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「早大有志の会」連続講座第一回「安倍政権の歴史認識と安保法制」(2/26)を視聴する

 今晩(2016年2月27日)配信した「メルマガ金原No.2379」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
早大有志の会」連続講座第一回「安倍政権歴史認識と安保法制」(2/26)を視聴する

 「立憲デモクラシーの会」が主催する立憲デモクラシー講座が、第1回の石川健治東京大学教授(憲法学)から第5回の杉田敦法政大学教授(政治学)まで、そして予告されているところでは、3月4日の三浦まり上智大学教授(政治学)、3月18日の齋藤純一早稲田大学教授(政治学)まで、ずっと早稲田大学早稲田キャンパスを会場として開催され、もしくは予定されています。そのうちの一部は「安保関連法の廃止を求める早稲田政経有志の会」との共催とされていますが、このたび、「安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会」が独自に主催する連続公開講座が昨日(2月26日)からスタートしました
。その概要を知るため、第1回のフライヤーから主要部分を転記します。
 
(抜粋引用開始)
反知性主義に抗う「早大有志の会」が放つ
危機における“時代の正体”公開講座
 
第一回 2016年2月26日(金)18:30~20:30
二・二六事件から80年目の日に問う!
安倍政権歴史認識と安保法制
 
大日向純夫(早稲田大学教授)
『安倍「戦後70年談話」の検証』
 おびなた・すみお 1950年生まれ。早稲田大学教授(文学学術院)。専門は日本近現代史。2002年以来、日中韓3国共同の歴史書づくりに参加し、共編著として、2005年「未来をひらく歴史」(高文研、日本ジャーナリスト会議特別賞受賞)、2012年「新しい東アジアの近現代史」上・下(日本評論社)を刊行。
 
戸邉秀明(東京経済大学准教授)
『戦後沖縄史から見た日本政府の歴史認識』 
 とべ・ひであき 1974年生まれ。東京経済大学准教授(経済学部)。専門は沖縄近現代史、特に復帰運動史。2015年11月、本土の沖縄現代史研究者の連名で「戦後沖縄・歴史認識アピール」を起草・発表(『世界』2016年1月号掲載)。アピール正式標題は、「沖縄と日本の戦後史をめぐる菅義偉官房長官の発言に抗議し、公正な歴史認識をともにつくることを呼びかける声明」。
 
趣旨 安全保障関連法案に反対する国会内外の運動の過程において、安全保障政策の問題点だけではなく、立憲主義・民主主義・平和主義という日本という国を成り立たせている基盤そのものの毀損が露わになってきました。この連続公開講座は、現政権の推進する諸政策、メディア対策、あるいは、その背後にある歴史認識・価値認識の検討を通じて、この危機における“時代の正体”を解明することを目指します。
 
会場 早稲田大学(早稲田キャンパス) 14号館101教室
 
今後の予定
第二回 2016年4月15日(金)18:30~
 安倍政権の教育政策と安保法制
第三回 2016年4月28日(木)18:30~
 改憲と沖縄(仮題)
第四回 2016年6月24日(金)18:30~
 安倍政権のメディア対策と安保法制
 
主催 安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会
後援 早稲田大学憲法懇話会
(引用終わり)  
 
 立憲デモクラシーの会は、その名が示すとおり、憲法学者・政治学者が呼びかけ人の中心となっており、そのことは、立憲デモクラシー講座の内容にも反映しています。
 その点、「安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会」が主催する連続公開講座は、予告されている第四回までのテーマを眺めても、近現代史、教育、メディア論などの幅広い視点から“時代の正体”を解明しようとしており、非常に有益な知見が得られるのではないかと期待されます。
 
 昨日の連続講座第一回についても、立憲デモクラシー講座と同様、UPLANの三輪祐児さんが撮影して動画を公開されていますので、是非視聴をお奨めしたいと思います。
 
20160226 UPLAN【早稲田有志の会・連続公開講座第1回】「二・二六事件から80年目の日に問う!安倍政権の歴史認識と安保法制」(2時間06分)

7分~ 大日向純夫早稲田大学教授『安倍「戦後70年談話」の検証』
50分~ 戸邉秀明東京経済大学准教授『戦後沖縄史から見た日本政府の歴史認識』 
1時間37分~ 質疑応答