wakaben6888のブログ

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間もなく終了する「ラジオフォーラム」で話をされた今中哲二さん

 今晩(2016年2月16日)配信した「メルマガ金原No.2368」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
間もなく終了する「ラジオフォーラム」で話をされた今中哲二さん

 これまで私のメルマガ(ブログ)で何度も番組アーカイブを紹介させていただいてきた
「ラジオフォーラム」ですが、来月(3月)末で終了することになりました。
 公式サイトによる告知から引用します。

(引用開始)
 2012年9月、MBSラジオたね蒔きジャーナル』が放送終了。放送ジャーナリズムのあるべき姿を求める多くの人々の支援によって『ラジオフォーラム』が2013年1月に産声をあげ、この年の瀬で丸3年の節目を
迎えました。
 4年目のスタートに向かうところながら、残念なご報告をここでしなければなりません。今年3月末をも
ちまして、ラジオフォーラムは終了することになりました。
 企業スポンサーに頼ることなく、一貫して市民のみなさんの寄付によって番組をつくり、誰もが参加で
きる自由な言論の場を広げてきました。
 東日本大震災東京電力福島第一原発事故からの日々、そして特定秘密保護法や安全保障関連法の成立、世界各国で止むことがない国際テロなど、ラジオフォーラムは、リスナーのみなさまと、時代の大きな
流れと向き合いながら、確かな存在としてその役割をまっとうできたのではないかと考えています。
 これまで支えてくださったみなさまに感謝しながら、残りの放送に全力投球していけたらと思いますの
で、最終回までどうぞよろしくお願いいたします。
(引用終わり)
 
 ただし、「ラジオフォーラム」は終了しますが、事実上の後継番組が4月からスタートするようです。
 
(引用開始)
【イベント】ラジオフォーラム・ファンの集い FINAL ~ありがとう、そして未来へ 3.11から5年に寄せ
 東日本大震災福島第一原発事故の報道でマスコミ不信が募る中「良心」と呼ばれた、MBSラジオのたね
蒔きジャーナルが惜しまれながら終了。
 その存続活動から、スタートしたラジオフォーラム。スポンサーに頼らない、寄付による放送続けて3年
。ここに、いったん、活動に終止符を打ちます。
 今年春からは、新たに、自由なラジオ LIGHT UP と装い新たに、活動がはじまります。ラジオフォーラ
ムのご支援の御礼と自由なラジオ LIGHT UP へのさらなるサポートのお願いも兼ねました、イベントです。ぜひご来場ください。
 詳しい情報はロフトプラスワンのサイトをご覧ください。
■出演 小出裕章木内みどり、今西憲之、西谷文和、石丸次郎ほか
■日時 2016年3月11日(金)OPEN 18:30 / START 19:30
■場所 ロフトプラスワン(東京都新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 )
(引用終わり)
 
 今日は、3月をもって京都大学原子炉実験所を定年で退職される今中哲二さんをゲストに招いた第162回(パーソナリティ:西谷文和さん)をご紹介しようと思います。
 
(引用開始)
第162回「なぜ、日本はチェルノブイリの教訓を生かせなかったのか?」
Web公開 2月15日(月)
ラジオ放送日 2月12日(金)~19日(金)

00:11 オープニング
02:02 本編前半
14:00 小出裕章ジャーナル
27:08 本編後半
49:29 エンディング
 
ゲスト 今中哲二さん(京都大学原子炉実験所助教)
パーソナリティ 西谷文和(ジャーナリスト)
テーマ なぜ、日本はチェルノブイリの教訓を生かせなかったのか?
 
■なぜ、日本はチェルノブイリの教訓を生かせなかったのか?
 福島第一原発の事故直後から被災地に入り、放射線量を測定し続けた京都大学原子炉実験所助教の今中哲二さんが今回のゲスト。2号機格納容器爆発の政府発表でメルトダウンを確信した今中さんは、20回以上
現地を訪れたというチェルノブイリの教訓を振り返りながら現地調査を繰り返しました。
 しかし残念ながら、チェルノブイリの教訓が生かされたとは言えないといいます。その理由とは何か?
今中さんが見た事故直後の福島の壮絶な実態とは?西谷文和がお聞きします。
 
■問題だらけの高浜原発再稼働?小出裕章ジャーナル
 関西電力高浜原発3号機(福井県)が先月、3年11カ月ぶりに運転を再開したました。全国に広がる原発
再稼動反対の民意は、簡単に押し切られた格好です。
 関西電力が再稼働を異常な早さて?進めた理由とは?周辺住民の避難計画が再稼働の要件としなくてよい
とされたから?4月から始まるの電力自由化に向けた経営的な事情?小出さんが詳しく解説します。
(引用終わり)
 
 今中哲二さんによる講演動画は、小出裕章さんほどではありませんが、探せばたくさん見つけられるはずです。
 そのうちのおそらく最新の動画の一つ(主催:いわき放射能市民測定室たらちね)を以下にご紹介しておきますが、上記ラジオフォーラムでの西谷文和さんによるインタビューは、「入門 今中哲二」という
か、「入門 チェルノブイリと福島」というか、そのようなものとして有用ではないかと思いました。
 ですから、「ラジオフォーラム」での今中さんの話に耳を傾けた後で視聴すれば、1月31日に行われ
た学習会での、それも「いわきの初期被曝調査」という相当に絞り込んだテーマについての講演を理解するためにも、大いに役立つのではないかと思います。
 
事故直後の被曝量をいまから見積もる試み:飯舘村いわき市(2時間11分)
主催/連絡先:認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね
 
 

(弁護士・金原徹雄のブログから)
2013年4月9日
2013年4月22日
 

(付録)
『花は咲けども』 作詞:横澤芳一 作曲:おおきふみお 演奏:影法師