放送予告2/7「住民帰還~福島・楢葉町 模索の日々~」(ETV特集)
今晩(2015年2月5日)配信した「メルマガ金原No.1992」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
放送予告2/7「住民帰還~福島・楢葉町 模索の日々~」(ETV特集)
「メルマガ金原」を創刊したのは、2011年3月28日のこと。当時は、主にネットの世界で探し出した原発関連の情報を、1日に何便も発信していたものでした。
そして、まもなく4年目の3.11を迎えようとしています。
この間、民主党から自民党に政権が戻り、その結果、戦後の日本を根底から支えてきた日本国憲法体制が音を立てて崩れつつある状況が現出しています。
このため、私のメルマガも、その比重を原発問題から憲法問題にシフトせざるを得なくなり、また、メルマガで配信した内容をそのままブログにアップし、そのブログ更新情報をFacebookとTwitterで伝えるという手間のかかることを始めたため、1日1便が限界となり、いよいよ原発問題を取り上げる頻度が低下してしまいました。
このような状況に内心忸怩たるものはあるのですが、身体が1つしかなく、1日が24時間しかない以上、ある程度やむを得ないとは思っています。
とはいえ、ブログのトップページに掲げている標語「憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します。」に込めた初心を忘れないようにしたいと思います。
「メルマガ金原」を創刊したのは、2011年3月28日のこと。当時は、主にネットの世界で探し出した原発関連の情報を、1日に何便も発信していたものでした。
そして、まもなく4年目の3.11を迎えようとしています。
この間、民主党から自民党に政権が戻り、その結果、戦後の日本を根底から支えてきた日本国憲法体制が音を立てて崩れつつある状況が現出しています。
このため、私のメルマガも、その比重を原発問題から憲法問題にシフトせざるを得なくなり、また、メルマガで配信した内容をそのままブログにアップし、そのブログ更新情報をFacebookとTwitterで伝えるという手間のかかることを始めたため、1日1便が限界となり、いよいよ原発問題を取り上げる頻度が低下してしまいました。
このような状況に内心忸怩たるものはあるのですが、身体が1つしかなく、1日が24時間しかない以上、ある程度やむを得ないとは思っています。
とはいえ、ブログのトップページに掲げている標語「憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します。」に込めた初心を忘れないようにしたいと思います。
さて、今日ご紹介しようと思う話題は、1月の間はお休みしていたNHK・EテレのETV特集が、明後日2月7日(土)から定時放送を再開するというお知らせです。そういえば、昨年も1月にはETV特集の新作が放映されず、2月1日に放送予定であった「戦傷病者の長い戦後」が、追加取材の必要から3月15日に放送が先送りされるという告知に驚き、以下のような記事を書いたものでした。
1月はお休みするのがETV特集の“慣例”ならいいのですが。
さて、2月7日に放送予定の番組案内をご紹介しましょう。
さて、2月7日に放送予定の番組案内をご紹介しましょう。
NHK・Eテレ
本放送 2015年2月 7日(土)午後11時00分~
再放送 2015年2月14日(土)午前 0時00分~(金曜深夜)
ETV特集「住民帰還~福島・楢葉町 模索の日々~」
(番組案内から引用開始)
福島第一原発から20キロメートル圏内のいまなお全町避難を続けている自治体のなかで、最も放射線量が低く、早い時期の「住民帰還」が可能だと言われているのが楢葉町である。松本幸英町長は、ことしの春には住民が帰還する時期を明らかにすると表明している。
しかし、4年ものあいだ無人化していた町に帰るのは容易なことではない。空き家のままで放置された家は荒れ果て、ネズミはもちろん、ハクビシンやイノシシ、アライグマなどの野生動物が跋扈(ばっこ)するままになっている。従来あった企業は撤退したため働き場がなく、医療機関やスーパーマーケットなど生活していくのに欠かせない施設も手薄のままだ。除染はおおむね終わっているが、まだまだ局地的に強い放射線を発するホットスポットが残っている。汚染された泥が底にたまったままのダムから供給される水を飲むことにも住民は根深い不安を感じている・・・
番組は「住民帰還」をめぐって揺れる楢葉町を長期取材。室町時代から続く寺を守るため早期の帰還を望む住職や、家の修繕・建て替えに追われる大工の棟梁らの姿を通して、原発事故からの復興を目指す楢葉の人々の模索を描き出していく。
語り:濱中博久アナウンサー(内容59分)
(引用終わり)
本放送 2015年2月 7日(土)午後11時00分~
再放送 2015年2月14日(土)午前 0時00分~(金曜深夜)
ETV特集「住民帰還~福島・楢葉町 模索の日々~」
(番組案内から引用開始)
福島第一原発から20キロメートル圏内のいまなお全町避難を続けている自治体のなかで、最も放射線量が低く、早い時期の「住民帰還」が可能だと言われているのが楢葉町である。松本幸英町長は、ことしの春には住民が帰還する時期を明らかにすると表明している。
しかし、4年ものあいだ無人化していた町に帰るのは容易なことではない。空き家のままで放置された家は荒れ果て、ネズミはもちろん、ハクビシンやイノシシ、アライグマなどの野生動物が跋扈(ばっこ)するままになっている。従来あった企業は撤退したため働き場がなく、医療機関やスーパーマーケットなど生活していくのに欠かせない施設も手薄のままだ。除染はおおむね終わっているが、まだまだ局地的に強い放射線を発するホットスポットが残っている。汚染された泥が底にたまったままのダムから供給される水を飲むことにも住民は根深い不安を感じている・・・
番組は「住民帰還」をめぐって揺れる楢葉町を長期取材。室町時代から続く寺を守るため早期の帰還を望む住職や、家の修繕・建て替えに追われる大工の棟梁らの姿を通して、原発事故からの復興を目指す楢葉の人々の模索を描き出していく。
語り:濱中博久アナウンサー(内容59分)
(引用終わり)
楢葉町は富岡町の南に接し、Jヴィレッジが所在する町として記憶している人が多いかもしれません。その楢葉町にフォーカスした番組です。
「帰還」という言葉が現実味をもって語られる時、そこにどのような問題があるのかを、わがこととして考える想像力こそが私たちに求められているのだと思います。
受け売りの知識を絶対視して、「帰還」など国策に同調するものであって問題外だというようなさかしらな態度はとりたくないと思います。たとえ、「自分なら帰還はできない」と考えたとしてもです。
そのような姿勢でこの番組も視聴したいと思います。
「帰還」という言葉が現実味をもって語られる時、そこにどのような問題があるのかを、わがこととして考える想像力こそが私たちに求められているのだと思います。
受け売りの知識を絶対視して、「帰還」など国策に同調するものであって問題外だというようなさかしらな態度はとりたくないと思います。たとえ、「自分なら帰還はできない」と考えたとしてもです。
そのような姿勢でこの番組も視聴したいと思います。
(参考サイト)
週刊通販生活 フクシマの首長【第4回】楢葉町 松本幸英町長
※3.11からちょうど3年経過した時点でのインタビューのようです。
楢葉町公式ホームページ
同公式ホームページ内「楢葉町ライブカメラ」
こころ、つなぐ、ならは(福島県楢葉町公式ブログ)
週刊通販生活 フクシマの首長【第4回】楢葉町 松本幸英町長
※3.11からちょうど3年経過した時点でのインタビューのようです。
楢葉町公式ホームページ
同公式ホームページ内「楢葉町ライブカメラ」
こころ、つなぐ、ならは(福島県楢葉町公式ブログ)