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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

半田滋さんのミニ講演「安保法で自衛隊はどう変わるのか」(11/19)に注目した

 今晩(2015年11月20日)配信した「メルマガ金原No.2280」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
半田滋さんのミニ講演「安保法で自衛隊はどう変わるのか」(11/19)に注目した

 9.19からちょうど2か月が経過した昨日(11月19日)、参議院議員会館において、超党派のリベラル派国会議員の集まりである立憲フォーラム(もっとも共産党議員は入っていないようですが)と戦争をさせない1000人委員会が共催する「さぁ、安倍政治を終らせよう」11・19集会が開かれ、東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんが、35分という短時間ではありましたが、「安保法で自衛隊はどう変わるのか」という演題で講演されました。
 三輪祐児さん撮影の動画をご紹介します。半田さんの講演は、14分~49分の部分です。
 
20151119 UPLAN 半田滋「安保法で自衛隊はどう変わるのか」
 

 9.19以降、半田さんのお話を動画で視聴するのは初めてなので、興味深く耳を傾けました。講演は、大きく2つのパートに分けられると思います。
 
第1部(14分~30分) 安倍首相はなぜ憲法を変えようとするのか(総論)
第2部(30分~49分) 自衛隊の活動がどう変わるか?
 ① 短期的な変化(30分~)
     南スーダンでは駆け付け警護
     ジブチ基地を拠点として国際平和支援活動(ODA大綱に注意)、邦人保護
 ② 中期的な変化(41分~)
    2016年の米国大統領選挙の後に可能性が高まる対IS作戦への地上軍の投入
    そうなった場合の米国から自衛隊への後方支援要請
 ③ 長期的な変化(44分~)
    防衛費の増加、自衛隊員の増員
    日本を起点とする周辺国への軍拡競争の波及
 
 なにしろ短時間のミニ講演なので、いくら早口で語っても、説明不足にならざるを得ず、もっとじっくりと半田さんのお話を伺いたいと思いましたが、それでも、米国の次の大統領が誰になろうと、今のオバマ大統領よりも軍事力の使用に抑制的であるとは考えられず、対IS作戦のために米国が地上軍を投入する可能性が高まる。そして、仮に米国が地上軍を投入すれば、米国の要請によって自衛隊が後方支援のためにシリア、イラクに派兵されるということが現実のものになりかねないという指摘は重要だと思います。
 そのような悪夢を現実のものとしないために、私たちに与えられた時間はそれほど多くはないということを肝に銘じるべきでしょう。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2013年5月7日
マガ9学校・第24回「日本は『平和国家』の看板を下ろすのか?(川口創氏×半田滋氏)」
2013年6月13日
半田滋氏 「『国防軍』をつくる」の愚かさ 今週の一言(法学館憲法研究所)
2013年8月23日
半田滋著『集団的自衛権のトリックと安倍改憲 「国のかたち」変える策動』を読む
2013年9月25日
半田滋さんの論説『条約無視して解釈改憲か』を読む
2014年4月26日
半田滋さんの講演から学んだこと(付・半田滋さんの論説『首相の奇妙な状況認識』を読む)
2014年5月24日

半田滋氏『日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊』(岩波新書)を読む
2015年5月20日
半田滋さんの論説『よみがえる国家総動員』を読む
2014年11月18日
半田滋氏著『僕たちの国の自衛隊に21の質問』を読む
2015年7月6日
半田滋さんの論説『存立危機はいつ起こるか』を読む
2015年8月25日
半田滋さんの論説『「捕虜」になれない自衛隊』を読む


(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり) 
 

(付録)
『ラブソング・フォー・ユー(LOVESONG FOR YOU)』 作詞・作曲:ヒポポ大王 
演奏:ヒポポフォークゲリラ