wakaben6888のブログ

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「テレメンタリー」(テレビ朝日系列)に注目する

 今晩(2015年11月21日)配信した「メルマガ金原No.2281」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「テレメンタリー」(テレビ朝日系列)に注目する

 このところ、毎週末になると、深夜に放送されるドキュメンタリー番組が気になり(別に深夜でなくてもいいのですが)、各局の番組ホームページを閲覧するのが習慣になっています。例えば、以下のようなページです。
 
 ドキュメンタリー番組ということでいえば、BSやCSでは、それこそ数え切れないほどの番組が放送されているのではないかと思いますが、とてもそこまでフォローし切れませんので、せめて地上波で放送される新作の番組だけでも、注目したいと思います。

 とはいえ、うっかり情報をとり損ない、「見るべき作品」を見逃してしまうことも少なくないのですが。
 例えば、10月はじめにテレメンタリーで放送された「絶望から希望へ~ドイツ国際平和村の子どもたち~」などがそれです。
 西谷文和さんのブログで取材の様子は読んでいたのですが、放送(CSテレ朝ch2での再放送も)を見逃してしまったのは不覚でした。
 こういう場合、YouTubeならざる動画サイトにはしばしばアップされており、自己責任で視聴するという方法もあることはあるのですが、あまり積極的にお勧めはできません。
 
 そのテレメンタリー2015の次回及び次々回の番組をご紹介しておきます。関心の有る方は見逃して後悔しませんように(もっとも、明日の早朝放送の朝日放送を見たかったという人にはご免なさいですが)。
 
テレメンタリー2015
朝日放送 2015年11月22日(日)午前5時20分~5時50分
テレビ朝日 2015年11月24日(火)午前2時21分~2時51分(23日深夜)
「枯れ葉剤を浴びた島2~ドラム缶が語る終わらない戦争~」

(番組案内から引用開始)
サッカー場から出てきたドラム缶 サッカー場の地中から発見された古いドラム缶。
表面にベトナム戦争当時、米軍が散布した化学兵器「枯れ葉剤」の製造会社名が記されていたことから、不安が広がった。現場は28年前、米軍から返還された土地。
沖縄市は調査の結果、「枯れ葉剤も含まれていた可能性」を指摘したが、防衛局は「証拠は見つからなかった」とした。2000ページ以上の報告書を通し、何も語らないドラム缶が何を突きつけているのか考える。
制作:琉球朝日放送
(引用終わり)
 
テレメンタリー2015
朝日放送 2015年11月29日(日)午前5時20分~5時50分
テレビ朝日 2015年12月1日(火)午前2時21分~2時51分(30日深夜)
「シリーズ戦後70年(13) 兵士になれなかった男~祖父は硫黄島の学徒兵~」

(番組案内から引用開始)
私(ディレクター)の祖父・西進次郎(92)は、硫黄島から帰還した学徒兵だ。戦後70年たった今、心残りが一つあるという。それは、硫黄島で命をおとした同じ学徒だった戦友・蜂谷博史(享年22)の最期を遺族に伝えること。取材を進める中で、実弟が行きていることがわかった。そして、蜂谷が残した手記と短歌がみつかった。
その歌に込められた蜂谷の願いとは?70年の時をへて、今、祖父と戦友・蜂谷の思いが蘇る。
制作:テレビ朝日
(引用終わり)
 
 CSテレ朝ch2で、再放送される番組もあるので、見逃してしまった方はこまめにチェックしたらよいと思います。
 
 テレメンタリーは、「テレビ朝日系列の全国24社が共同で制作するドキュメンタリー番組」であり、「週代わりでテレビ朝日系列の各局が制作を担当し、独自の視点で制作しています」。
 思えば、琉球朝日放送の「海に座る」や「標的の村」も、最初はテレメンタリー枠で放送された30分(実質は24分程度)ヴァージョンだったのですからね。
 これからも良い作品が放送されることを期待し、注目を続けたいと思います。
 

(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり)