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真鍋俊永監督と木村泰子先生が「ラジオフォーラム」で語った「みんなの学校」

 今晩(2016年1月7日)配信した「メルマガ金原No.2328」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
真鍋俊永監督と木村泰子先生が「ラジオフォーラム」で語った「みんなの学校」

 「大阪MBSの報道ラジオ番組「たね蒔きジャーナル」が2012年9月28日、多くのリスナーに惜しまれながら放送を終了しました。「たね蒔き」は屈指の報道番組として高い評価を得、特に3.11以降は原発問題について報道し続け、全国的な支持と信頼を獲得していました。(略)ラジオフォーラムは「たね蒔き」の精神を受け継ごうと、2013年1月から始まった報道ラジオ番組です。存続運動の呼びかけ人らが中心となって番組を企画・制作する一般社団法人ラジオ・アクセス・フォーラムを設立、寄付金をもとに週に1度、1時間の番組を制作しています。“ジャーナリズムの広場をつくりたい”との思いで始まったラジオフォーラム。ぜひお聴きいただき、みなさまのご支持、ご支援をよろしくお願いいたします。」(ラジオフォーラムWEBサイトのabout「ラジオフォーラムについて」より)

 「たね蒔きジャーナル」が終了してからもう3年2か月以上が経っていたとは思いませんでした。「時のたつのは早いもの」という手垢にまみれた慣用句しか思いつきませんが、ということは、その「たね蒔きジャーナル」の精神を引き継いだ「ラジオフォーラム」がスタートして丸3年が経過したということなのですよね。
 当初、「たね蒔きジャーナル」存続運動で集まった寄付金だけでは、よくもって1年間ではないかと言われていたように記憶するのですが、それが丸3年、最新のアーカイブが第156回ですから、関係者の皆さんのご努力に敬服するしかありません。
 
 久しぶりに「ラジオフォーラム」サイトの中の番組アーカイブのページを閲覧してみたところ、「あれも聴きたい」「これも聴きたい」という番組が目白押しです。
 試みに、昨年10月以降のアーカイブ(14週間分)のテーマとゲスト、パーソナリティを書き出してみると、以下のとおりです。
 
第156回「学校はみんなで作る~大空小学校が教えてくれたこと」
ゲスト/木村泰子さん(大阪市立大空小学校初代校長)
パーソナリティ/湯浅誠(社会活動家)
 
第155回「西谷文和イラク最新レポート〜フランスのテロ後、世界はどうなるのか?」
ゲスト/西谷文和(ジャーナリスト)
パーソナリティ/矢野宏(ジャーナリスト・新聞うずみ火代表)
 
第154回「ラジオの力、音楽の力」
ゲスト/ピーター・バラカンさん(ブロードキャスター)
パーソナリティ/石井彰(放送作家)
 
第153回「元自衛官が、集団的自衛権に反対する理由」
ゲスト/泥憲和さん(元自衛官)
パーソナリティ/矢野宏(ジャーナリスト・新聞うずみ火代表)
 
第152回「賢治文学から平和を考える~今、世の中が持ちこたえるために大切なこと」
ゲスト/山本瞳さん(朗読家)
パーソナリティ/谷岡理香(東海大教授)
 
第151回「記憶という遺産をめぐって〜なぜ『南京』はこれほど問題化するのか?」
ゲスト/武田倫和さん(映画監督)
パーソナリティ/景山佳代子(社会学者/大学講師)
 
第150回「財界・政界を駆け抜けたキーマンが語る“成長神話の終わり”」
ゲスト/水野誠一(実業家,元参院議員)
パーソナリティ/今西憲之(ジャーナリスト)
 
第149回「現代の戦争〜現実化するスターウォーズへの道」
ゲスト/藤岡惇さん(立命館大特任教授)
パーソナリティ/西谷文和(ジャーナリスト)
 
第148回「難民鎖国・日本の問題点〜私たちができる難民支援とは」
ゲスト/石川えりさん(NPO法人難民支援協会代表理事)
パーソナリティ/湯浅誠(社会活動家)
 
第147回「『安保法案』を成立させた安倍政権とどう向き合うか」
ゲスト/有田芳生さん(参議院議員)
パーソナリティ/石丸次郎(ジャーナリスト)
 
第146回「テレビ報道が危ない」
ゲスト/砂川浩慶さん(立教大学准教授)
パーソナリティ/石井彰(放送作家)
 
第145回「事件記者が問う人の幸せ、世の平和とは?」
ゲスト/大谷昭宏さん(ジャーナリスト)
パーソナリティ/今西憲之(ジャーナリスト)
 
第144回「ドイツと日本徹底比較〜こんなに違う戦後の歩み」
ゲスト/木戸衛一さん(大阪大学准教授)
パーソナリティ/西谷文和(ジャーナリスト)
 
第143回「ボランティア、NPOから始まる草の根民主主義」
ゲスト/早瀬昇さん(日本NPOセンター代表理事・社会福祉法人大阪ボランティア協会常務理事)
パーソナリティ/湯浅誠(社会活動家)
 
 ここ(「ラジオフォーラム」アーカイブ)は、自分が聴きたいテーマ、ゲストを探し出す楽しみの宝庫ですね。是非皆さんも活用してください。
 さて、そのような宝庫の中から、今日は2本だけご紹介します。
 一昨日(1月5日)のメルマガ(ブログ)でご紹介した映画『みんなの学校』の監督・真鍋俊永さんをゲストに迎えた回(第121回)と、その映画が描いた大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子さんをゲストに迎えた最新の回(第156回)です。
 そう、1月16日(土)午後1時から大阪弁護士会館で開かれる上映会&トークセッションの後半(トークセッション)に登場されるお2人がそれぞれゲストとしてお話されているのです。1月16日に参加される方は予習の意味で、残念ながら参加できない方は、その代わりに、是非じっくりと耳を傾けていただければと思います。
 なお、16日の大阪弁護士会のイベント参加申込方法などについては、末尾に掲載した私の一昨日のブログをご参照ください。
 
ラジオフォーラム 2015年5月4日
第121回「『みんなの学校』から考える公教育のあり方」

ゲスト 真鍋俊永さん(映画『みんなの学校』監督)
パーソナリティ 湯浅誠(社会活動家)

(番組案内から引用開始)
■『みんなの学校』はいかにして作られたか
「すべての子どもに居場所がある学校」を作りたい。そんな想いから様々な取り組みをしている大阪市住吉区立大空小学校を密着した関西テレビの映画『みんなの学校』。
このドキュメンタリー映画が公開以来、大きな話題となっています。2006年に開校した大空小学校。理念は「すべての子どもの学習権を保障する」。
不登校ゼロ」を目指す、みんなの学校とはどんな学校か、いかにして作られたのか。映画「みんなの学校」の真鍋俊永監督をゲストにお迎えし、公教育のあり方について考えます。
(引用終わり)
 

(番組案内から引用開始)
■学校はみんなで作る
昨年5月、第121回放送で『みんなの学校』というドキュメンタリー映画を取り上げました。関西テレビの真鍋俊永さんが監督を務めた「みんなの学校」は、大阪市立大空小学校の取り組みを紹介した映画。昨年2月に公開が始まってから大きな話題となり、今も全国で自主上映会が開かれています。
大空小学校では、「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、特別支援学級を作らず、障がいのある子も、そうでない子も一緒に、同じ教室で学んでいます。「不登校ゼロ」を実現し、地域に開かれた小学校はどのように生まれたのか。
2006年の開校以来、初代校長として「みんなの学校」を作り上げてきた木村泰子さんがゲスト。「校則やマニュアルを作らずとも、どこででもみんなの学校はできる」、昨年3月に定年退職され、現在は全国各地で講演活動をされている木村さんとともに、大空小学校から私たちが学ぶこととは何かを考えます。
(引用終わり)

(弁護士・金原徹雄のブログから)

(付録)
『この地球(ほし)の友だちだから』 演奏:掛川少年少女合唱団28期生