読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

参院選比例区の応用問題~社民党の場合

政治 法律
 今晩(2016年5月26日)配信した「メルマガ金原No.2468」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
参院選比例区の応用問題~社民党の場合

 昨日(5月25日)は、「参院選比例区(比例代表選出議員の選挙)の基礎知識をおさらいしましょう」と題し、「投票方法」についてのまことに基礎的な勉強をした上で、統一名簿方式(桜の木)が当初目指したものはなんであったか?民進党が乗ってこずに「桜の木」が挫折したことによって立ち上げられた「国民 怒りの声」が有権者にどのように受け止められるか?というかなり高度な応用問題を考えるための素材となる
動画(5/19小林節氏記者会見)をご紹介したのでした。
 
 今日は、引き続き参院選比例区を考えますので、「投票方法」についての基礎的な学習の成果は踏まえておいていただく必要があります(未読の方は是非昨日のブログをお読みください)。
 その上で考えるべき今日の応用問題は、「社民党の場合」です。
 
 今度の選挙で改選期を迎える社民党参議院議員は、以下のお2人です。2010年施行の第22回参議院議員通常選挙で、いずれも比例によって選出された議員です。
  福島瑞穂議員  381,554票 
  吉田忠智議員  130,745票

 右横の票数は、昨日のブログで説明したとおり、比例代表選挙の投票用紙に、「社民党」という党名で
はなく、個人名を書いて投票してくれた票を何票獲得したかという数字です。
 6年前の選挙比例代表において、社民党は、2,242,735票(得票率3.84%)を獲得し(この
中には個人票も含まれています)、2議席を確保しました。
 ところが、その3年後の2013年・第23回参議院議員通常選挙比例代表での社民党の獲得票数は1,
255,235票(得票率2.36%)にとどまり、又市征治氏1人だけがかろうじて当選しました。
 思えば、2010年の選挙では、普天間飛行場の県外・国外移転を断念して辺野古に回帰するという鳩山由紀夫内閣迷走の余波を受け、福島みずほ党首(当時)が「社民党は沖縄を裏切れない」として閣議への署名を拒否して罷免され、連立を離脱して間もない時期に行われたのですから、その政治姿勢を評価する人々が一定数いただろうことは想像に難くありません。もっとも、それでも2007年選挙と比較して40万票近く票を減らしていたのですが。
 
 さて、ここまで読んでくれば、参議院の比例で議席を獲得するというのが容易なことではないこと、全国的な組織票の有無が当落を大きく左右すること、100万票以上獲得するめどがたたなければ、獲得した票は全て「死票」になる公算が高いということが分かるかと思います。
 実際、直近の2013年に行われた参議院議員選挙の比例では、125万票余りの社民党が1議席確保したものの、それに次ぐ94万票以上を集めた生活の党は議席を獲得できませんでした。それ以下の、新党大地(52万票余)、緑の党グリーンズジャパン(45万票余)、みどりの風(43万
票余)、幸福実現党(19万票余)に投じられた票は全て「死票」です。
 小林節さんが、「桜の木」構想(統一名簿方式)を野党に働きかけたのも、つまりはこういう現実を踏まえてのことだったという訳です。
 
 そして「社民党の場合」です。2013年以降、社民党の党勢が伸びていることをうかがわせる要素というのは、残念ながらあまり見当たりませんよね。
 そうだとすると、具体的な内情はよく分かりませんが、社民党吉田忠智党首が民進党との合流を打診したとか(その後撤回したようですが)、小林節代表の「国民 怒りの声」との統一名簿を要請をしたとか
いう動きは、まあ「気持ちは分かるが」というものですね。
 生活の党と山本太郎となかまたちも含め、小規模リベラル政党がどのように生き延びることが出来るかは(あるいは出来ないかは)、この比例代表選挙での帰趨が大きく左右するだろうことは間違いありません。
 
 最後に、この前の土曜・日曜、関西地方で遊説した福島みずほ議員(社民党副党首)の講演と対談(何と内田樹さんとの!)の動画が、IWJの地方チャンネルのアーカイブで視聴することができますので、ご紹介しておきます。
 
 
政治を市民に取りもどす 福島みずほ×内田樹 2016.5.22
3分~ 司会 小山乃里子氏(ラジオパーソナリティー
5分~ うた 萩原良子氏、ピアノ 山岸陽子氏「さとうきび畑
16分~ 開会挨拶 北上哲仁氏(兵庫県川西市議会議員、社民党
21分~ アピール 水岡俊一氏(参議院議員民進党
27分~ 対談 福島みずほ氏(社会民主党副党首、参議院議員)×内田樹氏(思想家、神戸女学院大学
誉教授)
1時間38分~ 激励挨拶 羽田尚子氏(安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫)/粟原富夫氏(神戸市議会議員、新社会党)/丸尾牧氏(兵庫県議会議員、緑の党)/平松邦夫氏(元大阪市長)/中川智子氏(兵庫県宝塚市長)/
武建一氏(全日建連帯労組関生支部委員長)
2時間17分~ 決意表明 福島みずほ
2時間27分~ 閉会挨拶 服部良一氏(元衆議院議員
 

(付録)
『Don't mind (どんまい)』 作詞・作曲:ヒポポ大王 演奏:ヒポポフォークゲリラ