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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

「立憲デモクラシーの会」が公開している講演録等を活用しよう~自らの言葉を生み出すために

憲法 講演
 今晩(2015年1月12日)配信した「メルマガ金原No.1968」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「立憲デモクラシーの会」が公開している講演録等を活用しよう~自らの言葉を生み出すために

 昨日(1月11日)の和歌山市成人式「はたちのつどい」でのシールアンケートの結果が重く心にのしかかり、これをどう咀嚼(そしゃく)して、今後の活動にいかしていけば良いのだろうかということを考えながら連休の最終日が過ぎて行きました。
 
 「原発再稼働」についても緊急性が高く、おざなりにできませんが、「憲法9条」の息の根を止めるための日本版「全権委任法」(いわゆる安全保障法制整備法案と言われるものです)が5月にも国会に一括上程されると言われており、この成立を阻止するための世論の盛り上げがどうしても必要です。
 
 「9条を知らない」、それどころか「憲法を知らない」まま、成人式を迎える若者ばかりではもちろんないのですが、そのような者も含めた広汎な国民に語りかけるどのような言葉を持ち合わせているのか、そのことが私たち1人1人に問いかけられているのだと思います。
 これは容易なことではありません。
 ただ、かみ砕いてやさしい言葉を使えば良いというものではありません。
 本来、説得力豊かで分かりやすい言葉が生み出される背後には、様々な思想、論点についての真摯で根気強い探求の過程がなければならないのでしょう。
 とはいえ、私たちがみんな政治学や憲法学を一から学ぶような時間などありません。

 このような時こそ、現実の政治状況から身を引くのではなく、学者としての良心に従って現実にコミットしている信頼すべき碩学の意見に耳を傾けるべきでしょう。
 しかしながら、YouTubeUSTREAM などの動画サイトに、大いに私たちの参考となる学者・研究者・識者の講演等のコンテンツが豊富に公開されているとはいえ、これを一々視聴するにも相当な時間が必要です。

 そういう意味からも、私が皆さんに是非推奨したいと思うのが、「立憲デモクラシーの会」が開催した公開講演会や記者会見を文字起こした講演録等です。
 
 昨年4月に発足した「立憲デモクラシーの会」には、「安倍政権は今までにない手法で政治の基本原理を覆そうとしている」という危機感を共有し、「戦後民主主義の中で育ち、自由を享受してきた者として、安倍政権の企てを明確に否定し、これを阻止するために声を上げ、運動をしなければならないと確信する。それこそが、後の世代に対する我々の責務である」(「設立の趣旨」から)という理念の下に結集した、憲法学や政治学をはじめとする様々な分野の多くの研究者が所属しており、しかも、上述のとおり、その記者会見や講演会の文字起こしを積極的にWEBサイトで公開してくれています。
 私たちは、是非これらのコンテンツを活用し、自ら外に向かって語りかける言葉を生み出していきたいと思います。
 なお、以下には、文字起こしが見当たらず、動画のみご紹介しているものもあります。
 
2014年4月18日(衆議院議員会館)
立憲デモクラシーの会 発足記者会見


2014年4月25日(法政大学 富士見キャンパス)
「私が決める政治」のあやうさ:立憲デモクラシーのために
主催: 立憲デモクラシーの会・法政大学現代法研究所
第1部 基調講演
愛敬浩二氏(憲法学名古屋大学
「立憲デモクラシーは『人類普遍の原理』か?」
山口二郎氏(政治学・法政大学)
「民意による政治の意義と限界-なぜ立憲主義とデモクラシーが結び付くのか?」
第2部 シンポジウム「解釈改憲をどうとらえるか」
シンポジウム司会 阪口正二郎氏(憲法学一橋大学
毛里和子氏(中国政治・早稲田大学
青井未帆氏(憲法学学習院大学
大竹弘二氏(政治学・南山大学
 講演録 
 
2014年6月9日(衆議院第一議員会館
立憲デモクラシーの会緊急記者会見
司会・杉田敦氏(法政大学・政治学)
山口二郎氏(法政大学・政治学)
西谷修氏(立教大学・思想史)
千葉眞氏(国際基督教大学・政治学)
小森陽一氏(東京大学・日本文学)
小林節氏(慶應義塾大学名誉教授・憲法学
阪口正二郎氏(一橋大学憲法学
中野晃一氏(上智大学・政治学)
 文字起こし 


2014年7月4日(衆議院第二議員会館
立憲デモクラシーの会記者会見
山口二郞氏=司会(法政大学教授/政治学)
奥平康弘氏(東京大学名誉教授/法学)
小林節氏(慶應義塾大学名誉教授/法学)
千葉眞氏(国際基督教大学教授/政治思想史)
小森陽一氏(東京大学教授/日本文学)
中野晃一氏(上智大学教授/政治学))
 
文字起こし(マガジン9掲載)


2014年7月4日(学習院大学
立憲デモクラシーの会 公開講演会
集団的自衛権を問う──立憲主義と安全保障の観点から」
第1部
基調講演:三谷太一郎氏(日本学士院会員・東京大学名誉教授・政治史)
「なぜ日本に立憲主義が導入されたのか―その歴史的起源についての考察―」
コメント:加藤陽子東京大学教授・歴史学
第2部
講演:前田哲男氏(軍事評論家)
「<万物流転>にねじ伏せられた<万古不易>」
コメント:木村草太(首都大学東京准教授・憲法学
 講演録 
 
2014年11月7日
立憲デモクラシーの会 公開講演会
「国家は何を守るのか——グローバル化と戦争」
第一部 基調講演
内田 樹氏(凱風館館長、神戸女学院大学名誉教授)
「資本主義末期の国民国家のかたち」
 講演録 
 
2014年11月26日(参議院議員会館)
立憲デモクラシーの会 記者会見

安倍政権による解散・総選挙に関する見解 発表
杉田敦氏=司会(法政大学教授・政治学)
山口二郎氏(法政大学教授・政治学)
樋口陽一氏(東京大学名誉教授)
西谷修氏(立教大学教授・思想史)
奥平康弘氏(東京大学名誉教授・憲法学
青井未帆氏(学習院大学教授・憲法学
中野晃一氏(上智大学教授・政治学)
千葉眞氏(国際基督教大学教授・政治学)
蟻川恒正氏(日本大学法科大学院教授・憲法学
 

(参考書籍)