、また、チラシ(表)には、「~男性応援団の賛同者を募集しています。~」とあるものの、当日、「赤いもの」を身につけた「男性」がヒューマンチェーンに参加することは
できるのだろうか?という点がいまひとつ明瞭ではありません。
 そこで、昨年12月28日、この記事の元版に「おそらく、男性が当日国会周辺に出かけるにしても、せいぜい外側から「暖かく見守る」役回りだろうと思うのですが・・・」と書いてアップしたところ、すかさず公式Facebookの管理者から、「当日、男性も一緒にチェーンを作って下さい!」というコメント
返ってきました。
 ということで、これで晴れて(?)男性もヒューマンチェーンに参加できることが確認できましたので、意欲のある男性は、是非「赤いものを身につけて」当日国会を目指してください。
 
 最後に、25日の記者会見を報じた「しんぶん赤旗」と、記者会見にも参加した呼びかけ人の雨宮処凛さんによる呼びかけの文章を参考サイトとしてご紹介しておきます。
 この記事の元版に(付記)したとおり、安倍晋三首相は、昨年12月24日の記者会見でも、「これから憲法改正、これは歴史的なチャレンジと言ってもいいと思います」と、憲法尊重擁護義務を踏みにじる発言をしているにもかかわらず、マスメディアからは何の反応もないという異常な事態が常態化していま
す。
 このような中、心ある女性こそが歴史を動かすのだという現場に1人でも多くの女性たち(男性も)に
立ち会っていただきたく、あえて1週間前に【改訂増補版】をお送りしました。
※注 上に「これから憲法改正、これは歴史的なチャレンジと言ってもいいと思います」という首相発言を引用しましたが、これは首相官邸WEBサイトに掲載された文字起こしをそのまま引用したのです。ただ、実際には「これから憲法改正」ではなく「それから憲法改正」であった可能性もあります。滑舌が悪いことで定評のある首相の発音をどちらと理解すべきか、文字起こしした者も判断がつきかねたのかもしれません。実は、文脈的に言えば、「これから」でも「それから」でも、前後の文章とは正しく繋がりませんけれどね。