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「ミナセン(みんなで選挙)」の動きにも注目しています

 今晩(2016年1月13日)配信した「メルマガ金原No.2334」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「ミナセン(みんなで選挙)」の動きにも注目しています

 「ミナセン(みんなで選挙)」でネット検索すると、先月(2015年12月)22日に行われた「ミナセン(みんなで選挙) 東京」発足の記者会見と「2016.7 日本に市民革命を起こす! 座間宮ガレイ氏 全国ツア
ー報告会」に関連するサイトが次々とヒットします。
 
151222 「ミナセン みんなで選挙 東京」発足記者会見 ダイジェスト(5分13秒)
 
151222 ミナセン東京発足!2016 7日本に市民革命を起こす! 座間宮ガレイ氏 全国ツアー報告会 ダイジェスト(5分39秒)
 

 「東京」が付いていない「ミナセン(みんなで選挙)」はないか?と探したら、すぐに見つかったのは次の2つでした。
 
 
 このサイトで、ようやく「「ミナセン」の説明は以下のとおりです。」という文章を発見しました。
 
(引用開始)
~市民選対全国連絡会「ミナセン(みんなで選挙)」とは~
「ミナセン(みんなで選挙)」とは、来夏の選挙において野党候補の1人でも多い当選をめざし、野党結集
を支援するために各地で立ち上がった「市民選対勝手連」の全国的な連絡会です。各地の「市民選対勝手連」において、市民グループが、勉強会や情報収集をもとに、主体的に、参院選の候補者の選定、野党あるいは統一候補の調整、比例の統一会派推進、決定した候補の応援などを行います。全国各地でこのメン
バー約200人がFacebookの非公開ページで集い、日々、活発に情報交換しています。
ミナセンの機能は:
●野党とのパイプ役:野党の意向を全国の勝手連のメンバーに伝えるだけでなく、全国の勝手連の状況や
意向を野党に伝えるなどの双方向の連絡する役割。
●全国の横断的な取り組みの窓口:各地のママの会、SEALDs、学者、弁護士など、地域と地域をつなぐ役割

(引用終わり)
 
 もう1つ発見したサイトでは、1月22日に開催予定のシンポジウムが予告されていました。
 
 
 開催概要の部分だけ抜き出して紹介します。
 
(引用開始)
日時:2016年1月22日(金)15時半~17時半(開場15時)
会場: 参議院議員会館1階講堂プログラム:
1. なぜ今「選挙」なのか(プチ憲法カフェ)
 恐すぎ緊急事態条項改憲(太田啓子弁護士・小口幸人弁護士)
2. 選挙状況分析
3. 全国勝手連報告~勝手連のつくり方、活動・参加のしかた~
 熊本、石川、東北、東京、神奈川、千葉、埼玉など各地ミナセンより
4. 関係団体・賛同人からの挨拶(市民連合/SEALDsなど交渉中)
5. パネルディスカッション「野党結集の課題・市民に望むこと」
パネラー:
民主福山哲郎参議/維新初鹿昭博衆議/社民福島みずほ参議(予定)
共産・生活の党要請中
(司会・進行 岩上安身氏)
参加費:1000円(定員300名、入場先着順)
主催:ミナセン全国連絡会&実行委員会
minasen2016@gmail.com
(引用終わり)
 
 この市民選対の動きはメディアでも注目されつつあります。
 
東京新聞 2016年1月11日 朝刊
市民発で「改憲阻止」 野党共闘支援 都内で勉強会

(抜粋引用開始)
 夏の参院選自民党など改憲勢力が議席の三分の二を握るのを阻止するため、野党共闘を市民がどう後押しするかを話し合う勉強会が十日、東京都文京区で開かれた。次の衆院選も見据え、都内の小選挙区
べてに勝手連をつくることを目標にしている。
 新宿区で幼稚園を経営する池田優さん(27)が「二歳の娘が生まれてから世の中の見方が変わった」と、安全保障関連法の強行採決などに憤る仲間と企画。インターネット番組「選挙ジョッキー」パーソナ
リティーで、全国を回り勝手連づくりを呼び掛けている座間宮ガレイさん(38)をゲストに招いた。
 座間宮さんは「民意だけでは戦争は止められない。必要なのは議席」と、戦略的に選挙を戦う重要性を訴えた。参加者から参院選について「一人区以外で野党を支援するにはどうすればいいか」と質問されると「票をまとめて誰かを応援するか、候補者を立てるかの二つのやり方がある。市民から統一候補を立て
ることも視野に、いろんなアドバルーンを上げて」と答えた。
(略)
 各グループの情報は、フェイスブックの「東京全選挙区ワクワク同好会」に順次掲載される。(柏崎智
子)
(引用終わり)
 
クリスチャン・トゥデイ 2016年1月11日21時01分
野党共闘求める 全国各地で「市民選対勝手連」誕生(記者:守田早生里)

(抜粋引用開始)
 全国的な動きを集結させた「市民連合」に続き、全国で続々と誕生している「市民選対勝手連」。今夏の選挙において、野党共闘を求めて候補者を支援する団体で、各地域の選挙環境に応じて、その地域に根
差した活動を展開。全国各地に30の「勝手連」が既に誕生している。
 昨年末に発足記者会見を終え、10日、千葉市内でキックオフパーティーを行ったのは、千葉県の勝手連「ミナちば」。全国で選挙分析を行い、講演会などを行っている「ブロガー」座間宮ガレイ氏が、昨年12月1日に千葉県を訪れたのをきっかけに、直後の12月4日には数人の有志によって、千葉県の「市民選対勝手連」のフェイスブックページが開設された。現在のフェイスブック登録メンバーは60人ほど
だ。
 会見後、初の具体的な活動となったキックオフパーティーでは、プロのDJが音楽を担当。コーヒーや
茶菓子なども用意され、「政治」を語る場としては、全く新しいスタイルといった印象だった。参加者は
、100人を超え、20代、30代の若い層の参加、また女性の姿が多かったのも印象的だった。
(略)
 パーティーは、「ワールドカフェ」と呼ばれる少人数のグループディスカッションから始まった。テーマは、「私たちが望む社会とは?」「どうやって政治や選挙の話を日常生活の中で切り出すか?」の二つ。参院選を語る前に、まずは自分たちが望む社会の青写真を描き、最大の目的である安保関連法を廃止に追い込む野党勢力を国政に送り出すため、選挙や政治に関心のない層へのアプローチについて意見交換を
行った。
(略)
 「ワールドカフェ」に続いて行われたのは、両候補者によるトークセッション。安保関連法について、
立憲主義について各3分ずつ話した。
(略)
 ユニークなイベントとして、候補者に質問を書いたメモを箱の中に入れ、「くじ引き方式」で質問を選
ぶ「くじ引き質問大会」も行われた。選ばれた質問を書いた人には、プレゼントもあるという「新春」な
らではの企画となった。
(略)
 パーティーの最後には、「民主主義ってなんだ?」「これだ!」のコールや、「野党がんばれ!」「野
党は共闘!」などと参加者が声を合わせた。散会後も会場に残って、市民らと熱心に話す両候補の姿があった。浅野氏はこの日、3人の子どもを同建物内の保育室に預けての参加となり、会場を出た後は、すっ
かり母親の顔になっていた。
(引用終わり)
 
 おそらく、著名なブロガー(と言うより、東京新聞が書いているとおり、「選挙ジョッキー」パーソナリティの方が今やふさわしい)座間宮ガレイ氏の、FacebookYouTubeなどをフォローしている人なら、「何を今さら」ということだろうとは思いますが、年末からどたばたで「安保法制の廃止を求める和歌山の会(仮称)」を立ち上げ、年明けから何とかこれを動かしていこうと試行錯誤(四苦八苦と言ってもよい?)している我々にとって、全国の動きと連携するところまで気が回っていなかったというのが正直なところです(今後は分かりませんけど)。
 
 ところで、事情に疎い者は誰でも気になると思いますが、「市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)」と「ミナセン(みんなで選挙)」って、どう役割分担していくんでしょう?
 「立憲デモクラシーの会」「安全保障関連法に反対する学者の会」の関係みたいなものなんだろうか?
 とにかく、結果的に足を引っ張り合うようなことだけは絶対にないと信じたいですね。