wakaben6888のブログ

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8/7に仕切り直し「STOP!戦争法案 楠見でもデモ」(楠見子連れ9条の会)

 今晩(2015年7月28日)配信した「メルマガ金原No.2165」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
8/7に仕切り直し「STOP!戦争法案 楠見でもデモ」(楠見子連れ9条の会)

 今晩、私の事務所に一番近い警察署に車で向かう途中の交差点の手前で信号が赤のまま青に変わらなくなり、「変だな」と思っていると、警察官らしき人が近付いてきたので助手席側の窓を下ろすと、「広島県警の者です。皇太子殿下が通過される5分前から交通規制が始まりました。しばらくお待ちください。」との説明。広島から応援に派遣されていると聞き、思わず「ご苦労様です。」と言いそうになったものの、思い直して、単に「分かりました。」とだけ答えました。
 何台もの白バイや警察車両に護衛された車列が通過して間もなく、規制が解除となり、交差点を越えて警察署に向かったのですが、その途上、沿道で振っていた日の丸の小旗を持ったたくさんの人たち(これから家に帰るところでしょう)を追い越しました。
 規制が解除されたのは午後7時45分過ぎのことであり、とっぷりと日が暮れた時間にもかかわらず、沿道に歓迎なのかお見送りなのか分かりませんが、どう考えても自主的に集まったとは思いにくい多数の市民を動員して、紙製の日の丸の小旗を振る必要がどうしてあるのか、理解に苦しむ光景でした。
 皇太子殿下が高校総体に出席されるというだけでこれですから、9月26日から始まる2015紀の国わかやま国体(第70回国民体育大会)の時はどうなるんだ?と心配になります。
 以前からこのメルマガ(ブログ)を読んでくださっている方には説明の必要もないでしょうが、私は今上陛下や皇后陛下は非常に立派な方だと思っていますし、制度としての象徴天皇制についても、今のところは尊重したいと考えています(何しろ私は「護憲派」ですから)。
 しかしながら、それとこのような過剰動員、過剰警備とは全く別の問題です。
 
 というような慨嘆を述べるのが今日の本題ではありません。
 今の我が国を取り巻く状況を見据えた時、最も重要な動き(の一環)と言っても過言ではない取り組みをお知らせし、1人でも多くの方にご参加いただきたいと思います。
 それは、和歌山市の楠見子連れ9条の会が、昨年10月31日に続いて企画した「楠見でもデモ」(第2回)です。
 実は、この「STOP!戦争法案 楠見でもデモ」は、当初7月17日(金)の夕刻に予定されていたのですが、台風の余波により、なかなか雨も止まず警報も解除されないため、中止のやむなきに至ったのですが、「何としてもやる!」という主催者の熱い情熱により、仕切り直しで実施することとなりました。日程は8月7日(金)であり、それ以外の実施要領は7月17日に予定されていたものと同じです。
 以下に、チラシの文字情報を転記します(一部公式ブログからも転記)。
 
チラシから引用開始)
STOP! 戦争法
楠見でもデモ

歌いながら歩こう
子どもたちと一緒に
戦争はいやだと叫ぼう

2015.8.7(金)
河西診療所組合員ホール集合
和歌山市平井66-1)
17:45集会
*河西診療所への駐車はできません
18:15行進出発
~県道粉河加太線を東へ~善明寺文化会館前にて流れ解散
少雨決行・警報発令時中止
※お天気がややこしい場合は、楠見子連れ9条の会の公式ブログをご確認ください。

仮装・コスプレ・自作プラカ、横断幕・楽器持参大歓迎!
明るく元気に目立つため、
できたら「黄色いもの」を身に着けてきてください♪

多くの学者をはじめ、与党推薦の参考人までが指摘しているとおり、
集団的自衛権を行使するための「安全保障法制」は「憲法違反」 です。
国民の安全を保障するどころか、
わざわざ戦争に近づいていくための「戦争法案」です。

日本の若者を戦場に送り、
国民をテロの危険にさらし、
軍事費のために教育や福祉の予算が削られる。
日本をそんな国にしたくありません。

平和な未来を残せなくなるかもしれない重大な法案を
まともな説明も議論もないまま数の力だけで通されるなんて、
親として、だまってはいられません。

70年前、
日本とアジア諸国民に大きな犠牲を強いた戦争の反省から、
日本国憲法は産まれました。
9条に込められた平和への誓いを私たちは受け継ぎます。
「海外で戦争できる国」を子どもたちに押しつけないために、
いっしょに歩きましょう。

楠見子連れ9条の会 
peacemama_2007@yahoo.co.jp
(引用終わり)
 
 楠見子連れ9条の会ブログからも引用しておきます。
 
(引用開始)
17日のデモは台風で中止となり、本当に残念でした。
たくさんの方から、次はいつやるの?行くからね!と声をかけてもらいました。
 
全国でママたちが立ち上がっています。
私たちも改めてデモ行進をやります。
こんどこそ、晴れますように・・・(-_-;)
 
和歌山のみなさん。
ママとパパと子どもたち。もちろん、どなたでも。
子どもたちと一緒に、歌いながら歩きましょう。
戦争はいやだと大きな声で叫びましょう。
(引用終わり)
 
 上のブログで「全国でママたちが立ち上がっています。」と高らかに宣言されていますが、その象徴的なイベントが、一昨日(7月26日)東京の渋谷で、「安保関連法案に反対するママの会」が主催した集会とデモ「ママの渋谷ジャック!」でした。 楠見子連れ9条の会から参加した馬場潔子さんが、Facebookで推奨してくれていたレポートをご紹介しておきます。
 
クリスチャントゥデイ 2015年7月26日22時44分 記者:守田早生里
「だれの子どももころさせない!」 安保法案反対、ママたちが渋谷でデモ

(抜粋引用開始)
 子育て中の母親たちが中心となって結成された「安保関連法案に反対するママの会」が26日、東京・渋谷駅前で「だれの子どももころさせない!」と悲痛な叫び声を上げ、27日から参議院で審議が始まる安保法案への反対を訴えた。
 真夏の太陽が容赦なく照り付ける中、渋谷駅前に集まったのは、全国の子育て中の「ママ」を中心に約2000人。中には、ベビーカーを押しながら声を上げる母親や、小さな子どもの手をしっかりとつないでデモに参加する母親の姿もあった。
 同会が発足したのは今月5日。発起人で3児の母でもある西郷南海子さん(27)を中心に、SNSなどを通して呼び掛け、現在までに賛同者は1万7000人を超えた。各地域での絆をより強めようと立ち上げられた「ママの会@神奈川」「ママの会@千葉」などの地域別の会は、29都道府県に上っている。
 街宣車に上がった「ママ」たちは、「このような場所で話すのは初めてで、大変緊張しています」と話しながらも、しなやかでたくましい母親の叫び声を渋谷駅前に響かせた。代表の西郷さんは、「私たちには、お金も権力もない。しかし、全国から『だれの子どももころさせない』を合言葉に集まった仲間と共に、どんな嵐でもつぶされない『草の根』になりたいと思う。その『草の根』を横に広く張って、この法案を廃案へ追い込みたい」と力強く語った。
(略)
 スピーチの後、駅から歩いて5分ほどの宮下公園に移動し、デモ行進の準備を行った。「暑いので、小さな子どもたちの水分補給をしっかりお願いします」「気分が少しでも悪かったら、列から離れて休んでください」などの声が公園内に響いた。小さな子どもを持つ母親同士が、冷たいタオルを貸し借りしたり、飲み物を分け合ったりする姿も。「だれの子どももころさせない」を合言葉に、「草の根」がゆっくりと心地よいスピードで広がっていくのを感じた。
(引用終わり)
 
7・26 戦争立法反対!ママの渋谷ジャック!
 

 私が、2007年に和歌山市で結成された「楠見子連れ9条の会」と2014年に田辺市で結成された「9条ママnetキュッと」を紹介するメルマガ(ブログ)を書いたのは、昨年の8月3日のことでした(子どもたちは絶対に守る!~ママは立ち上がる、いずれ日本中で)。
 それから1年、目に見える形で、日本中のママが立ち上がっています。この動きに対して心ない悪罵を投げつける「ウジ虫」のような人間もいますが、子を思う母の心を押しとどめることなど誰にも出来るはずがありません。
 
 今度こそ、天候に恵まれて素晴らしいデモとなることを祈っています(実はこの日、私は終日東京出張のため、残念ながら参加出来ないのです)。
 

(付録)
『世界』 作詞作曲;ヒポポ田 
演奏:ヒポポフォークゲリラ