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予告10/24堤未果氏講演会「沈みゆく大国アメリカ~逃げ切れ!日本の医療~」@和歌山市へのお誘い

 今晩(2015年10月6日)配信した「メルマガ金原No.2235」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
予告10/24堤未果氏講演会「沈みゆく大国アメリカ~逃げ切れ!日本の医療~」@和歌山市へのお誘い

 「TPP大筋で合意」というニュースが飛び交う中で、この講演会をお知らせするメルマガ(ブログ)を書いているのは、タイミングが良いというのか悪いというのか、何とも複雑な思いですが、非常に重要なテーマであり、和歌山市での講演会ですが、ご都合のつく方に是非お勧めしたい企画です。
 早速、以下にチラシの文字情報を転記します。

チラシから引用開始)
和歌山県保険医協会 第38回定期総会 記念講演
沈みゆく大国アメリカ
~逃げ切れ!日本の医療~
 
 リーマンショックでさらに巨大化したウォール街と多国籍企業の最強タッグが支配する株式会社国家アメリカ。
 国境を越え、新たな市場を求め続ける彼らの飽くなき欲望が次に狙いを定めているのは、〈世界一の国民皆保険〉を持つ最速高齢社会「日本」だ!
 保険証一枚あれば、「いつでも、どこでも、誰でも医療が受けられる」という、世界でも希少な日本の医療。
 だが私たちはどもまで気づいているだろう?もはや当たり前になり、誰も関心を払わないこの制度に、数十年前からじわじわと魔の手がのびていることに。私たち日本人の「いのち」と「老後」が「投機商品」と化しつつある今の危機的状況を?
 「国民皆保険」を死守すべく未来への提案まで盛り込んだ同名のベストセラーの著書にお話いただきます。
 
講師 堤未果(ジャーナリスト)
東京生まれ。ニューヨーク市立大学大学院で修士号取得。
2006年『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清日本ジャーナリスト会議新人賞を受賞。
2008年『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。
2010年『政府は必ず嘘をつく』で早稲田大学理事長賞を受賞。
2014年『沈みゆく大国アメリカ』2015年5月発刊の『沈みゆく大国アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉』はシリーズで24万部突破。
TOKYO MX TV「モーニングCROSS」、NHKラジオ「マイあさラジオ~今週のオピニオン~」出演。(2015年5月現在)
 
と き 2015年1024日(土)午後4時~5時30分
ところ プラザホープ4Fホール
     和歌山市北出島1-5-47 ビッグホエール北隣 電話:073-425-3335
 
参加費無料 事前登録不要
どなたでもお気軽にご参加ください
※全国障害者スポーツ大会のため、渋滞が予想されます。ご注意ください。
 
主催/和歌山県保険医協会
〒640-8157 和歌山県和歌山市八番丁11番地 日本生命八番丁ビル8F
電話:073-436-3766 FAX:073-436-4827
(引用終わり)
 
 講演のタイトルともなっている堤未果さんの近著(集英社新書)は、私自身は未読ですが、「あなたは盲腸手術に200万円払えますか?」という腰巻きの惹句に目が吸い寄せられた人も多いのではないかと思います。


 版元の集英社が開設している「沈みゆく大国アメリカ」シリーズ特設サイトはこちらです。
 その特設サイトから「主な内容」と「目次」を引用します。和歌山市周辺にお住まいで、これらの内容に興味をひかれ、24日の予定が入っていなければ、迷わずプラザホープに行きましょう。
 
(引用開始)
主な内容
・「世界最速で高齢化する日本は、投資家たちのドリームランド」
・「ヒトラーのやり方に学べ~経済財政諮問会議
・「超高速な新薬承認のウラ」
・「国民皆保険は邪魔だからなくせ!(by アメリカ)」
・「TPPより怖いTiSAって何?」
・「お年寄りは早く死んでね(後期高齢者医療制度)」
・「給料安くて介護職員が辞める? じゃあ外国人で!」
・「高齢化が医療を破綻させるは、ウソ? ホント?」
・「何が医療費を押し上げているのか?」
・「医師は足りている? 余っている?」
・「給食で医療費を下げる!」
・「国の責任転嫁を逆手にとろう」
・「総理、医療を成長産業にしましょう!」
 
目次
序章  「臨終」の格差
第一章 オバマもびっくり! こんなにアメリカ化していた日本医療
第二章 ㈱アメリカに学ぶ、大衆のだまし方
第三章 マネーゲームから逃げ出すアメリカ人
第四章 逃げ切れ! 日本
(引用終わり) 
 
 なお、チラシに記載のある「全国障害者スポーツ大会」とは、「第15回 全国障害者スポーツ大会 紀の国わかやま大会」(10月24日~26日)のことで、堤未果さんの講演会が行われる10月24日(土)は、午前中、紀三井寺公園陸上競技場で開会式が行われるとともに、午後からはプラザホープのお隣、和歌山ビッグウエーブで車椅子バスケットボールの試合があり、15時から和歌山県チームが高知県チームと対戦するようですね。
 また、ビッグホエールで一般卓球、ビッグ愛でサウンドテーブルテニスなどが開催されます。
 ということは、ビッグホエール(ウエーブ、愛)の駐車場は満車となる可能性があるということで(プラザホープの駐車場は元々広くない)、講演会に行かれる方は、交通手段には一工夫必要かもしれません。
 

(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり)
 

(付録)
『大阪のおばちゃん』 作詞・作曲:ヒポポ大王(多分) 演奏:ヒポポフォークゲリラ婦人部
 
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