wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

ここ半年のND(新外交イニシアティブ)シンポ・報告会動画のご紹介(付・12/18シンポ「宜野湾から沖縄の未来を考える―基地・経済・地方自治―」のご案内)

 今晩(2015年12月8日)配信した「メルマガ金原No.2298」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
ここ半年のND(新外交イニシアティブ)シンポ・報告会動画のご紹介(付・12/18シンポ「宜野湾から沖縄の未来を考える―基地・経済・地方自治―」のご案内)

 猿田佐世弁護士が事務局長を務めるシンクタンク新外交イニシアティブ(ND)については、末尾に列挙したとおり(網羅できているか自信はありませんが)、過去何度かこのメルマガ(ブログ)でもご紹介してきました。
 ところで、振り返ってみると、今年の4月3日に行われたシンポジウム「安保関連法制を考える―集団的自衛権とこれからの外交・安全保障―」の動画を視聴して、「佐藤優氏と柳澤協二氏のかみ合わない話が面白い」というふざけたタイトルでご紹介した後、ND自体は多くのシンポや報告会を開催しているにもかかわらず、その紹介をさぼってしまっていました。
 もっとも、番外編として、「「米でも反基地運動を」翁長訪米で暗躍する美人弁護士」と猿田さんを評した週刊文春の特集を取り上げたことはありましたが。
 そこで、今年の4月以降のNDの活動でその動画が公式サイトにアップされているもについて、以下にまとめてご紹介しておくことにします。
 きっと、関心を持たれる動画が見つかることと思います。
 ちなみに、私は、9.19のちょうど1週間後の9月26日、初めて東京と沖縄以外での開催となった福岡での講演会(シンポ)における柳澤協二さんの基調講演に注目しました。心なしか、柳澤さんの声に力がないように感じたのは気のせいでしょうか。
 ここでは、講演の最後(1時間00分~)で語られた「今後の課題」のPPボードの記載を転記しておきます。
(引用開始)
☆広い視野でみる
   脅威を煽る論調に対する冷静な分析
   国家像の構築・70年談話に負けない戦後史の共有
☆法律を使わせない
   南スーダンなど、具体的な事例の監視
   世論の包囲〈国会承認に60日ルールはない〉
☆民主主義を再生する
   選挙を通じた民意の反映
(引用終わり)
 
 
2015年7月31日
ND訪米報告会「日米エネルギープロジェクト訪米調査報告」(1時間47分)
登壇者:鈴木達治郎氏(元内閣府原子力委員会委員長代理、現長崎大学核兵器廃絶研究センター長・教授)・猿田佐世(ND事務局長/弁護士)・平野あつき(ND研究員)

 
2015年9月8日
NDシンポ「安保法制を問う―国際社会の現状から考える日本の取るべき指針―」(1時間44分)
登壇者:酒井啓子氏(千葉大学教授(イラク政治史・現代中東政治))、柳澤協二(ND評議員・元内閣官房副長官補)、山口二郎(ND評議員・法政大学教授)
司会・コーディネーター:猿田佐世(ND事務局長・弁護士(日本・米国ニューヨーク州))
 
 
 
2015年9月26日
NDシンポ「戦後70年 日本の安全保障を考える―安保法制・沖縄米軍基地の議論を踏まえて―」(2時間18分)
登壇者:柳澤協二(ND評議員・元内閣官房副長官補)、猿田佐世(ND事務局長・弁護士(日本・米国ニューヨーク州))
 

(付記)
 来週の金曜日(12月18日)には、沖縄タイムス社の後援を得て、古賀茂明さんをゲスト(基調講演講師)に招いたシンポジウム「宜野湾から沖縄の未来を考える―基地・経済・地方自治―」が開かれます。東京と並ぶNDの“地元”沖縄での開催ですが、キャパ1200を誇る宜野湾市民会館(大ホール)というのは、たしかND初の沖縄シンポで、準備までわずか2週間しかなかったにもかかわらず立ち見も出た「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」の会場だったところではないですかね?
 ご盛会をお祈りするとともに、以下に開催案内を転記します。
(引用開始)
NDシンポジウム(沖縄)
宜野湾から沖縄の未来を考える―基地・経済・地方自治

■開催日時:
2015/12/18 Fri. 18:00開場 19:00~21:00
■会場:
宜野湾市民会館(大ホール)
 住所:沖縄県宜野湾市野嵩1-1-2 電話:098-893-4433
■後援 沖縄タイムス
 沖縄と日本政府が激しく対立しています。「普天間の危険性除去」と「沖縄の負担軽減」のための辺野古基地建設とされますが、本当に沖縄の負担軽減につながるのでしょうか。辺野古移設をしなければ、普天間基地は固定化されるのでしょうか。
 沖縄、そして宜野湾における「米軍基地」の意味を、経済や地方自治、そして安全保障の視点から改めて問い直します。
■登壇者:
○講演:古賀茂明氏(元経済産業省官僚・フォーラム4提唱者)
○パネルディスカッション:
・古賀茂明 氏
・呉屋守將 氏(金秀グループ会長・辺野古基金共同代表)
・當山智士 氏(株式会社かりゆし代表取締役社長・一般社団法人沖縄県ホテル協会会長)
・石川達也 氏(沖縄タイムス編集局次長兼報道本部長)
○コーディネーター:屋良朝博(ND評議員・元沖縄タイムス論説委員
○全体司会:林千賀子(ND沖縄・弁護士)
■参加費:
500円(ND会員・学生は無料、当日入会可)
●定員:1200名
●お問合わせ先:新外交イニシアティブ(ND)事務局
03-3948-7255
Web:
www.nd-initiative.org
東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 5階
E-mail:
info@nd-initiative.org
Facebookwww.facebook.com/NewDiplomacyInitiative
Twitterhttps://twitter.com/nd_initiative
●当日のシンポジウム運営ボランティアご協力のお願い
今回のような大規模なシンポジウム開催には、受付等に多くの人手が必要となりますため、当日の運営にご協力をいただければ幸いです。NDの活動は多くの方に支えられて実現しています。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。
ご協力いただけます方は、
info@nd-initiative.orgまで、①氏名 ②電話番号 ③当日16:30以降でお越しいただける時間をご記入の上、メールにてご連絡いただければと思います。ご不明な点がございましたら、事務局までお問合せください。
シンポジウムの成功のため、ぜひご協力をお願い申し上げます。

(引用終わり)
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2014年1月2日
急告・1/10 シンポ@名護市「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」(新外交イニシアティブ)
2014年1月11日
柳澤協二さんの覚悟~1/10名護市でのシンポにて(辺野古をめぐる言葉に耳を澄まそう 3)
2014年3月27日
予告4/22新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム「今なぜ、集団的自衛権なのか-安全保障の最前線から考察する-」 

2014年4月25日
映像のご紹介・NDシンポジウム「今なぜ、集団的自衛権なのか-安全保障の最前線から考察する-」(4/22)
2014年8月1日
猿田佐世ND(新外交イニシアティブ)事務局長から学ぶ米国でのロビー活動
2015年4月7日
佐藤優氏と柳澤協二氏のかみ合わない話が面白い~NDシンポの動画を視聴して
2015年4月18日
週刊文春「沖縄のタブー」と公安情報~あなどってはいけない
 

(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり) 
 

(付録)
『世界』 作詞・作曲:ヒポポ田 演奏:ヒポポフォークゲリラ