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Facebookで振り返る「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016」

 今晩(2016年3月13日)配信した「メルマガ金原No.2394」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
Facebookで振り返る「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016」

 今日(3月13日)午前10時から午後3時まで、和歌山城西の丸広場で開催した「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016」には、延べ600人という多数の方にご参加いただくことが
できました。
 実行委員会の一員としてあつく御礼申し上げます。
 早速、その概要をレポートしたいと思いますが、速報としてFacebookに写真付きレポートをいくつかに
分けて投稿しましたので、それを転載することで責めをふさぎたいと思います。
 なお、写真についてはリンク先のFacebookアルバムでご覧ください(ブログには1枚ずつ掲載するこ
とにしますが)。
 
 好天に恵まれ、とまではいきませんでしたが、雨にも降られず、朝方少し冷え込んだものの、徐々に暖かくなりましたので、まずまずのイベント日和になったのではないかと思います。原発ゼロを目指す3月の西の丸広場の集会は、今の実行委員会形式になってから今年で4回目となります。午前10時から午後3時までの5時間ずっと参加してくださった方も相当おられましたが、今日は様々な行事があちこちで立て込んでおり、午前中の全体集会だけ、あるいはその後のデモまで、または午後のステージ企画だけという参加者もおられました。実行委員会が、参加者に配布した当日のプログラムの残部等から推計したところでは、延べ参加者数600名ということであり、あとでご紹介するデモ参加者数(これは私が実数をカウントしました)から考えても、ほぼ掛け値無しと言って良い数字だと思います。県外からも含め、多くの方にご参加いただき、まことにありがとうございました。
フクシマ2016中川美保 なお、全体集会に先立ち、このイベントには3年連続出演となるサクソフォン奏者の中川美保さんが、駆け付けて演奏してくださいました。私は、中川さんが2013年に発売された「美ら島ぬ潮風」(ちゅらしまぬかじ)」という沖縄所縁の曲をセレクトしたCDを購入したいと思いながら、会場を回ってカンパ集めをしていたため、本部テントに駆け付けた時には既にCDは仕舞われる寸前だったのですが、もう一度出してきてくれて中川さんが丁寧にサインしてくださいました。お手数をおかけしました。これから聴くのが楽
しみです。
 ところで、全体集会の最初は、実行委員会を代表して私が開会挨拶を行いました。その挨拶のために書いた予定稿については、イベント宣伝のために一昨日のブログに掲載したのですが(和歌山城西の丸広場でお待ちしています!~3/13フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2016/2015年3月11日)、私はスピーチ原稿は書いても、本番では原稿は持たないことにしているため、予定稿通りにしゃべれるかどうか心許なかったのですが、どうやらほぼ原稿通りに話せたようです。もっとも、もう少し短くすべきだったと終わってから思いましたけどね。
 
 午前中の全体集会のメインゲストは、希望の牧場・ふくしま代表の吉沢正巳さんでした。ご存知のように、吉沢さんは、浪江町の牧場に残り、殺処分を拒否し、300頭以上の牛たちを被ばくの生き証人として生かし続けている方ですが、放射能をまき散らして多くの生命や自然を奪いながら、何の責任もとらない東電や国を厳しく糾弾し続けておられます。
フクシマ2016吉沢政巳 今日のお話を聴いた参加者の皆さんも、怒りをもって不正義に立ち向かう勇気が湧いてきたのではない
かと思います。
 なお、和歌山会場では、牛のモニュメント(実は下の方についている頭蓋骨は本物ではないかと思うのですが)を軽ワゴンが牽引した状態のまま展示され、そのまま午後から田辺市で行われる集会の会場(紀
南文化会館)までこの車で吉沢さんは移動されました(紀南文化会館のどこに駐めたのだろう?)。
 このモニュメントは故障して静岡で修理中であったところ、何とか今日の和歌山イベントに間に合わせ
るべく修理を急がせ、このような勇姿を我々は目にすることが出来たと聞いて
います。
 なお、このモニュメントの陸送(牽引走行)を手伝った西郷章さんは、あまりの運転の難しさに途中で
「死にそうになった」と述懐しておられました。そして、今回の福島行き(「3.11反原発福島行動'16」参加と吉沢さんを和歌山まで案内するという大役)について、体験手記を書くつもりだということでしたので、書き上がったら、まず私のメルマガ(ブログ)に掲載したいと申し込んで快諾いただきました。読者の皆さん、西郷さんの手記の完成をお楽しみに。
 
 全体集会は、吉沢さんのスピーチの後、集会アピールを採択し、それからアピールパレードに出発ということになるのですが、準備にやや時間がかかるということで、その間に実行委員の何人かは「募金箱」を持って会場を回り、カンパを要請することになりました。私もカンパ箱担当の1人に任命され、会場をぐるぐる移動するうちに、多くの方からカンパを頂戴することができました。まことにありがとうございました。その中には、午後からのステージに出演してくださる方々から「出演料」(?)としていただいてしまった分もあり、恐縮至極でした。
フクシマ2016アピールパレード さて、アピールパレードのコースは、例年通り、和歌山城追廻門を出て県庁前交差点を左折して三年坂を下り、関西電力和歌山支店を右手に眺めながら屋形町交差点を左折。次に三木町交差点を左折してけやき大通りに出て、西の丸広場に戻るという、1時間近くかかるコースでした。私は、いつものように、写真
を撮りつつ参加者数をカウントしたのですが、ここで正式な(?)参加者数を発表します。
  全体300人(内子ども16人、犬3頭)
 「300」の中にはワンちゃん3頭も含まれています。これは掛け値なしの実数です。
 てい団は、前後2つに別れましたが、前方のコーラーはお馴染みの「にしでいづみ」さんでした。ここ
しばらく「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」で「にしで」さんのコールを聞いていなかったので、久々のような気がしましたが、やはりいいですね。長時間お疲れ様でした。
 
フクシマ2016エコかるた アピールパレードの次はブース企画について書くべきなのですが、実は写真もほとんど撮っておらず、書くべき材料がほとんどないのです。一応自分が所属する「子どもたちの未来と被ばくを考える会」のブースには顔を出し、1回50円の輪投げにも挑戦して5投中1投が命中するというまずまずの成績(?)をあげたりしたのですが、その時は写真を撮っておらず、昼休み中に撮影したのはわずかに絵本読み聞かせとエコかるた(いずれも新日本婦人の会)の2枚だけでした。実は、当初13時からと聞いていたステージ企画が15分早めにスタートしたため、ブースの写真を撮っている時間がなくなり、ステージ前にへばり着いたのが、ブース企画の写真が少ない原因です(ということで責任転嫁しておく)。
 和歌山県民主医療機関連合会の「豚汁&おにぎり」と和歌山県職員組合の「おでん」は美味しかった
のですが、写真は撮っていませんからね。
 ということで、どんなブースが出ていたのかについては、当日配布されたプログラムのブース一覧をPDF
化しておきますので、ご覧ください。
 
フクシマ2016みかんこ ステージ企画に最初に登場したのは「みかんこfeat.ひろこ」の皆さん。5人のメンバーの内、都合のついた3人(松永久視子さん、中里佳世さん、芝野絢子さん)に、サポートメンバーの「ひろこ」さんがキーボード&コーラスで参加となりました。
 いつものアカペラもいいけれど、伴奏付きのコーラスもいいですね。
 今日の演奏曲目は以下の5曲でした。
翼をください
②平和の琉歌
③花は咲く
④世情
上を向いて歩こう
 私にとっては皆なつかしい曲ばかりなので、みんな一緒にくちずさめました。中島みゆきの「世情」は
、「金八先生」は見ていなかったけれど、どんぴしゃ私の同時代曲ですからね。
 「みかんこ」はいつも選曲のセンスが素晴らしい。今度は是非フルメンバーでの演奏を聴かせていただ
きたいと思いました。
 
 ステージ企画の2組目は「なつおmeets南風」の3人。私がこの3人の「なつおmeets南風」としての演奏を聴くのは何年ぶりだろうか。なっちゃん(嶋田奈津子さん)と美奈ちゃん(笠松美奈さん)がそれぞれ出産して子育て真っ最中のママとなったこともあり、こういう機会でもなければなかなか集まれないとうことでしょう。
フクシマ2016なつおmeets南風 今日は、なっちゃんの第二子(男の子)誕生後の「歌いはじめ」のステージでもあったそうです。
 演奏後に聞いたところでは、なっちゃんと美奈ちゃんは昨日少し音合わせをしたようですが、健ちゃん(南健二さん)
はぶっつけ本番だったとか。
 美奈ちゃんがいきなり全然違う曲のイントロを弾き始め、残りの2人を驚かせたなどということを聴衆に全然気づか
せないだけの年期の入り方を感じさせる(?)息の合った演奏ぶりで、とても感激しました。
 この3人での『スナメリ泳ぐ海』も久々だったけれど、やはり名曲だ!
 次の出番に備えていたヒポポフォークゲリラの皆さんも、途中からステージ前に出てきて熱心に彼らの
演奏に聴き入っていましたね。
 今日の「なつおmeets南風」の演奏曲目は以下のとおりでした。
①サンシャイン
②スマイル
③ひかりのわ
④スナメリ泳ぐ海
⑤そろそろ
笠松美奈作詞作曲の④を除けば、全て嶋田奈津子作詞作曲で良かったかな?)
 是非また和歌山市で本格的な「なつおmeets南風」のライブをやって欲しい、と切に思いました。ありがとう、素晴らしい演奏でした。
 
 ステージ企画の3組目は、大阪からお招きした(何と1人だけ名古屋からとか!)ヒポポフォークゲリラの皆さん。今日は、ヒポポ大王以下、男性3名、婦人部3名の計6人編成で参加してくださいました。出演交渉を担当した私としては、3年前の3月、雨模様のここ西の丸広場でヒポポ大王と初対面の挨拶をして以来、「和歌山でヒポポフォークゲリラの演奏が聴きたい」という夢がようやく叶った、特別な1日となりました。演奏曲目は以下のとおり。
フクシマ2016ヒポポフォークゲリラ1原発ショー歌(小林旭自動車ショー歌」の替え歌)
②大阪のオバチャン
③どんまい(Don't mind)
原子力値千金(何の替え歌でしたっけ?)
⑤世界
東電に入ろう(倒電に廃炉
アンコール曲 アメイジンググレイス+愛しちゃったのよ
 ②、③、④は素晴らしいオリジナル曲で、私のブログでも、たびたび(付録)としてご紹介している曲
です。
 ①、⑥はYouTubeで多数のアクセスを集める反原発替歌の代表曲。
 音楽で原発推進への異議申立てをやるという強固な意志が、聴衆の皆さんにもストレートに伝わった
のではないかと思います。
 是非また和歌山で歌っていただく機会を設けたいですね。
 
フクシマ2016ヒポポフォークゲリラ2 ヒポポフォークゲリラの写真その2は、演奏前と演奏後です。6人全員の集合写真は、「なつおmeets南風」の演奏中(前半)、ステージ(トレーラー)裏のバックヤードにて撮影したもの。もう1枚は、フィナーレで「うたごえオールスターズ」が歌唱指導する「ケサラ」に唱和するヒポポフォークゲリラの皆さん。
 実は、このフィナーレの後、ステージ前でヒポポフォークゲリラの皆さんと会場に残っていた多数の参
加者との集合写真が撮られたのですが、その時ちょうど私のデジカメが予想外の「メモリがいっぱいです」状態で撮影不能に!まことに残念至極ですが、誰かが撮影したものをFBにアップしてくれたらシェアするつもりです。
 
フクシマ2016集合写真 カメラの不調で私が撮影できなかった最後の最後の集合写真。津村知恵子さんが2枚送ってくださいました。どうせ撮影不能なら、私も中に入っておけば良かったと言っても「あとのまつり」ですね。
 もう1枚は、その集合写真撮影会も終わり、みんなが帰宅の途につく頃、ヒポポ大王とヒポポフォーク
ゲリラ婦人部の皆さん、それと「なつおmeets南風」の南健二さんとの記念写真です。そうそうもう1人、
「なつおmeets南風」のキーボード奏者・笠松美奈さんの息子さんがヒポポ大王に抱かれて泣きそうになっていますね(というか、もう泣いています)。東条雅之監督の映画『祝福(いのり)の海』をご覧になった方であれば、「あの生まれたばかりの赤ちゃんが、もうこんなに大きくなったのか」と感慨一入ではないかと思います。ちなみに、この写真は杉勝則さんに撮っていただきました。
 
(最後に)
 以上、Facebookへの投稿を転載する形でとりあえず今日1日を振り返りました。一部だけ参加された方にも、これで全体像がお分かりいただけたでしょうか?
 そうそう、ステージ企画の3組の演奏が終わった後、実行委員会構成団体による1分間アピールが行われたのでした。実は、ヒポポフォークゲリラの演奏が終わったこの時間を利用して、気になっていたブースに行って買い物をしていたため、写真があまり撮れていないのです。
 1分間アピールを行ったのは以下の団体だったと思います(多分)。
○子どもたちの未来と被ばくを考える会
憲法を生かす会・和歌山
○楠見子連れ9条の会
原水爆禁止和歌山県協議会
原発をゼロにする和歌山県民の会
 
 Facebookへの投稿作業を終え、事務所を出て帰宅しようとしたところ、本格的に雨が降っていました。天気予報通りなのですが、西の丸広場での閉会時まで、天候がもってくれて本当に良かったです。来年も同じような規模で集会を持てるかはこれから議論しなければなりませんが、どのような形にせよ、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ」という志を形にし続けることは私たちの責任だと思います。
 これからも、ご協力をよろしくお願いします。 
 

(付録)
『Don't mind (どんまい)』 作詞・作曲:ヒポポ大王 演奏:ヒポポフォークゲリラ