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猿田佐世ND(新外交イニシアティブ)事務局長の講演で学ぶ~日米関係という文脈の中の「アメリカ」とは誰のことか?

 今晩(2016年1月29日)配信した「メルマガ金原No.2350」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
猿田佐世ND(新外交イニシアティブ)事務局長の講演で学ぶ~日米関係という文脈の中の「アメリカ」とは誰のことか?

 まず、ND(新外交イニシアティブ)事務局長の猿田佐世弁護士が、青年法律家協会弁護士学者合同部会MLに投稿(1月23日)された文章の一部をご紹介します。
 
「お世話になっております、弁護士の猿田佐世です。私が事務局長を務めております新外交イニシアティブ(ND)では、この度、はじめて私自身の講演会を企画することとなりました。既にこの火曜(1月26日)となりましたが、自分の講演の宣伝で恐縮ながら、多くの方に足をお運びいただければ幸いです。
 沖縄の訪米団のお手伝いなど、これまで続けてきた「ワシントンに日本の多様な声を運ぶ取り組み」を通じて知ることになった日米外交の問題点、既得権が寄って立つ日米外交の仕組み、日本からアメリカのロビーイスト等への資金提供の状況、また、それが日本国内の安保法制や沖縄の基地問題、TPPや原発
問題等についてどのような影響を与えているかなどをお話しさせていただきたいと思っています。
 ここ5年間の研究の結果もご報告させていただきたいと思っておりますので、是非、おいでください。
皆様にお会いできますことを心より楽しみにしております。」
 
 その講演会の概要を、ND公式サイトから引用します。
 
(引用開始)
猿田佐世ND事務局長講演会
外交のしくみを紐解く-安保・原発・TPP・沖縄基地と日米関係の実像-

■開催日時:2016/01/26 Tue. 18:30開場 19:00~21:00(当日はお早めにご来場ください)     ■会場:文京
シビックセンター 2F 小ホール(370人収容)
     住所:東京都文京区春日1‐16‐21 電話:03-3812-7111(文京区役所代表)

安保法制、原発、TPP、沖縄基地などの問題は、日本とアメリカとの関係に密接に関わっています。
この「アメリカ」とは誰を指し、実際の日米外交はどのような形で行われているのか――
アーミテージ報告書は、2000年から日本に集団的自衛権の行使を求めていた」
「"沖縄の人口は2000人か"と聞くアメリカの議員」
「世界で一番多くのロビーイストをアメリカで雇っているのは日本」
「日本政府がアメリカ議会のTPP議員連盟を作った」
「アメリカ政府は日本に使用済み核燃料再処理をやめさせたい」など、
日米外交をウォッチし続け情報発信をしている弁護士 猿田佐世(ND事務局長)が、日米外交のしくみをわ
かりやすく紐解きます。
■プロフィール:
猿田佐世(ND事務局長・弁護士)
自らワシントンにてロビーイングを行う他、日本の国会議員等の訪米行動を企画・実施。二度の稲嶺進
護市長の訪米行動、そして2015年6月には翁長雄志沖縄県知事に随行する沖縄訪米団の企画同行を担当。
米議員・米政府面談設定の他、米シンクタンクでのシンポジウム、米国連邦議会における院内集会等を開催。
■参加費:1000円
チラシ
(引用終わり)
 
 というご案内があったものの、平日に東京まで足を運ぶこともかなわず、動画がネットにアップされたら是非視聴させていただこうと期待していました。
 NDサイトにはまだ公式動画はアップされていないようですが、UPLAN(三輪祐児さん撮影)に一足先にアップされましたので、まずはこちらをご紹介しようと思います。
 
20160126 UPLAN 猿田佐世ND事務局長講演会「外交のしくみを紐解く-安保・原発・TPP・沖縄基地と日米関係の実像-」(2時間04分)
 

 ところで、このメルマガ(ブログ)タイトルの副題を「日米関係という文脈の中の「アメリカ」とは誰のことか?」としたのは、チラシの記載の中で、最も興味を引かれたタームを流用したものですが、少なくとも「誰のことか?」という「誰」がアメリカ人ばかりを指しているのではないはずだという含意を読み取っていただければ幸いです。
 日米外交(と言うよりも日本の対米外交)の一面を浮かび上がらせる貴重な報告だと思います。是非視聴されることをお勧めします。
 
 

(付録)
『世界』 作詞・作曲:ヒポポ田 演奏
:ヒポポフォークゲリラ