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10/20~10/28和歌山市役所で原爆写真展~是非立ち寄ってください

 今晩(2015年10月17日)配信した「メルマガ金原No.2246」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
10/20~10/28和歌山市役所で原爆写真展~是非立ち寄ってください

 ほぼ2日ごとのペースで連載を続けてきた「安保法制:「5党合意」「附帯決議」「閣議決定」をどう読むか」シリーズ、本来なら今日は「(8)~逐条的に読んでみた⑦(7項)」を書ければと思っていたのですが、昨日あっさり済ますつもりだった「11/21小林節さんが田辺市(和歌山県)で講演されます」を書くのに思わぬ時間がかかり、その余波で今朝は寝坊してしまい、午後からは西谷文和さんの講演会を聴きに行き(憲法9条を守る和歌山市共同センター 秋の憲法学習会)、夜は夜で、和歌山市から車で片道1時間半かかるお通夜に参列、ということで、5党合意の注釈を書いている時間的余裕がなくなってしまいました。
 そこで、これは明日以降のお楽しみということにさせてもらい、今日は、昨日に引き続き、和歌山(今日は和歌山市)での行事をご案内します。
 
 国際連合が定める国際週間というものがあるようで、「世界異教徒間の調和週間(World Interfaith Harmony Week)」(2月の第一週)や「人種差別と闘う人々との連帯週間」(3月21日~27日)などはいかにも国連らしいですね。そして、10月24日~30日が「軍縮週間」と定められています。
 
 先日、原水爆禁止和歌山県協議会事務局長の白井春樹さんからメールでお知らせいただいたのですが、この国連軍縮週間の時期に合わせて、和歌山市が市役所本庁舎1階ロビーにおいて、今年も原発写真展を開催するということです。
 白井さんのメールから引用します。
 
(引用開始)
 皆さま方へ
 いつもお世話になっています。
 今年も和歌山市は、下記の通り国連軍縮週間(10月24日~30日)に原爆写真展を開いてくれます。この期間中での開催は、ねばり強く和歌山市へ要請し、実現したものです。ぜひ、和歌山市役所近くへおいでの場合は、和歌山市役所を訪ね、原爆写真展を鑑賞し、一言でいいですから感想文を書いて提出していただければうれしいです。
                   記
和歌山市原爆写真展
・期日:10月20日(火)~28日(水)
・場所:和歌山市役所1階正面玄関市民ギャラリー

 この取り組みも世論と運動の一つとして、とらえていただき、皆さま方のご協力とご支援をいただけますようお願いします。
 和歌山県原水協 白井
(引用終わり)
 
 そこで、早速、和歌山市のホームページを調べてみました。すると、同市公式サイトの中に「和歌山市の非核平和事業の紹介」というページがあり、そこに「原爆写真展」の案内も掲載されていましたので紹介します。
 
(引用開始)
原爆写真展
○趣旨
核兵器の恐ろしさを市民の皆様に広く知っていただくことを目的に、国連軍縮週間に合わせ広島平和記念資料館からポスターなどの資料提供を受け、市役所本庁舎1階において「原爆写真展」を開催しています。
○本年度の開催(予定)
平成27年10月20日(火)~10月28日(水)
○開催場所(予定)
市役所本庁舎1階市民ロビー・市民ギャラリー
○内容
「子どもたちの平和ポスター 20点」
広島市内及び海外の姉妹・友好都市の小中学生が平和をテーマに描いた絵画とポスターです。
「平和首長会議5,000都市突破記念原爆写真 20点」
(引用終わり)
 
 和歌山市役所の本庁舎1階市民ロビー・市民ギャラリーといえば、正面玄関を入ってすぐ左手のコーナーだったと思います。
 実は、原爆写真展が始まって2日目の10月21日(水)に、憲法9条を守る和歌山弁護士の会が呼びかけて毎月実施している「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」の通算第16回目が行われるのです。いつものように、正午に和歌山市役所前に集合し、12時20分にスタートして京橋婦ロムナードを目指します。
 今度のランチTIMEデモに参加を予定されている方は、可能であれば少し早めに市役所においでいただき、デモ出発前の一時(ひととき)、原爆写真展をご覧になることを是非お勧めしたいと思います。デモにかける思いもいや増すのではないでしょうか。
 
 なお、ついでと言っては何ですが、年内あと3回のランチTIMEデモの日程が決まっていますのでお知らせします。
 
憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ】
第16回 2015年10月21日(水)
第17回 2015年11月13日(金)
第18回 2015年12月 8日(火)
呼びかけ団体:憲法9条を守る和歌山弁護士の会
お問い合わせ先:073-428-6557(トライ法律事務所)
いずれも正午和歌山市役所前集合。12時20分にスタートして京橋プロムナードまで。
 
 憲法9条を守る和歌山弁護士の会で正式に決めたということではありませんが、おそらく大方の意識としては、「憲法の破壊を許さない」政権を誕生させるまではしつこく続けるつもりだと思います。そして、仮に「国民連合政府」が誕生したとしても、しばらくは応援と監視のために続けるかもしれません。
 
 さて、ランチTIMEデモに話がそれてしまいましたが、原爆写真展です。市役所からの案内にあるとおり、今回、和歌山市役所で展示される写真は、広島平和記念資料館から借り出したものです。
 実際に広島平和記念資料館を訪れたことのある方も少なくないと思いますが、同館のホームページは、実際の展示をネット上で視聴できるなど、非常に充実していますので、是非じっくりとご覧になることをお勧めしたいと思います。
 
 
 また、市役所での原爆写真展が終わった後ですが、11月3日(火・祝)に和歌山市河北コミュニティセンターを会場として開催される「第12回 憲法フェスタ」(守ろう9条 紀の川 市民の会)の企画の1つとして、10時から14時までの間、2階多目的ホールにおいて、写真展示「ヒロシマナガサキ 原爆と人間」(写真提供:和歌山県原水協)が行われます。おそらく、県原水協の白井さんが(昼食で留守になる時間帯があるかもしれませんが)解説役を務めてくださるのではないかと思います。こちらも、是非足をお運びください。
 
 最後に、和歌山市役所ホームページ「和歌山市の非核平和事業の紹介」に掲載されている「和歌山市非核平和都市宣言」を全文引用します
 
(引用開始)
              和歌山市非核平和都市宣言
青い空、清らかな水、豊かな緑を保ち、明るく平和な生活を守ることは、平和を愛する和歌山市民の願いである。
今、世界は核軍備が依然として続けられ、人類の生存そのものが脅かされている。
私たちは、世界で唯一の核被爆国民として、再び広島・長崎の惨禍を繰り返してはならないと全世界の人々に訴えるものである。
私たちは、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念のもとに、非核三原則を将来ともに遵守し、あらゆる国のすべての核兵器の廃絶と軍縮を全世界に強く訴え、この人類共通の大義に向かって不断の努力を続ける「非核平和都市」とすることを宣言する。
                  昭和62年12月22日 和歌山市議会 議決
(引用終わり)
 

(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり)