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「自衛隊を活かす会」シンポジウムから学ぶ「南シナ海―警戒監視のための自衛隊派遣をどう見るか」①動画編(付・札幌企画(1/30)のご案内)

 今晩(2016年1月1日)配信した「メルマガ金原No.2322」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
自衛隊を活かす会」シンポジウムから学ぶ「南シナ海―警戒監視のための自衛隊派遣をどう見るか」①動画編(付・札幌企画(1/30)のご案内)
 
 私のメルマガ(ブログ)でご紹介した「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会(略称:自衛隊を活かす会)」関連の記事がどれだけあったか、自分でもにわかに思い出せず、自分で書いた記事を「ネット検索」しても判然としないほどです。
 おそらく、一番最近書いたのがこれでしょ。
 
 
 その前が多分以下のような記事だったような気がします。
 
 
 そして、上記2015年4月15日の記事の末尾に、「自衛隊を活かす会」関連の記事一覧をまとめて掲載していましたので、これでほぼ全貌(?)が明らかになります。
 それによれば、2014年6月14日に最初の記事(
「自衛隊を活かす会」呼びかけ人から学ぶ(1)加藤朗さんの「憲法9条部隊」構想)を書いて以来、2015年9月8日(「自衛隊を活かす会」シンポジウムから学ぶ「新安保法制にはまだまだ議論すべき点が残っている」)までの15か月足らずの間に、少なくとも20本の記事を書いていたということになります。

 2016年を迎えても、「自衛隊を活かす会」へのフォローを続ける理由については、昨年4月15日
の記事に書いたことに尽きますので、再掲します。
 
「さて、私の周りにも多くの「自衛隊違憲論者」がいる中で、「自衛隊を活かす会」の活動にかくまで私が肩入れする理由は、同会が主催してきたシンポジウムの通しタイトル「「護憲」を超えて」に集約されるように思います。
 私自身、「護憲派」であることに誇りは持っていますが、その「護憲」ということの実質をどう捉えるのかということについては、自分自身を含めて、考え方が硬直的に過ぎるのではないかと思うことがしば
しばであり、「これでは運動が広がらない」という危機感を常に抱いていました。
 まさに日本国憲法に最大の危機が訪れた昨年6月、「自衛隊を活かす会」が活動をスタートした時、この危機に立ち向かうための有力な方向性の1つであると直感し、以後、私なりのフォローを続けてきたの
です。
 もちろん、「自衛隊を活かす会」の指し示す方向性(5月に「提言」としてまとめられます)が唯一の
ものであるはずはなく、その「提言」にしても、盲従する必要は全くないものです。
 しかしながら、第二次大戦の敗戦から70年、日本国憲法施行から68年、私たちの祖父母や父母の世代から私たちが受け継ぎ、さらに次の世代に引き継ぐ責任を負っている憲法体制をあやまたず子や孫に届けるために、非常に有益な思考の回路を「自衛隊を活かす会」が提供してくれるはずだと考えています。」
 
 安保関連法案が成立した後も、「自衛隊を活かす会」の活動は続きます。
 同会では、シンポジウム「新安保法制の予想される発動事例の検証」をシリーズで開催するようで、その①「南シナ海―警戒監視のための自衛隊派遣をどう見るか」が2015年12月22日に東京(
岩波セミナールーム)で開催され、その②として、本年1月30日に開催される札幌企画「南スーダン─。駆けつけ警護で自衛隊はどう変わるのか」(札幌国際ビル国際ホール)が予告されています。
 今日は、公開されたばかりの前者の動画をご紹介するとともに(文字起こしは後日掲載されると思われます)、後者(札幌企画)の予告された内容をご紹介します。
 南シナ海にしても、南スーダンにしても、そもそも現地の状況はどうなっているのか、今までの法制下自衛隊はどう関わってきたのか、新安保法制が3月に施行された後にどう変わるのか、という基本的な問題を考えるための貴重なヒントが得られるのではと思います。札幌まで出かける余裕はありませんが、これもいずれ動画が、ついで文字起こしがホームページにアップされるでしょう。是非、これらのシンポジウムから学びたいと思います。
 
 
冒頭~ 司会(松竹伸幸
2分~ 太田文雄元海将・情報本部長
23分~ 津上俊哉元通産省北東アジア課長、津上工作室代表
52分~ 石山永一郞共同通信編集委員
1時間09分~ 加藤 朗桜美林大学教授、自衛隊を活かす会呼びかけ人
1時間38分~ 柳澤協二元内閣官房副長官補、自衛隊を活かす会呼びかけ人
1時間50分~ 伊勢﨑賢治東京外国語大学教授、自衛隊を活かす会呼びかけ人
1時間57分~ 報告者補足コメント

札幌企画 シンポジウム 新安保法制の予想される発動事例の検証②
南スーダン─。駆けつけ警護で自衛隊はどう変わるのか

2016年1月30日(土)13:30~(開場 13:00)
札幌国際ビル国際ホール 会費1,000円(資料代)
主催/自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会(略称:自衛隊を活かす会)
後援/「自衛隊を活かす会」の札幌シンポを成功させる会
申込みは不要です。どなたでもご参加頂けます
新安保法制の最初の発動事例になろうとしているのが、南スーダンPKOに参加している自衛隊に駆けつけ警護の任務を与えることだ。殺し、殺される自衛隊になるのか。南スーダン問題の解決のため日本がやるべきことは何なのか。当事者たちが激論を交わす。
報告者
 自衛隊元幹部PKO統括経験のある陸将経験者を予定
  「駆けつけ警護と邦人救出を現場から考える」
 モハメド・オマル・アブディン東京外大特任助教スーダン出身
  「戦争現場の人々は日本に何を求めているのか」
 伊勢﨑 賢治東京外大教授、自衛隊を活かす会呼びかけ人
  「戦争現場の人々は日本に何を求めているのか」
討論に参加する「自衛隊を活かす会」メンバー
 加藤 朗 桜美林大学教授・同国際学研究所所長
 柳澤 協二 元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長
後援/「自衛隊を活かす会」札幌シンポを成功させる会
【呼びかけ人・11/9現在・敬称略】 
浅田政広(旭川大学名誉教授)・姉崎洋一(北海道大学大学院教育学院特任教授)・石毛妃路美(札幌のうたごえ協議会事務局長)・上野和子(元高校教師)・内山 博(株式会社旅システム社長)・卜部喜雄(元公立高校校長)・小野裕貴(弁護士)・加藤幾芳(北海道大学名誉教授)・川島亮平(医師)・川原茂雄(札幌学院大学教授)・唐渡興宣(北海道大学名誉教授)・河地俊広(北海道合唱団団長)・斉藤 耕(弁護士)・佐藤博文(弁護士)・佐藤みどり(北海道合唱団事務局長)・瀬尾英幸(「護憲ネットワーク・北海道」共同代表)・髙崎 暢(弁護士)・谷井利明(「ビー・アンビシャス9条の会・北海道」事務局長)・山口博教(北星学園大学経済学部教授)・吉田正幸(産業カウンセラー) 
 

(付録)
『世界』 作詞・作曲:ヒポポ田 演奏:ヒポポフォークゲリラ