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伊藤あすみ弁護士による講演「『子どもシェルター』のとりくみを通して、伝えたいこと」(3/6@和歌山県勤労福祉会館プラザホープ)のご案内

 今晩(2016年2月8日)配信した「メルマガ金原No.2360」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
伊藤あすみ弁護士による講演「『子どもシェルター』のとりくみを通して、伝えたいこと」(3/6@和歌山県勤労福祉会館プラザホープ)のご案内

 和歌山県でただ1つの子どもシェルター「るーも」を運営する特定非営利活動法人子どもセンターるーも和歌山県と共催したシンポジウム「子どもたちのSOS―今私たち大人にできること―」が和歌山県民文化会館小ホールで開催されたのは1月24日(日)のことでした。私は、予告記事をメルマガ(ブログ)に書いて少しだけ広報のお手伝いをしただけで(予告1/24「子どもたちのSOS―今私たち大人にできること―」@和歌山県民文化会館(主催:子どもセンターるーも・和歌山県)のご案内/2015年12月11日)、当日は、放送大学の単位認定試験を2科目受験しなければならず、残念ながらシンポに参加することはできませんでした。
 後に聞いたところでは、多くの人が会場を訪れ、子どもたちの置かれた状況についての理解が深まったという反応が多く寄せられ、大きな成果をあげたそうです。
 
 各報道機関も事前告知に協力的でしたが、シンポ自体も多くのメディアが報じてくれました。以下に、毎日新聞の記事を引用します。
 
毎日新聞 和歌山版 2016年1月25日
子どもシェルター 理解を 「今私たち大人にできること」
現状や利用者の声紹介 桐蔭高生、創作劇も

(引用開始)
 虐待などで安心して生活する居場所を失った子どもたちの緊急避難場所「子どもシェルター」への理解を深めるためのシンポジウム「子どもたちのSOS−今私たち大人にできること」が24日、和歌山市松原通1の県民文化会館であった。パネルディスカッションに加えて演劇も上演され、市民や福祉関係者らが熱心に見聞きした。【道岡美波】
 県内のシェルター「るーも」は2013年10月に開所。これまで10代後半の女子を中心に延べ29人を受け入れた。子どもたちは平均2カ月の入居期間中、一般的な家庭を経験し、担当弁護士やスタッフらと共に児童養護施設や親元など次の行き先を一緒に探す。
 パネルディスカッションでは、元児童相談所職員や担当弁護士らがシェルターの現状や利用者の声を紹介。伊藤あすみ弁護士は「るーもに来る子どもは大人や社会への不信感が強い。自分が大事にされているという実感が生きる力の回復につながる」と話した。今後の課題としては、シェルター退所後のケアやスタッフの負担の軽減などが挙がった。
 その後、県立桐蔭高演劇部が子どもシェルターについて学び脚本を手掛けた創作劇「seven−day prologue」を上演。シェルターでの生活を通し成長していく主人公らを演じた。
(引用終わり)
 
 毎日の記事でも紹介されていますが、1月24日のシンポジウムの第1部パネルディスカッションでパネリストを務めた伊藤あすみ弁護士(るーも理事)は、「るーも」が女子専用の施設であること、また、「るーも」の構想段階から、立ち上げ、そして運営に共に尽力してきたもう1人の若手女性弁護士が、現在、出産・育児休暇中であるということもあって、「るーも」にとって絶対に無くてはならない存在です。
 
 その伊藤あすみ弁護士が、「『子どもシェルター』のとりくみを通して、伝えたいこと」という演題で、単独で講演されるという案内が「民主教育をすすめる和歌山県民連合(教育連合)」から届きました。
 その「御案内」の文書には、「同封のチラシを使って広く参加を呼びかけてください。今回、子育て中の保護者の方にも多く参加いただけるよう、日曜日午後に設定しました。できるかぎり多数の参加をお願いいたします(参加規模は50名以上を予定しています)」とあり、さらに、午後2時から4時(予定)までの2時間のうち、伊藤弁護士の講演が90分、参加者の意見交流が30分という時間配分まで書いてありました。
 1月24日のシンポでのパネリストの1人としての発言だけでは物足りないと思った方には是非お奨めしなければと思った次第です。
 以下に、チラシの文字情報を転記します。
 
チラシから引用開始)
若手弁護士が語る「今、私たちにできること」
「子どもの人権」って知っていますか?
講演 「子どもシェルター」のとりくみを通して、伝えたいこと
講師 伊藤あすみ(弁護士、子どもセンターるーも理事)
□と き 2016年3月6日(日)午後2時~4時(予定)
       受付:午後1時30分~
   
□ところ 和歌山県勤労福祉会館 プラザホープ 2階 多目的室
       和歌山市北出島1丁目5番47号 TEL:073-425-3335(代)
 
※講師プロフィール
伊藤あすみ弁護士
・和歌山弁護士会所属
・きのくに法律事務所で勤務
・「子どもセンターるーも」理事
・和歌山弁護士会子どもの権利委員会委員、同高齢者・障害者支援センター運営委員会委員 など
 
 みなさんは「子どもの人権」について考えたことがありますか?今、子どもたちをとりまく環境は、私たち大人の想像以上に厳しいものになっています。虐待・貧困・いじめ・・・こういった状況の中で、健やかに育つ権利を奪われながら「SOS」を出せないでいる子どもたち。
 今回の学習会では、「子どもシェルター」の運営にとりくんでおられる伊藤あすみ弁護士を講師にお招きして、「子どもの人権」について考えます。「子どもシェルター」のとりくみを通して、子どもたちの声に耳を傾けてきた若手弁護士が語る「今、伝えたいこと」・・・。
 子どもたちの生きづらさと「今、私たちにできること」。学校教職員や子育てにかかわっておられる方・福祉関係者はもとより、多くの方々の参加をお待ちしています。ぜひ、お気軽に足を運んでください!
 
お問い合わせ
民主教育をすすめる和歌山県連合【教育連合】
〒640-8241 和歌山市雑賀屋町東ノ丁50 高校会館内
電話:073-432-6355 FAX:073-432-6357 
(引用終わり)
 
 実は、私と伊藤さんは、同じ和歌山弁護士会の会員というだけではなく、Facebook「友達」でもあるのですが、そこから得た情報によると、伊藤さんは、昨日(2月7日)開催された「紀州口熊野マラソン」フルマラソンの部に出場し、3時間31分28秒(ネットタイム3時間30分52秒)で完走したとか。これがフルマラソン2回目というのですから凄い!
 そういえば、昨年12月には「龍神温泉木の郷マラソン大会」ハーフの部に、11月には「和歌浦ベイマラソンwithジャズ」5㎞の部と「紀の川万葉の里マラソン」(リレーマラソン)に出場していたはず、などと書き出せばきりがなく、さらにトライアスロンにも挑戦しており、彼女のFacebookタイムラインは、「アスリートあすみ」の話題に満ちあふれている、というより、それ以外の話題は載っていないと言っても過言ではありません。
 
 なお、弁護士としての本来業務と弁護士会活動、それから「るーも」とマラソン以外の伊藤さんの活動を、かつて、私がメルマガ(ブログ)でご紹介したことがありました。
 2013年に、青年法律家協会和歌山支部が3回シリーズの「青法協憲法連続講座~完全攻略 深めよう憲法~」を開催したのですが、その第3回「自民党改正草案の問題点」を、伊藤あすみさんと同期の重藤雅之弁護士の2人が担当して解説したのでした(青法協(和歌山支部)憲法連続講座第3回(最終回)のご報告/2013年8月21日)。
 あれからもう2年半も経ったのですね。その間「るーも」の運営に精力を傾け、子どもたちと接してきた伊藤あすみ弁護士の、経験に基づく貴重な講演が聴ける得難い機会だと思いますので、多くの人に参加をお奨めしたいと思います。 
 

(付録)
『Don't mind (どんまい)』 作詞・作曲:ヒポポ大王 演奏:ヒポポフォークゲリラ