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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

「自衛隊を活かす会」シンポジウムから学ぶ(5)「現代によみがえる「専守防衛」はあるか」(動画付)

憲法 行事
 今晩(2015年4月3日)配信した「メルマガ金原No.2049」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
自衛隊を活かす会」シンポジウムから学ぶ(5)「現代によみがえる「専守防衛」はあるか」(動画付)

 巻末のリンク一覧表を一瞥していただければお分かりのように、私のメルマガ(ブログ)の中でも最大のシリーズ(?)となってきた「自衛隊を活かす会」シリーズですが、去る2月14日に行われた第5回シンポジウム「現代によみがえる「専守防衛」はあるか」で一応の一区切りとなったようです。
 「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会(略称「自衛隊を活かす会)」ホームページには、今後の活動予定について、以下のように告知されています。
 
(引用開始)
自衛隊を活かす会」は、今後、この間のシンポジウムの成果をふまえ、憲法9条下での防衛政策の提言づくりに力を入れます。5月か6月には公表予定で、その後は、提言を現実政治に活かすために活動しま
す。
同時に、時々の安全保障問題でも、積極的に発言していく予定です。当面、5月の連休明けに政府が提出を予定している安全保障法制を取り上げ、その分析と批判を行っていきます。それらの予定については、
ホームページで告知していきますので、引き続きよろしくお願いします。
(引用終わり)
 
 以上の内、政府が提出を予定している安全保障法制についての分析と批判については、本年6月に初めて関西で開催すべく準備されているシンポジウムで取り上げられる予定と聞いており、近く正式にアナウンスがあると思いますので、このメルマガ(ブログ)でも広報にご協力したいと考えています。
 ちなみに、柳澤協二さんの最後の挨拶によると、「とりあえずこの先は、これまでの成果を5月中に講談社さんから本にしてまとめたいと思っております。そして、6月には東京でばかりやっていてけしからんという声もあるので、大阪で一回、関西シンポというのを――夜は伊勢﨑さんのトランペット付きだそうでありますが――、そういう企画も予定しておりますので、ホームページでご確認の上、ご参加いただけましたら幸いに存じます。」ということです。
 
 それでは、第5回シンポジウム「「護憲」を超えて⑤ 現代によみがえる「専守防衛」はあるか」の動画と文字起こしをご紹介したいと思います。
 ところで、従来は各登壇者の発言のうち、特に(私が)注目した箇所を抜粋して引用していたのですが、今回、引用は止めました。
 それは、シンポジウムの内容が「期待外れ」であったからでは全くなく、それどころか、これまでの「自衛隊を活かす会」シンポの中で最もスリリングな内容であったと思います。
 「自衛隊を活かす会」の呼びかけ人3人(柳澤協二氏、伊勢﨑賢治氏、加藤朗氏)の考え方は、これまでの4回のシンポジウムでの発言や、個々の著書、講演等でかなり私たちに馴染み深いものになってきていますが、そこに、陸自のトップを務めた冨澤暉(とみざわ・ひかる)氏(元陸上自衛隊幕僚長)が、様々な論点について独自の立場からの意見を率直に述べることにより、これまで当たっていなかった方向からの光が当たることになり、各論点についての議論がより立体的で深みのあるものになる、これが私が「スリリング」と言うことの意味です。
 実際、この日の司会を務めた伊勢﨑賢治さんが、冨澤さんの ISIL(イスラム国)についてのコメントのあと、「議論が面白くなってきました。」と語り、そして最後の締めの挨拶を柳澤さんに振る前に、再び「もう一回やりませんか。この議題で。凄い問題提起で、さっき言ったように6割賛成なんですよ。つまり僕も何かをやらなきゃならない。闘い方の意見が違うだけで、もっと違った考え方があるだろうというね、インサージェントの本質を見極めてというのが僕の今日の最初の発表だったんですけれども。もっとやりたいですね。」と語るなど、司会者の「わくわく感」が聴き手(読み手)にも伝わってくるようです。
 ということで、この第5回シンポの登壇者の発言のいくつかをつまみ食い的に抜粋することにあまり意味はなく、動画なり文字起こしなりでシンポのまるごとを受け止めていただく方がはるかに適切だろうと思います。
 その結果、例えば冨澤さんの意見について、伊勢﨑さんのように「6割賛成」とはとてもならず、せいぜい「2割賛成」という人も当然いるでしょう。
 そのように、今後の日本の在り方にとって重要な論点について、私たち国民が、様々な意見に耳を傾け、自ら考えるための素材を提供するというのが、「自衛隊を活かす会」がシンポジウムを連続開催した意義なのだろうと考える次第です。
 
 なお、約1年前に朝日新聞からのインタビューに冨澤暉さんが応えた記事がありましたのでご紹介しておきます。インタビュー記事というのは、どのような取り上げ方をするかという構成次第で印象が大きく異なることになることは踏まえた上で、まずまず読むに値する記事かなと思います。
 
 
 前置きが長くなりすぎました。第5回シンポジウムの動画と文字起こしをご紹介します。
 
自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会(略称「自衛隊を活かす会)
第5回シンポジウム
「護憲」を超えて⑤ 現代によみがえる「専守防衛」はあるか

2015年2月14日(土)午後1時45分?4時45分
千代田区立日比谷図書文化館・大ホール

 
シンポジウム動画
現代によみがえる「専守防衛」はあるか|自衛隊を活かす会
 
 
 
 
 
 
動画 2時間08分~
⑦ コメント 加藤 朗氏
 
動画 2時間19分~
⑧ 討論
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
(「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ シリーズ)
2014年6月14日
「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ(1)加藤朗さんの「憲法9条部隊」構想
2014年6月15日
「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ(2)柳澤協二さんが語る「日本の安全保障」
2014年6月16日
「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ(2)続-柳澤協二さんの最新講演(6/13神戸市)
2014年6月18日
「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ(3)伊勢﨑賢治二さんが提起する“非戦”のリアリズム
2014年9月1日
戦争に敗けるということ~加藤朗氏『敗北をかみしめて』を読んで考える