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DVD『ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々』上映会のご案内(6/25子どもたちの未来と被ばくを考える会@和歌山)

 今晩(2016年6月14日)配信した「メルマガ金原No.2487」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
DVD『ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々』上映会のご案内(6/25子どもたちの未来と被ばくを考える会@和歌山)

 2012年4月に結成され、当初から私も世話人に名前を連ねる「子どもたちの未来と被ばくを考える会」の総会が来る6月25日(土)に開かれるのですが、総会の際には、会員以外の方の参加も歓迎する企画も併せて開催する例になっており、今年はDVDの上映を行います。
 以下に、開催概要をお知らせします。
 
「子どもたちの未来と被ばくを考える会」総会とDVD上映会
日時 2016年6月25日(土)
(13:30~14:15 総会議事)
 14:30~ DVD(映画)上映
会場 和歌山市勤労者総合センター4階 視聴覚室
      和歌山市西汀丁34番地
参加費 無料(どなたでも参加できます)

上映作品
『ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々』
“Nuclear Savage the Islands of Secret project4.1”

監督 アダム・ジョナス・ホロヴィッツ Adam Jonas Horowitz
87分/日本語字幕(松久保肇 原子力資料情報室)
作品の内容 ビキニ水爆実験後のマーシャル諸島島民への極秘被ばく人体実験(プロジェクト4.1)を追いかけた貴重なドキュメント映画です。
 1986年、アダム・ジョナス・ホロヴィッツマーシャル諸島で最初の映画を撮影し、そこで目にしたものに大きなショックを受けた。放射性ヤシの実、漏洩する放射性廃棄物貯蔵施設、過密なスラム、これらは全て米国の植民地時代に受けた、67回に及ぶ冷戦期の核実験の影響だ。核実験は島々を吹き飛ばし、全ての人々に壊滅的な打撃を与えた。
 20年後、アダムは「Nuclear Savage」と題したドキュメンタリ―を撮るためにマーシャル諸島に帰ってきた。米政府による意図的な放射能汚染から数十年後の、島民たちの尊厳と生存をかけた戦いを、生活に密着して描き出したのだ。
 Nuclear Savage は政治的・文化的なスキャンダルを暴露し、数々の賞を受賞した。
 近年、機密解除された米政府の公文書や、生存者の証言、非公開だった写真などにもとづき、これまで語られてこなかった物語の真実の姿をドキュメンタリ―で明らかにした。米国の科学者たちがどのようにして、この太平洋の楽園を放射能の地獄に変えてしまったのか。マーシャル諸島の人々が、30年にもわたって、死の灰が人体へ与える影響を調べる実験動物として扱われてきたという事実。

主催 子どもたちの未来と被ばくを考える会
連絡先 松浦(073-451-5960)
 
 日本語字幕付き予告編の動画はないか?と探してみたのですが、見つかりませんでした。やむなく英語版を探したところ、約7分の映像がありましたのでご紹介します。これで大体のイメージはつかんでいただけると思います。
 
Nuclear Savage(7分13秒)
 

 原子力資料情報室が、第85回公開研究会として、「ニュークリア・サベージ上映会」を開催した際(2014年11月16日)に講演されたフォトジャーナリスト・豊﨑博光さんのプレゼンテーション資料が、同情報室ホームページにアップされていました。これを読むだけでも、この映画が取り上げた「プロジェクト4.1研究」のアウトラインを知ることができます。
 
 つい先日(6月11日)、核戦争防止和歌山県医師の会主催により、映画『放射線を浴びたX年後』二部作(伊東英朗監督、南海放送制作)上映会があったばかりですが、もちろん、米国による核実験で被ばくしたのは日本の漁民だけでないことは言うまでもなく、生活の場を核実験場とされた多くの人々がいたのです。
 貴重な機会ですので、関心のある方に是非お勧めしたい企画です。
 ただし、会場のキャパに限りがあるため、何人もの方が連れ立って来られた場合に席があるか?という問題がありますので、事前に「連絡先」に問い合わせていただいた方がよいかもしれません。