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詳報・映画『祝福(いのり)の海』(東条雅之監督)田辺(7/25)&和歌山(7/26)上映会へのお誘い

 今晩(2015年5月22日)配信した「メルマガ金原No.2098」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
詳報・映画『祝福(いのり)の海』(東条雅之監督)田辺(7/25)&和歌山(7/26)上映会へのお誘い

 去る5月4日に速報としてお知らせした東条雅之さんの第1回監督作品となる長編ドキュメンタリー映画『祝福(いのり)の海』の地元和歌山県田辺市和歌山市)での上映会の内容が固まり、素敵なチラシも完成し(今日納品されたばかり)、いよいよ本格的な広報が始まりますので、このタイミングで詳報をお伝えすることにしました。
 まずは、チラシに記載された文字情報をお読みください。このチラシの作成には東条監督自身も深く関わっています。
 
チラシ文字情報から引用開始)
-チラシ表面-
2015年7月 和歌山・田辺で上映会開催!
 
        祝福(いのり)の海
                                監督 東条雅之
 
これはいのちの物語。
 
今、母なる地球とすべてのいのちとの繋がりを取り戻すために――
3.11以降の生き方のヒントがここにある
 
色とりどりのいのちが暮らすこの地球(ほし)で
いのちが喜ぶ暮らしとは?世界とは?
平和を求める旅の中で、出会った人たちの
暮らしや言葉が紡がれて
ドキュメンタリー映画となった
 
田辺
2015年7月25日(土) 紀南文化会館 4階 小ホール
和歌山
2015年7月26日(日) あいあいセンター 6階ホール(男女共生推進センター“みらい”)
● 上映協力券 ● 1000円(前売・当日共)障がい者・学生500円 高校生以下無料

-チラシ裏面-
祝島から福島へ。いのちを生かし合う、
未来につづく暮らしや世界――。
 
…STORY…
大学時代、貧困問題に関心があった‘僕’。地球の上でみんなが平和に暮らすにはどうすればいいのか――。世界を旅する中で、自分の暮らしが世界の問題と繋がっていると感じた僕は、足元の暮らしから見直そうと、塩づくりをしながら自給的な暮らしを営む一家を訪ねることにした。そこには、海や大地に根ざし、あらゆるものを自分たちの手でつくり出す、生き生きとした暮らしがあった。
同時期に出会った、山口県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島「祝島」。豊穣の海の恵みに支えられ、互いに助け合い笑い合う地域の共同体が残る。その島の対岸には、30年近く前から原発建設計画が進められていた。「海をお金では売れない。」と島の人たちはいう。島に通うようになった僕は、彼らが守ろうとしている、どこかなつかしい暮らしに触れていく――。
2011年3月11日 大きな試練に見舞われた日本。
祝島から福島へ。平和を求める旅の中で、様々な出会いを経て見えてきた、いのちを生かし合う、未来につづく暮らしや世界――。
 
監督 東条 雅之(とうじょう・まさゆき)
1984年大阪生まれ。北海道大学農学部卒業。2007年から7ヶ月半に渡り、アジア・アフリカの10数ヵ国を旅し、世界は「でっかい宝島」であると実感。2009年、自然と共に生きる人たちを巡る中で、山口県の「祝島」に出会い、島の暮らしや対岸の原発計画について発信を始める。2011年以降は福島にも通い、2015年、ドキュメンタリー映画「祝福(いのり)の海」を完成させた。
いのちを生かし合える世界を願い、映画を上映する傍ら自然と調和する暮らしを実践中。
ホームページ「スナメリチャンネル」

佐藤 幸子(さとう・さちこ)
1958年、福島県伊達郡川俣町生まれ。結婚後、「やまなみ農場」として有機農業による自給生活を始める。より自然に近い農法として、田畑を耕さない「自然農」に転換後、研修生受け入れ開始。震災後は、「やまなみ農場」を閉鎖して、子どもたちを放射能から守る活動開始。20ミリシーベルト撤回、避難、保養、情報発信、県外野菜提供、福島診療所建設等幅広い活動を行う。全国を飛び回り福島の現状を伝え、福島の悲劇を繰り返さないために、原発廃炉を訴える。今年4月、福島の子どもたちに県外産無農薬食材を使って安全な食事を提供することを目的とした「自然派レストラン・げんき菜農園」開店。現在、運営資金のカンパを呼びかけている。著書『自然農への道』(共著 創森社)『福島の空の下で』(創森社)
 
田辺上映会
2015年7月25日(土) 定員 400名
紀南文化会館4階小ホール 
※託児室あり。2日前までにご連絡ください。
 田辺市新屋敷町1 番地 ℡0739-25-3033
12:30 開場13:00~上映
15:15~監督と佐藤さん、助産師・坂本フジヱさんほか出演者との対談(約1時間)
●上映協力券● 1000円(前売・当日共) 障がい者・学生500円 高校生以下無料
●主催・連絡先● 映画『祝福(いのり)の海』田辺上映実行委員会
 ℡090-1733-5380(笠松)・ 090-6916-5990(小池)
 konohanashokudou@gmail.com(東条)
 ※紀南文化会館にてチケット取り扱いあり
 
和歌山上映会
2015年7月26日(日) 2回上映(入替) 各回定員 153名
あいあいセンター6階ホール
男女共生推進センター“みらい”
 ※子どもルームあり。保育はありません。
 和歌山市小人町29 ℡073-432-4704
午前の部 10:00 ~ 13:00 上映後に監督と佐藤さんの対談
午後の部 14:00 ~ 17:00 上映前に監督と佐藤さんの対談
●上映協力券● 1000円(前売・当日共) 障がい者・学生500円 高校生以下無料
●主催・連絡先● 映画『祝福(いのり)の海』和歌山上映実行委員会
 ℡090-5465-3105(西郷)
 s_akira_56@yahoo.co.jp
(引用終わり)
 
 チラシと重複する部分もありますが、和歌山上映実行委員会が配布する予定の「ご協力のお願い」を貼り付けておきます。
 この上映会にかける私たちの思いを汲み取っていただければ幸いですし、おそらく田辺上映実行委員会の皆さんも思いは同じだろうと想像します。
 
(引用開始)
       
映画『祝福(いのり)の海』和歌山上映会へのご協力のお願い
             
皆さまへ
                映画『祝福(いのり)の海』和歌山上映実行委員会
                     代 表  金 原 徹 雄
                      同   西 郷    章
                      同   田 村 悠紀栄
 
 
 拝啓 新緑の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたび私たちは、田辺市在住の新進映像作家・東条雅之さんの初監督作品となる長編ドキュメンタリー映画『祝福(いのり)の海』の地元和歌山での上映を成功させることを願い、実行委員会を結成しました。
 ご存知の方も多いと思いますが、東条雅之さんは、2009年以来、海を守ろうと上関原発中国電力)建設に反対し続けている山口県祝島(いわいしま)」の人々の姿を映像に収録し、スナメリチャンネルを通じて全国に発信する活動を続けてこられました。そして、その過程で発生した東日本大震災福島第一原発事故。福島にも通うようになった東条さんは、「祝島の「海」と福島の「海」。そして自分たちの中にある「海」。本来つながっているはずのこれらの「海」を、命のつながりを、この映画で描きたい。」と決意し、多くの人たちの協力を得ながら撮影を続け、ここにようやく完成にこぎつけました。
 私たちにとっても待望久しい『祝福(いのり)の海』の完成である上に、2013年の結婚を機に田辺市中辺路町高原に居を定めた東条さんは、私たちにとって大切な地元の仲間であり、是非とも上映会を成功させたいと念願しています。
 また、今回の和歌山上映会には、福島県から佐藤幸子さん(ふくしま共同診療所運営委員)をお招きし、東条監督との対談をお願いすることになりました。佐藤さんは、福島県川俣町において自然農を実践する「やまなみ農場」を経営するかたわら、「自然農自給生活学校」を開校して後進の育成にあたっておられましたが、福島第一原発事故によって閉鎖を余儀なくされました。『祝福(いのり)の海』には、佐藤さんとそのお嬢さんも出演されており、東条さんと「命のつながり」を語り合っていただくのに最もふさわしいゲストとしてお招きすることにしたものです。この対談にも是非ご期待ください。
 1人でも多くの方に、本上映会の趣旨にご賛同、ご協力をいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。        
                                 敬具(2015年5月)
 
[和歌山上映会の概要]
開催日時 2015年7月26日(日) 2回上映(入替) 
 午前の部 10時00分~13時00分
   映画上映の後に東条監督と佐藤幸子さんの対談があります。
 午後の部 14時00分~17時00分
   映画上映の前に東条監督と佐藤幸子さんの対談があります。
開催場所 和歌山市あいあいセンター 6階ホール 
       〒640-8226 和歌山市小人町29番地 ℡:073-432-4704
上映協力券 1000円(前売、当日共) 障がい者・学生500円 高校生以下無料
主催 映画『祝福(いのり)の海』和歌山上映実行委員会
連絡先(西郷章)℡:090-5465-3105 Eメール:
s_akira_56@yahoo.co.jp

私たちは映画『祝福(いのり)の海』を応援し上映会への参加を呼びかけます
内海洋一、遠藤朝子、太田勝、小野澄義、烏野久子、貴志公一、木下富平、木下由季、金原徹雄、国重あゆみ、小島千恵美、西郷章、坂口孝秀、崎山知二、里崎正、多田和夫、田村悠紀栄、津村知恵子、道本みどり、にしで いづみ、花田惠子、馬場潔子、坂東千佳恵、富士原史香、松永久視子、三木康子、山崎知行
(呼びかけ人/敬称略・順不同・2015年5月1日現在)
(引用終わり)
 
「祝福(いのり)の海」題字 東条雅之さんが主宰するスナメリチャンネルには、まだこの映画のトレーラーはアップされていません。
 東条監督は現在、2時間10分余の試写会用暫定ヴァージョンから、本格的な上映会用の完成版を仕上げるべく、再編集(最終的には2時間ちょうど程度になるらしい)やナレーションの入れ直し、もしかすると音楽の付け方も再調整しているかもしれないなど、最後の仕上げに集中しており、予告編まで手が回らないのかもしれないということで、まだ私たちから「トレーラーを早くアップして」とはリクエストしていません。
 そこで、『祝福(いのり)の海』ってどんな映画なんだ?という疑問をいだかれた方のために、東条雅之さんの公式サイト「スナメリチャンネル~みんなが笑って暮らせる世界へ~」の中の「スナメリチャンネル」おススメ動画のページをご紹介したいと思います。
 私も以前、「スナメリチャンネル」お薦めの10本を選んでブログでご紹介したことがありましたが(映画『祝福(いのり)の海』(東条雅之監督)完成への期待と私がお薦めする「スナメリチャンネル」の10本+1/2015年3月4日)、こちらは東条さん自身が「撮ってきた中で特に見てほしい動画を紹介します!」という自選の14本です。
 その14本は、
  <上関原発山口県 上関町(祝島) 3本
  <福島原発>福島からのメッセージ  5本
  <原発のうそ> 6本
の3つのセクションに分かれていますが、映画『祝福(いのり)の海』では、このうちの特に<上関原発>と<福島原発>に関連して撮影された動画の一部が使われるとともに、山口県長門市の「百姓庵」が重要な舞台となって登場します。
 それから、日本最高齢の助産師・坂本フジヱさんが、私たちの友人である田辺市在住のご夫婦の息子さんを取り上げる感動的なシーンも忘れてはいけませんね。7月25日の田辺上映会では、坂本先生も東条監督との対談に出演してくださるそうですから、あの時生まれた赤ちゃんも、ママかパパに抱かれて元気な姿を見せてくれるかもしれませんね。
 
 ところで、東条さんの作品をこれまであまり視聴する機会のなかった方の中には、祝島と福島を対比させた「反原発映画」だという思い込みを持たれる方が、もしかするとおられるかもしれません。
 もちろん、映画には「反原発の思想」が貫かれています(私はそう思います)。
 けれども、この映画を一口に「反原発映画」と言うことには大きなためらいを感じます。それでは何なんだ?と問われれば、田辺&和歌山上映会用チラシのコピーともなっている「これはいのちの物語。」と言うしかないと思います。
 それだけではよく分からないということなら、「いのちと平和の物語」というのはどうだろうか、というのが私の意見です。
 ここから先は、「実際に映画をご覧になってください」と言うだけにとどめるべきでしょうね。
 
 上映会まであと2か月余り、田辺でも和歌山でも、絶対に会場を満杯にしようと、実行委員、呼びかけ人が全力をあげて取り組みます。今後の全国上映の先陣をきり、まず地元での上映会を成功させなければと考えていますので、皆さまのご協力を何卒よろしくお願いします。
 
(付記)
 田辺、和歌山の双方で、Facebookのイベントページが立ち上がっていますので、是非ご覧になってください。最新情報がアップされていく予定です。

祝福の海チラシ表 

 























祝福の海チラシ裏